(群馬県の道の駅 no.33)
「道の駅」まえばし赤城
駅名 | まえばし赤城(まえばしあかぎ) |
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住所 | 群馬県前橋市田口町36 |
コード | 94 681 290*06 |
駅名の由来 | 前橋市の赤城地区は地域の食、農作物、生活、歴史文化、 自然環境を大切にした個性と多様性を尊重する「スローシティ」を目指している。 本駅はスローシティの理念に沿った道の駅として、スローシティの登録名である「前橋・赤城スローシティ」に沿った駅名とした。 |
施設 | 物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストラン、フードコート、パン工房、コンビニエンスストア、温浴施設 |
休館日 | 12/30~1/3 (海産物直売所/コンビニ 無休) (パン工房 12/30~1/3、月曜日) |
営業時間 | 9:00~18:00 (物産館/農作物直売所 9:00~21:00) (海産物直売所 10:00~19:00) (レストラン 11:00~15:00[土日祝は8:00~10:00も営業]) (フードコート 店舗によって異なる[9店のorを取ると9:30~19:00]) (パン工房 9:00~18:00) (コンビニ 24時間) (温浴施設 9:00~21:30) |
特産品 | ころとん餃子、手作り餃子、赤城オリジナル豚まん、人参ドレッシング、新玉葱ドレッシング、 玉葱ヨーグルトドレッシング、シルクスイートポテト、三喜卵太朗入りたまごボーロ、 一条もんこ先生プロデュースのカレー各種、田口菜みそラー油、だるま茄子辛子風味、ザ・バターバウム |
北関東最強クラスの道の駅が誕生
関越自動車道の渋川伊香保ICから国道17号線を南東に7km、
或いは北関東自動車道の伊勢崎ICから国道17号線を北西に19km、群馬県南部の前橋市に本駅「まえばし赤城」はある。
前橋市は人口33万人を擁する群馬県の県庁所在地。
本駅は人口が密集する前橋市の中心部からは少し北に離れているが、それでも住宅密集地からは2~3kmの距離。
後述するように本駅は北関東最大クラスの道の駅だが、
おそらく土地代もそこそこ高そうなこの場所に、よくぞこれだけの大規模な道の駅を造ったものだと感心してしまう。
本駅は2022年8月登録、2023年3月オープンの新しい道の駅。
オープン当初は1日あたり1万人を超える客を集め、駐車場に入るのも困難なくらいに混雑していたが、
最近はだいぶ客足も落ち着いてきた感じがする。
私は自身2度目の訪問となった2023年9月の時は駐車場は6割くらいの利用状況。
各施設も客はまばらで買い物も食事も入浴も余裕の状況。
ただ、私が訪れたのは一般的に客が少ない平日の夕方だったので、週末の日中は全く別かもしれない。
駐車場の混雑状況は本駅の公式ホームページに記載されているので、本駅を訪れる際は是非、参考にされたい。
施設の規模、多様さはNo.1
本駅の施設だが、とにかく多彩で大規模。
150種くらいの農作物が揃う直売所、1000種類くらいの商品が並ぶ物産館、
フードコート内には4つの店、オーガニックカフェに地産地消レストラン、
その他、パン工房、鮮魚店もあり、更にはコンビニ、温浴施設、芝生公園にバナナ農園まである。
これだけの施設が揃えば、おそらく、誰もが何かしらのお気に入りを見つけることが出来るだろう。
まず物産館だが、まだ本駅の歴史が浅いためだろうか、「まえばし赤城といえばコレ」というようなエース的商品は見当たらない印象。
多くの道の駅では店の入り口の目立つ場所に、ドンとエース的な売れ筋商品を配置しているが、
本駅に関しては今のところエース的商品は見当たらない気がする。
ただ、エース候補は多数。
上州麦豚と上州地鶏を使った「ころとん餃子」、直径8cmもある「赤城オリジナル豚まん」、
地産の野菜を使った「にんじんドレッシング」、地元の卵「三喜卵太朗」を使った「たまごボーロ」、
本駅オリジナル商品の「シルクスイートポテト」。
これらの商品の中から「まえばし赤城といえばコレ」といわれる商品が出てくるような気がする。
スパイス研究家の一条もんこ氏がプロデュースする商品も本駅の特徴の一つ。
上州名物の地鶏、牛肉、豚肉に一条もんこ氏の魔法が施された「上州地鶏バターチキンカレー」「上州牛濃厚欧風カレー」
「上州麦豚ポークビンダルー」が販売されている。
本駅が位置する前橋市田口町の伝統野菜「田口菜」を使った「田口菜みそラー油」、
同じく「だるま茄子」を使った「だるま茄子辛子風味」も本駅で販売。
本駅ならではの商品をお探しの方にお勧めである。
「食」の施設も多彩
