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(山形県の道の駅 no.14)

道の駅 たかはた

駅基本情報
駅名 たかはた
住所 山形県東置賜郡高畠町大字安久津2072-1
コード 127 326 404*12
駅名の由来 町名の高畠町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 無休
営業時間 4月~11月 9:00~17:30、12月~3月 9:30~17:00
(レストラン 11:00~16:45[12月~3月は15:45まで])
特産品 たかはたファームのドレッシング各種、たかはたファームのジャム各種、高畠ワイナリーのワイン各種、 たかはた果樹園のジュース、たかはた果樹園のヨーグルトソース、まほろば味噌、山形ごま餅、つや姫くるみゆべし、銘菓「のし梅」、 さくらんぼ飴、バター入りどら焼き、でかきんつば

まほろばの里にある道の駅

 東北中央自動車の南陽高畠ICから国道113号線を東に5km、山形県南東部の高畠町に本駅「たかはた」はある。 高畠町は人口2万3千人が暮らす町。町の東側は山岳地域のため、人口は町の西部に集中しているが、 町の中央部にある本駅はちょうど住宅地と山岳地域の境目あたり。人々の暮らしと自然が調和する場所に本駅は位置している。
 さて、本駅に到着してまず目が行くのは、道路の反対側の広場にある三重塔と竪穴式住居。 実は高畠町は縄文草創期の遺跡を始めとした約200基の古墳群が存在する町。 古代から稔り豊かな住みよい土地ということから「まほろばの里」として町興しを行っている。 道の駅から見える三重塔は寛永2年(1625年)に完成、寛政9年(1797年)に再建された歴史的価値の高い建物。 さすがに竪穴式住居は後付けで建設されたものと思われるが(詳細不明)、 美しい木々や池に囲まれ、悠久の時を感じる公園になっている。
 道の駅近辺にも歴史的遺産や文化遺産がたくさん。 日本の3文殊の一つに数えられている亀岡文殊は知恵の文殊として願望成就や合格祈願に多くの人々を集める。 瓜割石庭公園は江戸時代から数百年に渡り採掘された高畠石の採掘跡を展示。 切り立った石壁の中から入る採掘場はかなりの迫力を感じる。 その他にも高畑城堀跡、日向洞窟、羽山古墳に昭和の面影が残る商店街「昭和縁結び通り」等、 時間に余裕のある方はこれらの高畠町の名所を廻ってみるのは如何だろうか。

高畠町の特産品は多いものの…

 それでは本駅の施設の紹介を。まずは物産館だが、残念ながら少々地味な印象。 ただ、販売されている商品が地味な訳ではない。 町内に拠点を構える「たかはたファーム」のジャム/ドレッシング、 「高畠ワイナリー」のワイン各種、「たかはた果樹園」のジュース/ヨーグルトソース等、人気商品がたくさん。 しかし、陳列方法がいかにも地味なのだ。
 特に「たかはたファーム」のジャム/ドレッシングは高畠町の枠に留まらない山形県を代表する特産品。 県内の他の市町村の道の駅では、まるで我が町の特産品であるかのように、店の正面の一番目立つところに陳列、 大きな商品説明の紙を張り出して大々的に販売しているが、 地元である本駅では店内を探し回ってようやく見つかるような店の奥の方に静かに陳列。 おそらく、公共施設である道の駅では「どこかの会社に肩入れすることなく公平に販売」という理念が働いているのかも知れないが、 もう少し町の人気商品は目立つように販売しても良いのでは、と感じてしまう。
 さて、その「たかはたファーム」のジャムだが、着色料や香料を使用せずに作った天然素材に拘ったジャム。 砂糖の代わりに和三盆を使用して甘さを抑え、果物本来の風味を生かしている。 私は「ブルーベリージャム」を購入。 パンに乗せて食べてみたが、確かに甘さは控えめで、ブルーベリーの爽やかな酸味を感じる。 種類はイチゴ/木いちご/ラフランス/さくらんぼ等があり様々な味を楽しむことが出来る。 ドレッシングもレモン/和風しょうゆ/ごま/イタリアンハーブなど10種類以上。 「さくらんぼドレッシング」という山形らしいドレッシングもある。
 「高畠ワイナリー」はシャルドネとデラウェアに関しては日本一の生産量を誇る銘柄。 「高畠ラスティックワイン」「ラフランス高畠ワイン」「高畠ナイアガラ」「高畠クラシックシャルドネ」等の人気のワインが本駅で販売されている。 「たかはた果樹園」は山形県産の果物を使ったジュースとヨーグルトソースが人気の商品。 こちらも木いちご/さくらんぼ/ブルーベリー/カシス/ラフランス等の種類がある。 その他にも玉屋総本店の「のし梅」、大山製菓の「さくらんぼ飴」、よこやま菓子店の「バター入りどら焼き」等の銘菓が販売されている。

