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(茨城県の道の駅 no.04)

道の駅 さかい


道の駅基本情報
駅名 さかい
住所 茨城県猿島郡境町1341-1
コード 45 350 865*58
駅名の由来 町名の境町より
施設 【道の駅さかい】物産館、農作物直売所、さかいサンドの店、沖縄県国頭村公設市場、沖縄料理レストラン、フードテラス、 【隣接施設の茶蔵】喫茶レストラン「SHED」、レストラン(鉄板焼き)、 【隣接施設】温泉
休館日 12/31、1/1、2月の第2月・火曜日、10月の第1月曜日
(さかいサンドの店 12/31~1/3)
(SHED 12/31~1/2)
(レストラン 12/29~1/4)
(温泉 無休)
営業時間 9:00~18:00
(さかいサンドの店 10:00~16:30[土日祝は17:00まで])
(沖縄料理レストラン 10:00~16:30)
(フードテラス 10:00~16:30)
(SHED 11:00~16:00[土日祝は10:00~16:30])
(レストラン 17:00~22:30)
(温泉 11:00~最終入場24:00[営業は翌朝10:00まで])
道の駅の特産品 猿島茶、さしま茶まんじゅう、境町の和紅茶、中村屋の揚げおかき、スイートポテト「スイートマロン」、 常陸そば、梅うどん、境のふるさとうどん、全国各地の醤油、国頭村の沖縄そば/美ら海カレー/ちんすこう

2019年4月にリニューアル

 首都圏中央連絡自動車道の境古河ICから国道354号線→県道17号線を通って南に4km、 茨城県南西部の境町に「道の駅 さかい」はある。 境町は人口密度が1平方キロメートル当たり512人の比較的長閑な町(東京都だと日の出町、大阪府だと豊能町に相当)だが、 インターから本駅までは境町の中心街を通る道。沿道は住宅がびっしりと並んでいる。 ちなみに本駅のすぐ南側は利根川を渡す数少ない橋の境大橋。 交通が集中しやすく週末を中心に渋滞がたびたび発生する。

道の駅 | さかい | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅は2019年4月にリニューアル。 私なりの評価だと、以前の本駅は「地味な施設なのに人気の道の駅」だったが、新たに隈研吾氏がデザインした現代風レストラン「茶蔵」を新設。 同時に「フードテラス・さかい」もオープン。「魅力的な施設&大人気の道の駅」に生まれ変わった。
 大人気ゆえに駐車場のキャパシティーが少々心許ないが、少し離れた第2駐車場を利用すれば大きな問題は無さそう。 長らく本駅を訪れていない方は、ガラリ一変した本駅の魅力を感じるために再訪してみるのは如何だろうか。

道の駅 | さかい | 蔵をイメージした駅施設
蔵をイメージした白壁の駅施設。この建物はリニューアル前と同じだが、内装はガラリ一変している。

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猿島茶、揚げおかき、沖縄の特産品

 本駅は大雑把に言うと物産館農作物直売所レストラン(3つ)喫茶コーナーフードテラスから成る施設構成。 ただ、細かく見ると物産館が2つに分かれていたり、気が付きにくいところに喫茶コーナーがあったり、 レストランの飲食スペースが少し離れた場所にある等、やや煩雑な感じがする。 これは悪口を言っているのではなく、既存の建物を上手に、最大限に活用しているということ。 建物のスペースの割には密度の濃い施設構成になっている。

 まず物産館だが、リニューアル前から変わらぬ人気を誇っているのが「猿島茶」と「中村屋の揚げおかき」。 どちらも境町を代表する特産品である。 猿島茶は「さる山野口園」「野口製茶工場」「木村製茶工場」等、20のメーカーが本駅に出品。 煎茶、抹茶だけではなく「境町の和紅茶」も販売している。
 大正14年創業の「中村屋の揚げおかき」は本駅では14種類販売。 「いなか揚げもち」「大利根あげ」「ばんどう揚げ」「旨勘米」等がある。
 境町に店舗を持つ朝日屋菓子店の「さしま茶まんじゅう」もリニューアル前から変わらぬ本駅の人気商品。 所々に割れ目があり、SNS映えはしないがかなり美味しい。 生地はねっとりしていて、中の餡は重厚感がある。 現代の流行のあっさり系のスイーツには逆行しているが、昔ながらのスイーツと言った感じ。 猿島茶と一緒に味わえば一層、美味しそうだ。

