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(山梨県の道の駅 no.18)

道の駅 富士川


全国1100以上の道の駅を巡った道の駅旅人が現地調査に基づいた情報を提供するサイトです。
プロモーションサイトではありません。非公式サイトだから書ける利用者目線の忖度の無い情報をお届けします。

利用者目線の道の駅満足度

独自性(目的地になり得るか) ★★☆(2.0) [「みみほうとう」等、富士川町の特産品を多数販売]
利便性(立ち寄る価値) ★★★(3.0) [高速インター直結。レストランの営業時間は長くて便利]
夜間の仮眠 ★★★(3.0) [free-wifiの電波が駐車エリアまで届く。すぐ近くにショッピングモールあり。温泉まで2km]
「独自性」本駅ならではのものがあるか / 「利便性」利用価値が高いか / 「夜間の仮眠」夜間仮眠の環境
採点基準の詳細はこちらから。 なお、本採点は道の駅旅人としての個人的な見解であり、利用目的により満足度は異なることを予めご承知ください。 なお、夜間の仮眠は車中泊とは異なり全ての道の駅で公式に認められています。



道の駅基本情報
駅名 富士川(ふじかわ)
住所 山梨県南巨摩郡富士川町青柳町1655-3
コード 312 791 448*74
駅名の由来 町名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 無休
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 9:00~17:30)
道の駅のお土産 みみねじり菓子小麦まんじゅう、ほうとう、ラーほー、柚子りんごパイ、米粉バウムクーヘン、 黒豆どら焼き、山家焼き、田舎まんじゅう、地酒ゼリー「甲斐の酒蔵」、桃ちゅるる、シャインマスカットラスク、水のわらび餅、 鰍沢のしそジュース、トウモロコシ各種、春鶯囀(しゅんのうてん)夏酒
道の駅グルメ みみほうとうみみストローネ、とりもつ定食、信玄ソフト、シャインマスカットソフトクリーム

・道の駅「富士川」アクセスと概況

中部横断自動車道の下り線に直結

 中部横断自動車道の増穂ICから南に800m、山梨県西部の富士川町に「道の駅 富士川」はある。 まず、本駅へのアクセス方法に関して。 インターからの道順は真っすぐな一本道で迷う要素はどこにも無いが、 高速の有料/無料区間の切り替わりや本駅の高速道路直結の状況で色々と複雑な状況がある。 まず、この点を最初に整理しておきたい。

 本駅は中部横断自動車道の下り線(北行き方面)に直結した道の駅。 上り線(小諸方面から静岡方面へ)からは繋がっていないため、上り線利用の方は無条件で増穂ICで降りる必要がある。
 また、中部横断自動車道は静岡県側から六郷IC(増穂ICの一つ手前)までは無料区間。 下り線利用で、本駅到着後は高速道路を利用しない方は六郷ICで降りる方がベター(下道で約12km)。 高速道路料金420円(普通車)の節約が出来る。
 下り線利用で、本駅到着後に再び高速道路を利用される方は増穂ICで降りてはいけない。 増穂ICの直前に本駅の入り口を示す看板があるので、看板の誘導に従えば高速道路を降りずに本駅に到着できる。
 なお、下り線利用で本駅の高速道路用の駐車場を利用した後に増穂ICで降りることも可能。 高速料金は掛かるが「お金より時間が大切」という方もいるだろう。 ただ、その場合でも個人的には一つ手前の六郷ICで降りることがお勧め。 理由は本駅の高速道路用の駐車場と駅施設がやや離れているため(300m位)。 特に悪天候の時は一般道用の駐車場を利用することがお勧めである。