食のメニューは「縄文はんばーぐ」等

 続いて本駅のレストラン「縄文」の紹介を。 本駅のレストランはメニューの数は多くないものの、そば、和食、軽食、飲み物、デザートを味わうことが出来る。 店の自慢は自家製のそばを使ったメニュー。 「天ざるそば」は1370円、「とりせいろ」は900円、「ざるそば」は800円。 喉越しに拘ったそばつゆも独特。冷たいそば各種にはそば湯が付いているので、そばつゆの味も満喫したい。 「山菜そば(840円)」「わさび菜そば(900円)」「とりそば(900円)」等の温かいそばも味わうことが出来る。
 和食メニューでは「縄文はんばーぐ定食(1200円)」が人気のメニュー。 「縄文はんばーぐ」は高畠町産の古代米を使用し、つなぎにブランド豚肉の「ダイヤモンドポーク」を使用した高畠町のオリジナル商品。 サラダとライス付きで、ライスは山形県産の「つや姫」を使用している。 「天丼(950円)」「豚丼(900円)」も使用している米は山形県産の「つや姫」。天ぷら、豚焼肉との相性もバッチリである。 テイクアウト可能な「米沢牛入りコロッケ」も人気の商品。こちらは1個180円で味わうことが出来る。



道の駅看板

道の駅看板

オリジナルの看板

本駅のオリジナルの看板。愛称「まほろばステーション」と呼ばけている。

駅施設

駅施設。左側に物産館、中央に観光案内所、右にレストランがある。利用客はそれほど多くない。

レストラン「縄文」

レストラン「縄文」。自家製そば、縄文はんばーぐ、米沢牛入りコロッケ等を味わうことが出来る。

観光案内所

観光案内所。私が訪れた時は無人だったが、町内の観光パンフレットが数多く置かれている。

たかはたファームのブルーベリージャム

高畠町の枠に留まらず、山形県を代表する特産品の「たかはたファームのジャム」。 写真はブルーベリージャム(290g/756円)。

阿久津八幡神社の三重塔

国道を挟んで向かい側にある「まほろばの里歴史公園」へ。 写真は阿久津八幡神社の三重塔。

まほろばの里歴史公園

まほろばの里歴史公園には小さな池がある

縄文時代の竪穴住居

縄文時代の竪穴住居を復元したもの。高畠町和田地区で発掘された金谷遺跡の遺溝から想像して復元した住居。 縄文時代中期のおよそ4千年前に作られていたもの。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①四季の里 幸新館
 [MAPCODE] 127 324 153*06
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に2km
 - 料金(2食付き2人計25,400円~)
 - 客室が4部屋のみの隠れ家的な宿
 - 夕食は米沢牛、秋には地物の松茸料理も

 

■②旅館エビスヤ
 [MAPCODE] 127 293 627*23
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に3km
 - 料金(2食付き1人7,545円、2人計14,727円~)
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金は要問合せ]

   

■③ホテル フォルクローロ高畠
 [MAPCODE] 127 258 623*08
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に7km
 - 料金(朝食付き1人6,363円、2人計9,636円~)
 - 隣接温泉施設を無料で利用できる特典付き/直前割あり
 - 楽天トラベルアワード銀賞受賞の宿

   

■④割烹旅館ビジネスホテルよしのや
 [MAPCODE] 127 258 649*11
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に7km
 - 料金(1人5,500円、2人計10,000円~)
 - 朝食付きプランもあり[+700円/人]
 - 隣接温泉施設を無料で利用できる特典付き

   

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■③ホテル フォルクローロ高畠

安定・安心のフォルクローロチェーン。本ホテルは隣接の温泉施設を無料で使用可能でお得感もある。 駅近なので飲食店探しも困らない。


🐶ペット旅

■⑤赤湯温泉 丹泉
 [MAPCODE] 127 470 650*60
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に9km
 - 料金(1人8,046円、2人計14,546円~)
 - (赤湯)温泉あり/食事付きプランもあり
 - ペット可のプランあり[追加料金+2,000円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)