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(栃木県の道の駅 no.25)

「道の駅」たかねざわ 元気あっぷむら

「道の駅」基本情報
駅名 たかねざわ 元気あっぷむら(たかねざわ げんきあっぷむら)
住所 栃木県塩谷郡高根沢町大字上柏崎588-1
コード 39 771 503*78
駅名の由来 「たかねざわ」は町名の高根沢町より。「元気あっぷむら」は道の駅登録前の施設名称を継承。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、BBQハウス、ジェラードの店、温泉(温泉施設内に食堂あり)、宿泊施設
休館日 第2・4火曜日
営業時間 10:00~21:00
(農作物直売所 9:00~18:00[冬期は17:00まで])
(レストラン 11:00~17:00)
(BBQハウス 11:00~15:00、17:00~21:00)
(温泉 10:00~20:30)
(温泉施設内の食堂 11:00~21:00)
特産品 白楊豚(はくようとん)、高根沢プリントクッキー、落花生、日光東照宮カステラ、半熟煎餅、玉蒟蒻、 那須高原の漬物、柚子羊羹、温泉たまごボーロ

「道の駅」たかねざわ 元気あっぷむらの特徴

  • 宿泊施設、グランピング施設付きの道の駅

  • 広々とした露天風呂が人気の温泉

  • レストランでは「白揚豚」を使った料理が人気

目的地型の道の駅

 北関東自動車道の真岡ICから国道408号線、県道64号線、その後一般道を通って北に26km、 栃木県やや東部の高根沢町に本駅「たかねざわ 元気あっぷむら」はある。 本駅までの道中は国道走行中はかなりの交通量、県道に入ると交通量はかなり減り、一般道に入ると行き交う車はごく僅か。 元々、道の駅はドライバーの休憩施設という役割、 即ち「目的地は別にあり、その目的地に向かう途中の休憩所」というのが本来の役割だが、 本駅に関しては「本駅に向かう人しか本駅に来ない」、言い換えれば「目的地としての道の駅」と言えるだろう。
 本駅の前身は1997年にオープンした温泉施設「元気あっぷむら」。 残念ながら経営不振のため2019年に一旦、施設を閉鎖。 グランピング施設を加えて2020年4月に道の駅として登録されている。 今のところ、コロナ禍の中でも経営的には健闘しており、2020年9月時点では旧公社時代の利用客を上回る集客を記録しているようだ。
 事実、私が訪れた時もコロナ禍のためグランピング施設が臨時休業中であったにもかかわらず利用客は上々。 コロナ禍が収束すれば関東屈指の人気の道の駅になる予感もする。

高根沢産の白楊豚が人気

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン(3つ)、ジェラード店、温泉、宿泊施設、グランピング施設と多彩な施設構成。 本駅の楽しさを満喫するには1日くらい本駅に滞在する必要があるような気がする。
 まず物産館だが、宇都宮市、真岡市など近隣の市町村の特産品が多数並ぶ。 宇都宮市の「柚子羊羹」、真岡市産の「落花生」、桜川市産の「半熟煎餅」、日光市産の「日光東照宮カステラ」等、 土産品の品揃えは中々のもの。 逆に高根沢町産の特産品が少ないのが少々不満だが、まあ、高根沢町は栃木県内でも比較的小さな町。 町の特産品が少ないのは仕方がないのだろう。 そのような中で、数少ない高根沢町の特産品として販売されているのは「白楊豚(はくようとん)」。 宇都宮白楊高校の高根沢農場で生産された豚肉で、肉質の柔らかさとほんのりとした甘味が特徴。 肩ロース300gで540円、バラスライスは300gで480円。高級な肉質の割にはお手頃価格である。 また「高根沢プリントクッキー」は本駅オリジナルの商品。クッキーに高根沢町の名所が描かれている。