道の駅 | さかい | 中村屋のこだわり揚げおかき
地元の老舗、中村屋のこだわり揚げおかきコーナー
道の駅 | さかい | さしま茶まんじゅう
猿島茶が飲みたくなる「さしま茶まんじゅう」
 農作物直売所を挟んでその奥にも物産コーナーがある。 ここでは全国各地から集めた特産品を主に販売。 特に醤油と塩の品揃えは特筆級。全国各地の有名な醤油、塩が販売されている。 また、沖縄県国頭村の公設市場も物産館の一角に設置。 本州ではなかなか手に入らない「沖縄そば」「美ら海カレー」「ちんすこう」等を購入することが出来る。 公設市場の一角には「レストランくいな」があり、「くいな特製まぜそば」等、沖縄ならではの料理を味わうことが出来る。

道の駅 | さかい | 沖縄県国頭村公設市場
物産館の一部は沖縄県国頭村公設市場になっている。沖縄料理を味わう「レストランくいな」もある。

レストラン、フードテラス、温泉もあり

 本駅の「食」の施設は上述の沖縄レストラン「レストランくいな」、その他「さかいサンドの店」、 喫茶レストラン「SHED」、鉄板焼きレストラン「さかい鉄板」、イタリア料理「IL LUPINO(イルルピーノ)」、 ジェラートの店「ヤヨイ東京」、地ビールの店「さかい河岸ブルワリー」、ピザ専門店「PIZZA-LA STYLE」の計8店。 幅広い選択肢の中から好みの食を選択することが出来る。

 物産館の奥にある「さかいサンド」は地元の食材を使ったサンドイッチを主に提供。 「こだわり農家の贅沢たまごサンド(500円)」「さかいのお野菜たっぷりサンド(500円)」 「苺と生クリームとカスタードサンド(540円)」「さしま茶クリームと特製あんこのスイーツサンド(450円)」等を味わうことが出来る。
 2019年4月リニューアル時に建設された隈研吾氏デザインの斬新な建物「茶蔵」内に店を構えるのは「SHED(1階)」と「さかい鉄板(2階)」の2店。
 喫茶レストラン「SHED」はイートイン/テイクアウトどちらも可能なお弁当スタイルの料理を提供。 人気No.1メニューは「温玉付き常陸牛のローストビーフ弁当(1680円)」。 店員がお勧めする選べる十六穀米が特徴の「SHED BOX(1680円)」、 2種類のブランド肉を楽しむ「常陸牛と梅山豚の網焼き重(土日限定販売1750円)」も人気になっている。 ドリンクメニューも豊富で体に優しい「お芋のシェイク(630円)」、 さしま茶を現代風にアレンジした「さしま茶玉露クラフトコーラ(550円)」等、境町ならではのメニューもある。
 鉄板焼き料理店「さかい鉄板」はワンランク上の最高級な肉料理を提供。 コース料理は15,000円/18,000円/26,400円の3種類。日曜日を除く17:00~22:00の営業だが利用の際は事前予約が必要である。

