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(山形県の道の駅 no.12)

道の駅 おおえ

駅基本情報
駅名 おおえ
住所 山形県西村山郡大江町大字藤田218-1
駅名の由来 町名の大江町より
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂、[隣接施設]温泉
特産品 日本酒「大江錦」、米焼酎「虎虎」、舟唄そば/冷麦、慈恩寺の冷麦、蕗の缶詰、トビタケの缶詰、平茸の缶詰、天然もだし、 あんこもち、納豆もち、雑煮もち、そば餅

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しょぼい物産館、素晴らしい温泉

 山形自動車道の寒河江スマートICから国道458号線と国道287号線を使って西に5km、 山形県ほぼ中央部の大江町に本駅「おおえ」はある。 大江町は町域の約9割は山林が広がる自然豊かな町。 ただ、本駅は町の人口の約9割が集まる町東部にあり、駅周辺はそこそこの賑わいを感じる。
 さて、本駅を一言で紹介するならば「しょぼい物産館」。 インターネット上に文章を掲載する際、悪口は極力控えなければならないのは私も重々承知しているが、 これは悪口ではなく真実。 おそらく本駅を訪れた殆どの人は「しょぼい」と思うだろう。 「しょぼい」原因は商品の数、種類が圧倒的に少ないこと。 建物が小さいという物理的原因もあるが、それでも素人の目で見ても改善の余地はあると思う。 例えば、本駅は建物の右半分は物産館、左半分は軽食堂になっているが、 利用客の少ない軽食堂を廃止、或いは窓際の1列だけにして、物産館のスペースを広げ、商品の数を増やすなど。 この程度なら少ない投資で出来そうなものだが。 あっ、これ以上書くと本当に悪口になってしまうので、このくらいにしておこう。
 一方、本駅の温泉は本当に素晴らしい施設。 道の駅公式ページ上で、以前は付帯施設(=道の駅の施設)と表示されていた施設だが、 道の駅施設表示の厳格化(?)により2019年度より隣接施設(=道の駅の近くにある施設)に変更されてしまい、 利用客の減少が懸念されたが、現在も本駅を訪れる約半数の客は温泉目当てのようだ。 詳細は後述するが、湯の色が毎日変わる不思議な温泉。 療養効果も優れており、全国各地から湯治客を集めている。
 「しょぼい」物産館と「素晴らしい」温泉。 評価が両極端の2つの施設を合わせて考えると、まあまあの評価ができる道の駅と言えるのではないだろうか。

物産館では「大江錦」「舟唄そば」など

 さて、まずは「しょぼい」(何度も言ってゴメン)物産館の紹介から。 物産館入り口付近の一番目立つ場所に陳列されているのは山形の地酒コーナー。 特に大江町の地酒「大江錦」は本駅の看板商品になっている。 大江町自慢の酒米とおいしい水で作った酒で、フルーティーな味が自慢のようだ。
 物産館の奥にあるのは「おおえブランド認定品」コーナー。 ここに陳列されているのは「蕗の缶詰」「トビタケの缶詰」「平茸の缶詰」等の山菜類の缶詰各種。 やけに地味だな…と思って後日、大江町のホームページで確認したが、 やはり「おおえブランド」とは違う商品。こういう点も少し改善の余地がありそうだ。 その他、販売されている商品の種類は少ないが、地元で唄い継がれている最上舟唄を冠した「舟唄そば」「舟唄冷麦」、 国史跡の本山慈恩寺を冠した「慈恩寺の冷麦」等が販売されている。
 物産館横の軽食堂では「もりそば(550円)」「つけ麺(550円)」等の麺類を提供。 「雑煮もち(520円)」「あんこもち(520円)」「納豆もち(520円)」「ずんだもち(520円)」等の伝統のお餅も味わうことが出来る。
 物産館前の仮設テントで行われている農作物販売が実は本駅(温泉を除く)では一番客を集めているコーナー。 キャベツ、大根、カボチャ等、一般的な地産の野菜が販売されているが、 「天然もだし」と呼ばれる珍しいキノコが数多く販売されているのが特徴だろうか。 アケビ、ユウガオといった一般的にはあまり販売されていない商品があるのも特徴と言えるだろう。

日によって色が変わる不思議な温泉

 本駅の人気はやっぱり温泉施設「テルメ柏陵健康温泉館」。 道の駅からは約400mほど離れているので、車で移動した方が便利である。 温泉施設前にも大きな無料の駐車場がある。 なお、道の駅から見える「老人福祉センター柏陵荘」は別の施設なので注意されたい。 ちなみに、「老人福祉センター柏陵荘」の温泉(舟唄温泉)も一般開放されている。 こちらは利用料が200円とめちゃくちゃ安いのが特徴である。
 さて、「テルメ柏陵健康温泉館」に話を戻すと、この温泉は日、時間によって湯の色が変化するのが特徴。 食塩、カルシウム、鉄、マンガン、マグネシウム、硫黄などの成分を含み、 時間帯によってこれらの成分の比率が微妙に変化する。 この微妙な変化によって湯の色が変わり、エメラルドグリーン・乳白色・透明色となる。 場合によっては入浴中に色が変わったり、内湯と露天で色が違ったりといった不思議な現象を見ることもできる。
 泉質も本温泉施設の自慢。温泉成分は1リットル当たり約20gと非常に多く、これは海水の2/3の濃度に相当する。 糖尿病、神経痛、筋肉痛、慢性婦人病、疲労回復に効果があり別名「若さの湯」と呼ばれているらしい。 湯の種類は大きな内湯と露天風呂、ヒノキの香りがするトロンサウナもある。 また、男女半月替わり(1日と16日に入れ替え)の一方の浴室のみだが、国内最大級の189枚の有機ELパネルを使った光の饗宴も見所。 湯に浸かりながら旧最上橋、花火、灯篭をイメージした光のアートを楽しむことが出来る。 利用料金が350円と安いのも魅力である。


道の駅看板

道の駅看板

小さな駅施設

小さな駅施設。右半分が物産館、左半分が軽食堂。施設前の仮設テントで農作物直売が行われている。 右端のトイレの方が大きいくらい。

テルメ柏陵健康温泉館

道の駅から400mの場所にあるテルメ柏陵健康温泉館

左沢の小鵜飼船

テルメ柏陵健康温泉館の前にある「左沢の小鵜飼船」のモニュメント。 江戸時代から大正時代までの間、最上川を往来する交通手段として利用されていた。

日によって変わる温泉の色

テルメ柏陵健康温泉館は日によって変わる温泉の色が特徴。私が訪れた日は乳白色だった。

舟唄温泉

道の駅に近いのは老人福祉センター柏陵荘の中にある舟唄温泉。利用料は超格安の200円。

椹平の棚田

道の駅から10kmの距離にある「椹平の棚田」。日本の棚田百選に選定されている。