AROUND JAPAN

(山形県の道の駅 no.16)

道の駅 尾花沢


道の駅基本情報
駅名 尾花沢(おばなざわ)
住所 山形県尾花沢市芦沢1195-1
コード 522 869 510*73
駅名の由来 市名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 1/1
営業時間 9:00~18:00[スタンプは24時間]
(レストラン 11:00~17:00)
道の駅の特産品 尾花沢すいか、スイカサイダー、尾花沢すいかカレー、スイカジュース、尾花沢すいかパン、すいかジャム、 すいか素麺、すいか饅頭、玉蒟蒻、銘菓「吹雪ようかん」「くじら餅」「銀山ロマン」「大正ロマン」、 尾花沢牛肉、尾花沢牛肉まん、尾花沢冷麺、平田牧場の餃子/焼売、とび色舞茸

尾花沢と言えば夏すいか

 東北中央自動車道(無料区間)の尾花沢北ICを降りて直ぐ、山形県北東部の尾花沢市に「道の駅 尾花沢」はある。 高速道路を使うと車窓の景色を確認する間も無く、あっという間に本駅に到着してしまうが、 本駅周辺は十数軒程度の民家は見られるものの、ほぼ田畑と山林の風景。 尾花沢市の中心市街地からはかなり離れているため、利用客は高速道路を使うドライバーが中心である。 基本的には高速道路のPA的な道の駅と言っても良さそうだ。

道の駅 | 尾花沢 | 道の駅看板
道の駅看板
 ただ、本駅をトイレ休憩や仮眠のためだけの施設と考えるのはとても勿体ない。 なぜなら尾花沢市には夏すいかというとっておきの特産品があるから。

 尾花沢市はすいかの産地として知られており、特に夏すいかの生産量は市町村別で日本一。 本駅でも7月中旬~8月下旬の旬の時期には大量の夏すいかが売り場に並ぶ。 可能であれば本駅はすいかの旬の時期に訪れたいが、それ以外の季節でも尾花沢すいかを使った加工品がたくさん。 本駅を訪れた際は、尾花沢すいかを使った商品、グルメを是非、楽しんで頂きたい。

道の駅 | 尾花沢 | すいか村のテント
施設前に並ぶ「すいか村」のテント。7月中旬から8月下旬まで、このテントで名物の尾花沢スイカが販売される。(2011年7月撮影)

(広告の下に記事が続きます)


夏すいかを使った商品の数々

 本駅は農作物直売所を兼ねた物産館とレストランから成る施設構成。 規模の面では全国の道の駅平均と比べると小さいが、個性、楽しさという点では平均的な道の駅を遥かに凌駕。 もちろん理由は「尾花沢すいかの存在」に他ならない。

 まずは物産館で商品をチェックすると…尾花沢すいかを使った「スイカサイダー」「スイカジュース」 「すいかカレー」「すいか糖」「すいかジャム」「すいかパン」「すいか素麺」「すいか饅頭」…。 正に尾花沢すいかを使った商品のオンパレードである。 極めつけは「すいか線香」。すいか好きだった故人への土産品まで備わっている。

道の駅 | 尾花沢 | 駅施設
横長の駅施設。右側に農作物直売所、真ん中に物産館、左側にレストランがある。
 私は数ある商品の中から「スイカサイダー(160円)」を選択。 特徴は缶を開けた時に漂うスイカの芳香。 私は外気と遮断された自分の車の中で缶を開いたが、車の中いっぱいにスイカの芳香が漂った。
 味は意外と濃厚。スイカは水っぽいという勝手なイメージを持っていたが、 このスイカサイダーは尾花沢すいかの甘味を凝縮した感じ。 疲労がたまった暑い夜に飲むと疲れが吹き飛びそうな感じがした。
道の駅 | 尾花沢 | スイカサイダー
尾花沢名物の「スイカサイダー(160円)」濃厚な甘さとスイカの芳香が魅力。
 もう一品購入したのが「すいかカレー(918円)」。 このすいかカレーの特徴は一般的にカレーを作る際に必要な水を一切使っていないこと。 水の代わりに尾花沢すいかから溢れる水分を使っている。 スイカに含まれる健康成分のシトルリンとリコピンがたっぷり入っている。
 味は1口目、2口目までは「あっスイカだ」と分かるような甘い味。 その後は、徐々にカレーに含まれるスパイス系の辛みが口の中に充満していく。
 ところで「すいかカレー」という商品名のため陰の存在になっているが、もう一つの主役はたっぷりと入った尾花沢牛。 別名「雪降り和牛」と呼ばれる尾花沢牛は脂(サシ)が絶品。とろけるような食感が魅力である。 実は尾花沢牛は尾花沢すいかと並んで尾花沢市を代表する特産品。 本駅における尾花沢牛関連の商品は意外と少ないが、 「すいかカレー」を食べると尾花沢市の2大特産品を同時に味わうことが出来る。