道の駅 | さかい | 隈研吾氏設計の茶蔵
隈研吾氏設計の斬新な建物「茶蔵」。1階はカフェレストラン「SHED」、2階は完全予約制のレストラン「さかい鉄板」が入る。
 道の駅施設の南側「フードテラスさかい」内に店を構えるのは「IL LUPINO(イルルピーノ)」「ヤヨイ東京」「さかい河岸ブルワリー」「PIZZA-LA STYLE」の4店。
 イタリア料理「IL LUPINO」は世界的に有名なステーキハウスを経営するウルフギャング・ズウィナー氏が手掛ける店。 「スパゲッテイ・カルボナーラ(1560円)」「スパゲッティ・アマトリチャーナ(1410円)」「リングイーネ・ボンゴレ・ビアンゴ(1620円)」等を味わうことが出来る。
 「ヤヨイ東京」はジェラートの専門店。 道の駅さかいの公式ページに記載されている情報とは異なるが、 私が現地で得た情報を元にお伝えすると販売されているジェラートの種類は16種類。カップでの提供で価格は全て400円。 抹茶/生チョコ/いちごミルク/バニラミルク/バラ&ラズベリー/ロイヤルミルクティー/栗ミルク/豆乳本練り黒ゴマ/豆乳黒豆きなこ/和みほうじ茶/焦がしキャラメル/ホワイトコーヒー/黒バニラ/ミントチョコ/バナナチョコミルク/塩ミルクの中から選択できる。
 続いて「さかい河岸ブルワリー」だが、この店は地ビールを販売する店。 「さしま茶IPA」と「ラガービール」が名物でどちらも300ml入りが500円、420ml入りが700円。 持ち帰り可能な缶ビール(946ml入り1850円)も販売されている。
 最後にピザ専門店「PIZZA-LA STYLE」だが、これは全国各地のPIZAA-LA STYLEとほぼ同じ。 ただ、「梅山豚のボロニアソーセージのガーリックピザ(1580円)」という道の駅さかい限定のピザも販売されている。
道の駅 | さかい | フードテラス・さかい
「フードテラス・さかい」の中には「IL LUPINO」「ヤヨイ東京」「さかい河岸ブルワリー」「PIZZA-LA STYLE」の4店舗が入る
 本駅でもう一つ忘れてはならないのは温泉施設「御老公の湯」。 道の駅の近隣にあるが、厳密に言えば道の駅の施設には含まれない。 このため、本駅の公式ページや国土交通省の道の駅紹介ページには温泉施設に関する記載がなく、この温泉の存在を知らない方も多いだろう。 ただ、道の駅から温泉施設までは徒歩圏内。利用者の立場で見れば、この温泉も道の駅施設と見なして問題ないだろう。
 この温泉の特徴は営業時間が長いこと。 朝の10時から11時まで1時間の休憩があるだけで、それを除いた23時間は利用可能になっている(但し最終入場は24:00)。 利用料は道の駅温泉としてはやや高く平日は1400円、土日祝は1600円。 ただ夜間割引(18:00~24:00 平日990円、土日祝1210円)、 早朝割引(5:00~10:00 平日880円、土日祝1100円)もあるので上手に利用したい。 浴槽は非常に多彩で「炭酸湯」「薬湯」「寝湯」「釜湯」等、内湯15種類、露天7種類。 毎日昼と夜の2回公演の劇団による演舞もある(別途料金が必要)。

道の駅 | さかい | 温泉施設
道の駅から道を隔ててすぐのところに温泉施設「御老公の湯」がある。朝方の1時間を除いて終夜営業している。

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 さかい」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①御老公の湯 境店
 [MAPCODE] 45 351 782*12
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人6,000円、2人計13,000円~)
 - 温泉あり
 - 大衆喜劇も楽しめる温泉リゾート

   

■②HOTEL R9 The Yard 境
 [MAPCODE] 45 411 037*35
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に1km
 - 料金(1人5,637円、2人計8,910円~)
 - 【注】チェックインは23時まで

   

■③パークホテルさかい
 [MAPCODE] 45 472 161*13
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に4km
 - 料金(1人6,000円、2人計11,820円~)
 - 日本初、災害に備える動くホテル

   

■④ホテルグリーンコア+1
 [MAPCODE] 45 252 729*52
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に9km
 - 料金(1人7,500円、2人計10,500円~)

   

■⑤旅館あさよろず
 [MAPCODE] 45 251 468*55
 (口コミ平均3.4点/5点満点)

 - 道の駅から南西に9km
 - 料金(1人6,364円、2人計11,092円~)
 - 朝食付きプランもあり
 - 更に割安な男性限定プランあり
 - 未就学児の添い寝は無料

   

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■①御老公の湯 境店

天然温泉はもちろん、サウナ、岩盤浴など19種類の浴槽あり。ゲーム、カラオケ、大衆演劇も楽しめる温泉リゾート。 そして何といっても立地が最高。道の駅から徒歩1分。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)