道の駅「富士川」の道の駅看板の写真
道の駅看板

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・道の駅「富士川」の名物商品

郷土料理の「みみ」が名物

 本駅は農作物直売所を兼ねた物産館レストランから成る道の駅。 高速道路からも一般道からもアクセス可能という便利な立地条件のためだろうか、利用客はかなり多い印象。 本駅に関しては公式発表が無いため推定になるが、感覚的に年間70万人位の利用客はありそう。 特に2024年5月から始まった日曜朝市が好評で、日曜日は早朝から駐車場が満杯になるくらい混雑する。

道の駅「富士川」の物産館とレストランが入る駅施設の写真
物産館とレストランが入る駅施設
 物産館では富士川町、及び山梨県内の特産品を数多く販売。目測にはなるが1000種類位の商品が販売されている。 地元の富士川町産の商品が多いのが本駅の特徴。 私が軽く本駅の商品チェックを行っただけでも地元の商品は12種類(詳しくチェックすれば20品位はありそう)。 これは「道の駅では地元の商品を買いたい」と考える、私のような「道の駅巡らー」にはとても嬉しいことである。

 その富士川町の特産品の代表は「みみ」。 「ほうとう」によく似た商品だが、形状が農具の「箕(み)」に似ていることから付けられた名称。 鎌倉時代に源氏の武将が戦勝を祝う際に食したと言われており、現在でも富士川町では祝いの日に食されているそうだ。
道の駅「富士川」の特産品「みみ」の写真
物産館では富士川町の特産品「みみ(2食入り474円)」を販売
 物産館では「みみ(2食入り474円)」を販売。包装には「おいしい召し上がり方」が記されているため、 自宅でも本場の「みみ」を満喫することが出来る。 ただ、具材やつゆ、調理の際に使用する味噌が付いていないので料理初心者にはやや作るのは難しいかも知れない(私は味噌の量の調整に失敗)。
 お手軽に確実に美味しく味わいたい方はレストランで提供されている「みみほうほう(1000円)」を注文する方が良いかも知れない。 ちなみに食感的にはほぼ「ほうとう」。 形状的に柄の部分の密度が高いのでその部分はズッシリとした食感。食感の変化も楽しむことが出来る。
富士川町の特産品「みみ」を調理した写真
富士川町の特産品「みみ」を自宅で作ってみた。味噌の分量をミスしてやや失敗作だが、それでもかなり美味しい。
道の駅「富士川」の「みみ」の形状を表した写真
「みみ」単独の形状はこんな感じ。確かに農具の「箕」に似ている。
 インパクトではやや「みみ」に劣るが、「ねじり菓子」「小麦まんじゅう」も富士川町の伝統的な特産品。 売上的には「みみ」を押さえて本駅の人気No.1商品になっている。 価格はどちらも380円。ドライブ中のおやつに最適ではないだろうか。
 その他、富士川町の老舗菓子舗「山本屋」が提供する「黒豆どら焼き」、 同じく「松月堂」が提供する「山家焼き」「田舎まんじゅう」「地酒ゼリー」、 「竹林堂」が提供する「塩まんじゅう」も富士川町の特産品として販売されている。
道の駅「富士川」の人気No.1商品「ねじり菓子」の写真
本駅の人気No.1商品の「ねじり菓子(380円)」。富士川町の伝統的な銘菓である。
 その他にも「春鶯囀(しゅんのうてん)夏酒」「鰍沢のしそジュース」も富士川町産の本駅ならではの商品。 物産館の一角にはバウムクーヘン専門店「BAUM ARURA」もあり、 富士川町の棚田で収穫されたコシヒカリを使った「米粉バウムクーヘン」が販売されている。
 農作物直売コーナーでは富士川町の野菜、果物を30種類位は販売。 特に夏の時期に販売されるトウモロコシは本駅の自慢の商品。 ドルチェドリーム、カントリー娘、きみひめ、ゴールドラッシュ等、色々な品種が販売されている。

道の駅「富士川」にあるバウムクーヘン専門店「BAUM ARURA」の写真
館内にはバウムクーヘン専門店「BAUM ARURA」もある。富士川町の棚田で収穫されたコシヒカリを用いた「米粉バウムクーヘン」が人気。