本駅の「食」の施設もとても多彩。
フードコート内に4店舗、これとは別にレストランと喫茶店もある。
フードコート内には「ラーメン翔鶴」「イタリアンRocco」「地産地消食堂アカギメシ」「うどん処ぬくい」の4店舗。
「ラーメン翔鶴」では「特製醤油ラーメン(1150円)」が人気、
「イタリアンRocco」では「夏野菜の冷製パスタ」など、
「地産地消食堂アカギメシ」では「赤城牛のローストビーフ丼(980円)」「赤城鶏のとり飯丼(880円)」が人気、
「うどん処ぬくい」では「肉汁つけうどん(700円)」「おっきりこみ(冬期のみ/850円)」が人気になっている。
私は今回、「地産地消食堂アカギメシ」の「赤城鶏のとり飯丼」を食べてみたが、
鶏ささみ肉、鶏肉つくねがたっぷり入って値段の割にはボリューム満点。
味に関しても880円という価格を考えれば十分である。
次回訪問時には別の料理も味わってみたいと思う。
本駅のレストラン「Hutte Hayashi Restaurant」は林牧場で飼育された赤城福豚を使った料理を提供。
ベトナム風に調理した「ロースとポークのフォー(1280円)」「焼肉のフォー(980円)」、
飴色玉葱が食欲をそそる「ポークキーマカレー」、定番の「福豚のメンチカツプレート」等を味わうことが出来る。
喫茶店「ボタニカルカフェKING-GOD」では何層にも具材が挟まった「キングゴッドバーガー(1490円)」が名物。
「上州和牛プレミアムバーガー(3000円)」という高級バーガーもあるので、プチ贅沢したい方は試してみるのは如何だろうか。
その他にもフルーツと野菜を使ったドリンクを提供する「ふるしゅ」、
群馬名物の焼き饅頭を提供する「わぬき屋」、バウムクーヘン専門店の「The Butter Baum」など、
数回の訪問では食べ尽くすのは不可能なくらいの「食」のバラエティがある。
本駅ではまず「食」で飽きが来ることは無いだろう。
温浴施設はサンゴライト化粧水
続いて本駅の温浴施設について紹介したい。
本駅の温浴施設は天然温泉ではなく湯沸かしの風呂。
ただ、単なる湯沸かしではなく湯の中に群馬大学理工学部が開発したサンゴ由来のミネラル「サンゴライト」を配合。
まるで化粧水のような美肌の湯を体感できる。
また、湯は肌のpH値と全く同じ弱酸性にしているのも特徴。
この効果だろうか、実際に湯に浸かってみると本当に疲れが取れる。
本駅までの長距離ドライブの疲れが一気に取れた気がした。
浴槽は内湯が2つ、露天風呂が1つの合計3つ。
内湯の一つはブクブクとした炭酸風呂になっているのも面白い。
3つの浴槽があるものの全体的に浴槽は狭いので同時に15人以上が利用するとストレスが掛かるかも知れない。
なるべく利用客が少ない平日がお勧めである。
本温浴施設のもう一つの特徴はサウナ。平日は1日2回、土日祝は1日3回、熱風ロウリュのサービスがある。
また、昭和の銭湯をイメージした本施設は壁面に描かれた背景画も面白い。
壁画を描いたのは日本で唯一の女性銭湯ペンキ絵師である田中みずき氏。
女性ならではの可愛い絵柄を楽しみたい。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①割烹料理旅館 新花の茶家
[MAPCODE] 20 876 368*53
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に4km
- 料金(7,273円~)
- 食事付きプランもあり/料理自慢の割烹宿
■②渋川天然温泉ハナホテル&スパ 伊香保インター
[MAPCODE] 94 798 030*16
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に6km
- 料金(朝食付き1人5,728円、2人計8,182円~)
- 温泉あり/2食付きプランもあり
- 2021年8月オープンの新しいホテル
- 楽天トラベルアワードで銀賞受賞の宿
■③ホテルサンダーソン
[MAPCODE] 20 787 121*15
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に7km
- 料金(1人6,910円、2人計12,092円~)
- 朝食付きプランもあり[+1,727円/人]
- 楽天トラベルアワード受賞の宿
■④ホテルグリーンガーデン
[MAPCODE] 20 785 619*25
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南に8km
- 料金(1人5,182円、2人計10,091円~)
- 朝食付きプランもあり[+546円/人]
- シニア割引(2人の合計が120歳以上)あり