AROUND JAPAN

(群馬県の道の駅 no.29)

道の駅 くらぶち小栗の里

道の駅基本情報
駅名 くらぶち小栗の里(くらぶちおぐりのさと)
住所 群馬県高崎市倉渕町三ノ倉296-1
コード 295 020 526*68
駅名の由来 「くらぶち」は市町村合併前の旧村名の倉渕村より。 倉渕村は江戸時代末期の幕臣で近代化に貢献した小栗上野介の出身地であることから「小栗の里」が駅名に添えられた。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 12/31~1/3、第2木曜日
営業時間 9:00~18:00[スタンプは24時間]
(レストラン 11:00~14:00)
道の駅の特産品 銘菓「烏口の里くらぶち」(つぶ餡入りクッキー)、道祖神もなか、清流米おにぎり、板こんにゃく、花豆塩甘納豆、 磯部煎餅、銘菓「旅がらす」、水沢の里うどん、上州高原そば、ひもかわうどん、上州おっきりこみ、 くらぶち小栗のおいしい米、横須賀海軍カレー、スイーツ各種(ロールケーキ/シフォンケーキ/ベイクドドーナッツ)

倉渕地区の交流拠点

 関越自動車道の前橋ICから国道17号線→国道406号線を通って北西に27km、 群馬県西部の旧倉渕村(現高崎市倉渕町)に「道の駅 くらぶち小栗の里」はある。 前橋ICを降りた直後は住宅や商店が立ち並ぶ都会の風景。 ただ、6km程進み国道406号線に入った後は徐々に田舎の風景に変わる。 23km進んだ旧倉渕村域に入ると完全な山村の風景。 やがて小さな集落が現れ、その中心部辺りに本駅を示す道の駅の看板が見えてくる。
 本駅は2014年4月にオープンした群馬県内29番目の道の駅。 少子高齢化による集落機能の維持が大きな課題になっている倉渕地区において、 過疎化を食い止めるために地域の人が集う賑わいの場を形成することを目的に設置された道の駅である。 実際に本駅を訪れて感じるのは地元の方がとても多いという点。 店内で耳を澄ませてみると「やあ、○○さん、来たかー」という感じの会話がちらほら。 私を除けば皆、顔見知りという感じで、地域の人が集うという本駅の設置目的は十分に果たされている感じがする。
 本駅の名称に付いている「小栗」は倉渕村出身の幕末の偉人、小栗上野介からとったもの。 勘定奉行などの要職に就き、横須賀製鉄所の設立など多くの業績を残し、日本近代文化の父とも呼ばれている。 本駅周辺には小栗邸跡、小栗上野介の墓、小栗上野介終焉の地など多くの史跡があるので、 近代文化に興味のある方は訪れてみるのは如何だろうか。 また、倉渕村は数多くの道祖神が祀られているのも特徴。 本駅を起点とした道祖神巡りも静かなブームになっている。

新鮮な農作物販売が中心

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る道の駅。 客が多いのは農作物直売所、レストラン、物産館の順。 販売スペースも農作物直売所が全体の8割程を占めており、数多くの野菜、果物が販売されている。 販売されている農作物は季節によって異なると思うが、私が訪れた9月はトマト、ヤマノイモ、カボチャが目に付く存在。 ちなみに倉渕産のトマトはとても美味しいことで有名だそうだ。 地産の米「くらぶち小栗のおいしい米」も本駅の自慢の商品。 5kgで2100円(販売価格は訪問当時の額)とお手頃価格になっている。
 道の駅の物産館で販売されている商品は30種類くらいの少数尖鋭の品揃え。 地元菓子の「烏口(からすぐち)の里くらぶち」「道祖神もなか」は倉渕土産に最適である。 倉渕地区に蔵元を置く牧野酒造の「大盃」も人気の商品。 群馬県定番の「旅がらす」「磯部煎餅」「ひもかわうどん」「上州おっきりこみ」も販売されている。 また、小栗上野介公の縁で友好関係が続いている横須賀市の特産品も販売。 特に「横須賀海軍カレー」は人気の商品になっている。 店の一角にはスイーツコーナーもあり特に若い女性に人気。 ロールケーキ、シフォンケーキ、ベイクドドーナッツ等が販売されている。