レストランは3つ

 本駅の「食」の施設は合わせて3つ。 プチ贅沢な和食の「いな穂」、イタリア料理の「カンパーニャ」、お手頃価格の「花紋(かもん)」。 このうち「いな穂」と「花紋」は後述の温泉施設の建物に同居しており、温泉利用のついでに食事を味わうことが出来る(食事だけも可)。
 まず「いな穂」だが、「地元で採れる四季の食材で和食の文化を伝える」がコンセプト。 牛タンを5時間も煮込んだ「赤味仕立て和風牛タンシチュー御膳(1600円)」、 厳選魚介類と自家製ピクルスを使った「特選海鮮丼和風ピクルス添え(1800円)」等、プチ贅沢な料理が揃っている。
 「カンパーニャ」は「本格イタリアンをカジュアルに愉しむ」がコンセプト。 「塩味菜園風スパゲティ(900円)」、「マルゲリータ(1200円)」「国産鶏肉のソテー香草ニンニク焼き(1400円)」等を味わうことが出来る。
 「花紋」は高根沢町ならではの料理が魅力。 高根沢町産の豚肉「白楊豚」を使った「白楊豚のロースカツ定食(1000円)」、町産の野菜を使用した「高根沢タコライス(800円)」、 高根沢町の田園風景をイメージして緑色に仕上げた「高根沢ちゃんぽん(850円)」等を味わうことが出来る。 今回、私は「白楊豚のロースカツ定食」を注文。とにかく豚肉の柔らかさ、豚肉から染み出す甘味が絶品。 地元高校生が育てた豚肉というのも頼もしい。 ご飯のお米は高根沢町の「とちぎの星」を使用。これも美味しく、ご飯のおかわり自由というのも嬉しい。

広々露天風呂でゆったり

 続いて温泉施設だが入浴料は600円。関東地方の温泉としては格安で、施設内容も素晴らしい。 まず強調したいのは広々とした露天温泉。幅10mはあるだろうか。 山々の樹木も一望可能。四季の移ろいを感じることが出来る。 バラエティに富んだ浴槽も楽しい。 露天温泉の他、大きな窓があり開放的な内湯大浴場、備長炭を使用した炭湯、枕付きの寝湯、檜造りのサウナルームがある。 泉質は低張性の塩化物泉。低張性のため体に負担が少なく、ゆったりと長湯を楽しむことが出来る。
 今回は利用しなかった(臨時休館のため出来なかった)宿泊施設、グランピング施設も評判は上々。 特にグランピング施設は本場アメリカ製のトレーラーハウスを採用。 採れたて地元食材を使ったアメリカンスタイルのバーベキューも評判である。



道の駅看板

道の駅看板

観光案内所

道の駅に入ってまず現れるのは観光案内所。左側は新設された24時間利用可能なトイレ。

物産館

高根沢町、及び近隣市町村の特産品が販売されている物産館

高根沢ジェラード

高根沢ジェラードの店もある。ピスタチオ、ヨーグルト、メロンなど。ソロで520円、デュオで540円。

温泉施設

温泉施設が入る建物。レストラン「いな穂」「花紋」もこの建物の中。

イタリアンレストラン

少し離れたところにあるイタリアンレストラン「カンパーニャ」

白楊豚のロースカツ定食

レストラン「花紋」の「白楊豚のロースカツ定食」。ご飯のおかわりは自由。

駅構内にある宿泊施設

レストラン「花紋」の「白楊豚のロースカツ定食」。ご飯のおかわりは自由。

遊具施設

子供用遊具施設も充実

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■Takanezawa Trailers BASE
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅構内
 - 料金(2食付き1人6,272円、2人計30,909円~)
 - 温泉あり
 - 海外リゾートの雰囲気が漂うグランビング施設

   

■妖精たちの森
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅構内
 - 料金(1人6,363円、2人計10,909円~)
 - 温泉あり/朝食付きプランもあり[+909円/人]
 - 森に囲まれたコテージ

   

■①大金温泉グランドホテル
 [MAPCODE] 39 897 308*31
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に7km
 - 料金(4,545円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - カルシウム含有量が日本有数の古代海水温泉

   

■②ホテルルートイン宇都宮ゆいの杜
 [MAPCODE] 39 523 676*35
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に12km
 - 料金(朝食付き1人6,909円、2人計11,363円~)
 - 全客室でWOWOW無料視聴可

   

🐶ペット旅

■サンタヒルズ
 [MAPCODE] 121 025 104*31
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に21km
 - 料金(2人計9,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可[追加料金+800円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)