・道の駅「富士川」のグルメ情報と付帯施設

太鼓堂に富士川龍門のモニュメントも

 続いて本駅のレストランだが、お勧めは上述のとおり富士川町の特産品「みみ」を使った「みみほうとう」。 その他にも定食、麺類、カレー、ソフトクリームが販売されている。
 定食類では山梨県の郷土料理として有名な「とりもつ定食(1100円)」を提供。 馬肉料理も本駅の名物であり「馬刺し定食(1500円)」「馬もつ定食(1100円)」 「馬肉うどん(850円)」も味わうことが出来る。 「みみ」を使った新メニュー「みみストローネ(900円)」「みみぜんざい(400円)」 「みみクリームあんみつ(700円)」も提供されている。

道の駅「富士川」のレストランメニュー
レストランのメニュー。「みみ」「とりもつ煮」「馬肉料理」が名物。
 一通り、買い物と食事を済ませたら、物産館の横にある太鼓堂に立ち寄りたい。 太鼓堂は富士川町と共に歴史を歩んできた民俗資料館をモチーフにした建物。 民俗資料館の最上階には太鼓が吊るされており、児童に時間を知らせるために打ち鳴らされていた。
 本駅の太鼓堂の最上階にも太鼓があり、自由に打ち鳴らすことが出来る(2025年現在は修理中のため太鼓を打つことはできない)。 また、2階部分は展望台になっており、富士川町の町並みを見下ろすことが出来る。
道の駅「富士川」にある太鼓堂の写真
物産館の横にある太鼓堂。2階部分は展望台になっている。
道の駅「富士川」の太鼓堂の最上階にある太鼓の写真
太鼓堂の最上階にある太鼓(2015年4月撮影)。自由に打ち鳴らすことが可能だった(現在は修理中のため叩くことはできない)。
 時間に余裕のある方は建物の裏に回って頂きたい。 ここにあるのは富士川龍門のモニュメント。 富士川町ゆかりの芸術家、篠原勝之氏が作成したもので、玉を持った龍が天に向かっていく様子を表したもの。 実はモニュメントの下部に丸い穴が開いており(写真に写っていない場所)、そこから中に入り空を見上げることが出来るらしい。 見た目に格好良いので写真に収めていくのは如何だろうか。

道の駅「富士川」にある「富士川龍門のモニュメント」の写真
物産館の裏手にある富士川龍門のモニュメント

【その他の道の駅はこちらから】

 山梨県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 富士川」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①光明石の湯 いち柳ホテル
 [MAPCODE] 312 820 059*88
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に1km
 - 料金(1人6,500円、2人計11,400円~)
 - 人工温泉(光明石の湯)あり
 - 食事付きプランもあり

   

■②国本屋旅館
 [MAPCODE] 312 760 254*01
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人5,273円、2人計11,546円~)
 - 食事付きプランあり/うなぎ料理の老舗宿

 

■③あさひセンチュリーホテル
 [MAPCODE] 312 853 439*14
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に3km
 - 料金(朝食付1人6,000円、2人計9,000円~)
 - 男性専用コンパクト客室プランあり(朝食付き1人5,000円~)

   

■④ホテルルートイン山梨中央
 [MAPCODE] 59 392 137*27
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に8km
 - 料金(朝食付き1人8,900円、2人計14,200円~)
 - 全客室でWOWOW無料視聴可

   

■⑤HOTEL R9 The Yard 山梨中央
 [MAPCODE] 59 392 195*35
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に8km
 - 料金(1人5,600円、2人計8,000円~)
 - 【注】チェックインは23時まで

   

■⑥赤石温泉
 [MAPCODE] 312 812 524*05
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に11km
 - 料金(2食付き2人計22,220円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/秘湯の一軒宿
 - ここ数年の口コミ点数は大幅に改善(直近1年の平均は4.1点)

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)