「トマトカレー」と「おきりこみ」が人気

 道の駅レストラン「おもてなし処小栗」はメニューの数こそ少ないものの郷土料理を味わうことが出来る店。 地元客にも観光客にも満足できる「食」を提供している。
 人気は倉渕トマトを用いたトマトカレー。 倉渕トマトを堪能できる「こだわりトマトカレー(820円)」と「トマト味カレー(750円)」の2つのメニューが提供されている。 群馬名物の「おっきりこみ(本駅では"おきりこみ")」も人気のメニュー。 単品で味わう「おきりこみ鍋」は770円、ご飯に小鉢付きの「おきりこみ定食」は1260円。 どちらも具沢山、熱々のおきりこみ鍋を味わうことが出来る。 暑い時期には本駅限定の「冷たいおきりこみ(930円)」を味わうことが出来る。
 倉渕の美味しいお米を堪能する「おにぎり(330円)」「卵かけどんぶり(550円)」も人気のメニュー。 ちなみに「おにぎり」は物産館の総菜コーナーでも「清流米おにぎり」という名称で販売されている。 デザート類ではソフトクリーム(330円)が人気。 バニラ、黒豆、イチゴ、ミックス等の種類がある。

「花火大会」と「かかし祭り」

 基本的に地元客が多い本駅だが、年間に3度、県外の観光客も多く集まるイベントがある。 1つは毎年2月に開催される「高崎HANABIコンクール」。 40歳以下の若手の花火師20人が競う花火コンクールで、一人1分間の持ち時間内で7号玉1発を含む創意を凝らした演目を披露する。 8月下旬に開催される「くらぶち夏祭り」でも花火が名物。約700発の花火が打ち上げられる。 これら花火の打ち上げ場所は烏川を挟んだ道の駅の対岸。 本駅の駐車場が絶好の観覧場所になる。
 本駅で行われるもう一つのイベントは毎年9月に行われる「かかし祭り」。 旧倉渕村民が作成した「かかし」が約20体展示される。 展示されている「かかし」は倉渕をアピールするものだったり、個人的なニュースを伝えるものだったり様々。 2021年度は大谷翔平選手や八村塁選手など、その年に活躍した人をモチーフにした「かかし」も展示されていた。 「かかし祭り」は9/1~9/30までの1ヵ月。 花火大会は混雑するが、かかし祭りはゆったりと観察することが出来る。



道の駅 | くらぶち小栗の里 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | くらぶち小栗の里 | 火の見櫓のモニュメント

入り口付近にある火の見櫓のモニュメント

道の駅 | くらぶち小栗の里 | 木造の蔵をイメージさせる駅施設

木造の蔵をイメージさせる駅施設。駐車場は駅施設の奥の方にもある。

道の駅 | くらぶち小栗の里 | 物産館

農作物直売所を兼ねた物産館

道の駅 | くらぶち小栗の里 | レストラン

物産館の向かい側にはレストランがある

道の駅 | くらぶち小栗の里 | ホール

駅施設の2階にはホールがある。9月に訪れた時はここで「かかし祭り」が開催されていた。

道の駅 | くらぶち小栗の里 | 屋上デッキ

屋上デッキにもかかしを展示。ちなみにデッキから見る山川の風景はなかなかのものである。

「道の駅 くらぶち小栗の里」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①相間川温泉 ふれあい館
 [MAPCODE] 295 018 158*73
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に3km
 - 料金(1人5,337円、2人計8,674円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

■②倉渕温泉 長寿の湯
 [MAPCODE] 295 168 598*61
 (口コミ平均3.3点/5点満点)

 - 道の駅から北に6km
 - 料金(2食付き1人7,910円、2人計14,910円~)
 - 温泉あり

   

■③倉渕川浦温泉 はまゆう山荘
 [MAPCODE] 295 067 262*43
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に13km
 - 料金(2食付き2人計19,620円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 割安な直前割、訳ありプランもあり

   

■④榛名湖畔 甲子亭 別館
 [MAPCODE] 295 208 109*18
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に11km
 - 料金(朝食付き2人計12,000円~)

 

My Select

■①相間川温泉 ふれあい館

塩分と鉄分をたっぷりと含んだ茶褐色の温泉が評判。炊き立ての釜飯も人気になっている。 口コミ評価は分かれているが、個人の意見では良い宿だと思う。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)


近隣の宿をじゃらんnetでもっと調べる
近隣の宿を楽天トラベルでもっと調べる

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)