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(山梨県の道の駅 no.17)

道の駅 たばやま

駅基本情報
駅名 たばやま
住所 山梨県北都留郡丹波山村2901
コード 348 726 308*30
駅名の由来 村名より
施設 物産館、レストラン、温泉施設
休館日 無休
(温泉 木曜日[祝日と重なる場合は営業])
営業時間 9:00~17:00[スタンプは24時間]
(レストラン 11:00~17:00)
(温泉 10:00~18:00)
(温泉内レストラン 11:00~18:00)
特産品 丹波鹿カレー、わさび漬け、桔梗信玄餅、甲州信玄亭の商品(ほたて甲州煮、牛肉しぐれ)、甲州ワイン、甲州ほうとう、 荏胡麻油、荏胡麻ドレッシング、漬物

国道411号線沿いの貴重な休憩所

本駅は山梨県東部の人口たった588人(2015年統計)の過疎の村の丹波山村にある。 東京の八王子市と山梨県の甲府市を結ぶ国道411号線沿いに本駅は位置している。 国道411号線は全長120キロのカーブとアップダウンの激しい道。 頻繁に渋滞する中央高速の甲府-八王子間を抜ける絶好の抜け道であるにも関わらず、 道路の厳しさ故に交通量が少なく、道の駅も長らく存在していなかった。 本駅は2008年登録の、国道411号線利用者にとっては待望の道の駅である。 但し、高速道路から遠く離れた場所にある本駅は、遠方から訪れる者にとってはアクセスが困難な道の駅である。 最寄りの高速ICは中央高速の八王子ICか勝沼ICのどちらかだが、どちらからでも下道を60キロ以上走る必要がある。 特に山梨県側の勝沼ICからアクセスする場合はヘアピンカーブが続く柳沢峠越えとなるため、かなり大変である。

丹波山で「しか」味わえない丹波「シカ」カレー

本駅の施設は物産館、レストラン、温泉施設から成る。 まず、物産館で販売されている商品を紹介したい。 まず目につくのは「丹波鹿カレー」。丹波山村で捕獲された鹿肉を用いたカレーである。 実際に購入して食べてみたが、鹿肉カレーは明らかにビーフやポークとは異なる。 牛肉、豚肉はどちらかと言えば「とろけた肉」という感じがすると思うが、鹿肉は適度な歯ごたえがある。 鹿肉カレーもなかなか美味しいというのが私の感想である。 ちなみにタイトルに書いたダジャレは丹波鹿カレーの袋に印刷されているキャッチコピーである。 次に目に付くのは「わさび」。ここ丹波山村はわさびの産地であり、わさび漬けは昔からの丹波山村の特産品である。 荏胡麻関連商品(油、ドレッシング)も特産品として販売されている。 荏胡麻関連商品は以前は見かけなかったので、最近開発された特産品だろう。 桔梗信玄餅、甲州信玄亭の商品、ワイン、ほうとう、生そば等、山梨県定番の特産品も販売されている。

多摩川源流の横にある温泉施設

次に紹介したいのは温泉施設「のめこい湯」。 温泉は多摩川源流の丹波川に架かる吊り橋を渡って施設に向かうことになる。 和風風呂とローマ風呂の2種類があり、日替わりで男湯/女湯が入れ替わる。 可能であれば2日間、本駅を訪れて両方の風呂を味わいたいものだ。 両方の風呂に内風呂、露天風呂、サウナがある。 露天風呂からは多摩川源流の川流れを見ながら湯に浸かることが可能…と言いたいが、 残念ながら露天風呂はビニールシートに覆われており外の景色を見ることが出来ない。 おそらく、国道411号線の路肩から風呂が丸見えになってしまうためなのだろう。 周りが絶景なだけにその点は少々残念である。

2つのレストランが存在

最後に紹介するのはレストラン。 物産館の横にある「軽食堂R411」と温泉施設内にある「のめこい湯レストラン」の2つのレストランが本駅には存在する。 面白いのは2つのレストランで共通するメニューが殆ど無いことである。 「軽食堂R411」は丼物がメニューの中心で丹波鹿丼、豚とろ角煮丼などがメニューの中心である。 「丹波山ジビエ」と称する単品ジビエ料理も人気で鹿肉ソーセージ、鹿肉フランク等ほ味わうことが出来る。 一方「のめこい湯レストラン」はカレーと蕎麦がメニューの中心。 丹波鹿カレー、鹿肉ソーセージカレー、わさびカレーといった丹波山村の特産品をミックスしたカレーを味わうことが出来る。


(2018年追記)

本駅の温泉施設「のめこい湯」は2018年6月より大幅な料金改定を行っています。 従来料金の大人600円/子供300円(3時間の料金)が料金改定により大人900円/子供450円(1日の料金)と、 利用時間にもよりますが50%もの大幅値上げになっています。 しかも過去には利用可能だったJAF割引等の割引料金も適用外となっています。 但し、村内の宿泊施設に宿泊した方は大人300円/子供無料の割引料金が適用されます。 この改定に対して村長は「村内の宿泊施設に大勢のお客様が利用して頂くための施策と理解して頂きたいと思います」 と説明していますが、果たしてどうなのでしょうか。 温泉が割引になるという理由だけで村内の宿泊施設を利用する人はいるのでしょうか。 少なくとも貧乏人の私にとって、本駅の温泉施設はとても利用しずらい施設になってしまいました。



道の駅看板

道の駅看板

物産館と軽食堂

物産館(右)と軽食堂「R411」(左)

丹波川に架かる吊り橋

多摩川源流の丹波川と川に架かる吊り橋。吊り橋の先に温泉施設がある。

温泉施設「のめこい湯」

温泉施設「のめこい湯」。温泉施設内にレストランがある。

丹波鹿カレー

名物の丹波鹿カレー。なぜか販売されているサイズは中途半端な1.5人前のみ。

わさび漬け

わさび漬けは古くからの丹波山村の特産品

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①かどや旅館<山梨県丹波山村>
 [MAPCODE] 348 725 473*84
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に500m
 - 料金(4,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 【注意】小菅村にも「かどや旅館」があるので混同に注意

 「るるぶトラベル」で予約

■②廣瀬屋旅館
 [MAPCODE] 348 608 735*68
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 南東に8km
 - 料金(朝食付き1人10,000円、2人計16,000円~)
 - 2食付きプランもあり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)