 尾花沢すいか以外の特産品も幾つかある。 近年、外国人に大人気の銀山温泉の銘菓「銀山ロマン」「大正ロマン」。 尾花沢の伝統銘菓である「くじら餅」。 農作物直売コーナーではご当地キノコの「とび色舞茸」が販売されている。

道の駅 | 尾花沢 | すいかカレー
こちらも尾花沢名物の「すいかカレー(918円)」。尾花沢スイカと共に尾花沢牛も味わうことが出来る。
道の駅 | 尾花沢 | くじら餅
尾花沢伝統銘菓の「くじら餅」

レストランでは「板そば」が人気

 本駅のレストラン「ねまる」は少数尖鋭のメニュー構成。 私が訪れた2024年10月はメニューの種類は全部で13種類。 蕎麦、ラーメン、カレーがメニューの中心になっている。

 人気のメニューは山形名物の「板そば(900円)」。 完全手打ちのため数量限定のメニューである。 「醤油ラーメン」「味噌ラーメン」も提供。 「味噌ラーメン」についてはプラス30円で辛みそを付けることも可能。 激辛好きの方にお勧めである。 カレー類では「カレー(880円)」「とんかつカレー(1100円)」「チキンカツカレー(1100円)」を提供。 定食類は唯一「から揚げ定食(900円)」が提供されている。

 ところで、尾花沢と言えばスイカ。「スイカを使ったメニューが無い」と残念に思う方もいるかも知れない。 実はスイカの旬の季節限定になるが「スイ辛ラーメン」というスペシャルメニューが用意されている。 これは麺の上にスイカとキムチがトッピングされており、 キムチをスープに溶かして味わうもの。 私は実際にまだ味わったことが無いため、味に関するコメントは出来ないが、 旬の季節に訪れた方は試してみるのは如何だろうか。

道の駅 | 尾花沢 | レストランのメニュー
レストラン入り口に掲示されているメニュー。 スイカの旬の季節はこれらに加えて「スイ辛冷麺」が提供される。

【その他の道の駅はこちらから】

 山形県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 尾花沢」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ビジネスホテル すがはら
 [MAPCODE] 350 063 071*77
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(1人4,419円~)
 - シングルルームのみ

 

■②あったまりランド深堀 虹の館
 [MAPCODE] 522 658 516*48
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に9km
 - 料金(1人8,000円、2人計16,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

■③ホテルルートイン新庄駅前
 [MAPCODE] 221 352 217*57
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に15km
 - 料金(朝食付き1人7,455円、2人計14,000円~)
 - 2食付きプランもあり/全客室でWOWOW無料視聴可

   

■④滝と蕎麦の宿 瀧見館
 [MAPCODE] 720 829 751*11
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に21km
 - 料金(朝食付き2人計43,560円~)
 - (銀山)温泉あり/2食付きプランもあり
 - 眼下に滝を望む絶好のロケーション

   

🐶ペット旅

■⑤東根温泉 青松館
 [MAPCODE] 62 737 384*22
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に25km
 - 料金(1人5,000円、2人計9,000円~)
 - (東根)温泉あり/食事付きプランもあり
 - ペット可のプランあり[1人6,800円、2人計12,000円~]

   

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)