道の駅　月夜野矢瀬親水公園

道の駅基本情報

駅名	月夜野矢瀬親水公園(つきよのやぜしんすいこうえん)
住所	群馬県利根郡みなかみ町月夜野2936
コード	183 703 304*55
駅名の由来	「月夜野」は市町村合併前の旧町名の月夜野町より。「矢瀬親水公園」は隣接の公園の名称。 約３千年前の縄文時代にこの地に存在したとみられる「矢瀬集落」の遺跡を見学することが出来る。
施設	物産館、農作物直売所、軽食堂、遺跡公園
休館日	12/29～1/2、12月～3月の第2・4水曜日
営業時間	9:00～17:00[12月～3月は16:30まで]
道の駅の特産品	月夜野納豆、水上仏岩温泉の源泉うどん、飲む天然温泉水、月夜野リンゴジュース、リンゴジャム、蜂蜜各種、 河内屋菓子店の和菓子(かりんとうまんじゅう/黒ようかん/だんご)、水上そば、水上うどん、モロヘイヤうどん、 猿ヶ京温泉ゴマゴマ餅、舞茸こんにゃくまんじゅう、水上町産コシヒカリ

大きな公園と小さな売店

　関越自動車道の月夜野ICから国道17号線を西に3km、その後、国道291号線に入って北に2km、 群馬県北部の旧月夜野町(現みなかみ町月夜野)に「道の駅　月夜野矢瀬親水公園」はある。 本駅の近くには上越新幹線の上毛高原駅があるのだが、新幹線の駅近くとは思えないほど周囲は長閑な雰囲気。 森林と田畑、そして利根川に囲まれた自然豊かな環境の中に本駅は位置している。
　本駅を一言で表すとしたら「大きな公園と小さな売店」だろうか。 「大きな公園」は併設の矢瀬親水公園のこと。縄文時代にこの地に存在した矢瀬集落の住居跡(遺跡)が発掘された場所で、 縄文時代の暮らしに触れることが出来る。 また、親水公園の名の通り公園内には利根川の水を引き入れており、夏季は水遊びをすることが出来る。 一方「小さな売店」は直売所「月夜野ハーベスト」のこと。 町で見かけるコンビニを少し広くした程度の建物だが、この建物の中に道の駅機能の物産館、農作物直売所、軽食堂が入っている。 スペースが狭い分、やはり販売されている商品、味わえるメニューの種類は限られている。 最近は道の駅を観光施設として、道の駅を目的に旅をされる方も多いが、 正直に言うと本駅にはあまり過大な期待は抱かない方が良い。 ただ、本駅ならではの商品もいくつか存在するので、「意外と面白い道の駅」と感じる方も多いかも知れない。

道の駅物産館では月夜野納豆と源泉うどん

　それでは本駅の施設の物産館、農作物直売所、軽食堂を順に紹介したい。
　まずは道の駅の物産館だが、注目の商品は「月夜野納豆」と「水上仏岩温泉の源泉うどん」。 「月夜野納豆」は施設裏の作業場で作られている正真正銘の工場直送の納豆。 一粒一粒を丁寧に発酵させた手作りの納豆である。 私も実際に食べてみたが、スーパーで販売されている大量生産の納豆とは明らかに味が違う。 何というか「コクがある」というか、「味の深みが違う」と言うか…。 抽象的な表現しかできないのがもどかしいが、コーヒーで例えるならインスタントとレギュラーの違いという感じだろうか。 ただ、値段は2個入りで130円とそれほど高くないので、納豆好きな方は是非食べて頂きたいと思う商品である。
　「水上仏岩温泉の源泉うどん」は全国的にも大変珍しい温泉の源泉100%を使ったうどん。 源泉にはナトリウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオンが含まれている。 ただ、こちらは食べるときに温泉の味を感じるのは難しい。 少なくとも私のバカ舌では全く無理。でも、飲用温泉と同様の健康効果があると考えれば得した気分になる。 値段も2食入りで465円とお手頃価格である。
　その他にも月夜野リンゴジュース、水上そば/うどん、モロヘイヤうどん等、本駅ならではの商品を販売。 大正13年創業の老舗「河内屋菓子店」の和菓子や人気の秘境温泉宿「猿ヶ京温泉」の「ゴマゴマ餅」も販売されている。

コシヒカリ、舞茸天ぷらも自慢の品

　続いて道の駅の農作物直売所の紹介だが、残念ながら商品の数という面では少なく少々不満。 その中で目に付くのは地産の米「水上町産コシヒカリ」。5kgで2200円というのは少々高いと感じるかも知れないが、味に自信のある証拠だろう。 珍しいところでは唐辛子、実山椒という商品もある。
　道の駅の軽食堂は麺類、カレーなどの軽い食事メニューが中心。 名物メニューは地産の舞茸を使った「舞茸天ぷら」をトッピングした「舞茸天ぷらうどん」と「舞茸天ざるうどん」。 前者は800円、後者は850円で味わうことが出来る。 カレーライスは550円、醤油ラーメンは500円。お手頃価格で腹を満たすことが出来るのが特徴である。