(山形県の道の駅 no.04)
道の駅 あつみ
駅名 | あつみ |
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住所 | 山形県鶴岡市早田字戸ノ浦606 |
コード | 449 577 252*67 |
駅名の由来 | 駅名「あつみ」は市町村合併前の旧町名の温海町より。駅愛称の「しゃりん」は旧温海町の町の花だった丸葉車輪梅より。 |
施設 | 物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストラン、出店 |
休館日 | 12/31、1/1、7・8月を除く最終水曜日 |
営業時間 | 5月~8月 8:00~18:00、9月~4月 8:30~17:30 (海産物直売所 8:30~16:30) (レストラン 7:00~16:30) (出店 9:00~16:30) |
道の駅の特産品 | 焼畑温海かぶ、あつみ豚、イカ塩辛、ホタテ塩辛、カツオ酒盗、ぱりんこエビ、漬物処「本長」の漬物各種、櫛引農工連の漬物各種、 つや姫うどん、大清水そば、あごだしラーメン、温海饅頭、中村屋菓子店のかりんとう、味付け生蒟蒻、庄内浜の塩、大山稲庭うどん、 地酒「初孫」「羽黒山」、紅芋焼酎「さつま邑」 |
夕日が美しい道の駅
日本海東北自動車道のあつみ温泉ICから国道7号線を南西に5km。山形県南西部の旧温海町(現鶴岡市)に「道の駅 あつみ」はある。
温海町は日本海に迫り出すようにそびえる山々が大部分を占める町。
集落は海と山の間のごく狭い平地部分に集中しており、本駅までの道中は山林地域と住宅密集地の繰り返し。
インターから数えて2つ目の山林地帯を抜けた後に、日本海の淵に立つ本駅が見えてくる。
さて、日本全国には夕日がきれいに見える道の駅は数多く存在するが、
おそらく、本駅はその中でも特に夕日がきれいに見えると思われる道の駅。
実際にまだ私は本駅からの夕日の風景を見たことが無いので断言はできないが、それなりの根拠はある。
一つは海のすぐ近くに立地している点。建物から日本海までの距離は数メートル。
水害が心配になる位の近さである。
もう一つは本駅の位置が海に迫り出している点。
半島状の地形に位置している本駅は、周囲360度のうち270度は海。
夏でも冬でも天気さえ良ければ日本海に沈む夕日を見ることが出来る。
夕日を楽しむための施設も充実。座敷付きの休憩所は道の駅としては珍しい24時間利用可能。
ライダーやサイクリスタもゆったりと足を伸ばして休憩することが出来る。
あとは温泉があれば完璧だが、その温泉も近くに「あつみ温泉郷」があり、13の宿で日帰り入浴を楽しむことが出来る。
本駅を訪れた際は日本海の荒波と、日本海に沈む夕日の風景、近隣のあつみ温泉を楽しみたい。
温海、鶴岡の特産品がいっぱい
本駅の物産館は農作物直売所と海産物直売所を兼ねる大規模な施設。
特産品は上表の「特産品」の欄に19品目を記載したが、スペースに縛りが無ければ30品目は記載したいくらいに豊富。
本駅ならではの魅力的な商品や珍しい商品が数多く並んでいる。
まず、最初に取り上げるべき商品は、温海町の伝統的な農法で育てられた「焼畑温海かぶ」。
古典的な農法として「焼畑農業」というものがあるが、温海町で行われているカブ栽培は古典的な焼畑農業そのもの。
木と雑草を焼いて、その灰を肥料にして、同時にその部分の植生を一掃して、土の中の栄養をカブだけに行き渡るようにする農法。
一見、効率が良さそうに見えるが一度焼いた畑は植生が復活するまで100年放置するため、同じ畑からの収穫は100年に1度。
このため、温海のカブは「百年赤かぶ」とも呼ばれている。
温海の「百年赤かぶ」は旨味成分のグルタミン酸が豊富。
外皮の鮮やかな赤紫色と真っ白な果肉のコントラストも美しく、高級食材として全国から注文が殺到している商品である。
温海町オリジナルのブランド豚肉「あつみ豚」も忘れてはならない存在。
血統や餌の管理が徹底された豚肉で、安心、安全、美味しさを追求している。
鶴岡市のふるさと納税サイトで人気の商品だが、店頭販売されているのは本駅のみ。
ロースハム、チャーシュー、ブロックベーコン、ウインナーの形状で販売されている。
漬物類では老舗の漬物処「本長」の商品に注目。自家生産の地元の在来野菜を使った漬物が人気で、
特に「民田茄子のからし漬け」はテレビ番組で絶賛された人気商品である。
地元JAの櫛引農工連の漬物も負けてはいない。
こちらはパリパリの食感が新鮮な「ぜんご漬け」やしっとり食感の「しなべきゅうり」が人気になっている。
その他にも地元で採れた海産物の加工商品(イカ塩辛/カツオ酒盗/等)、
庄内地方では1軒のみ残る稲庭うどんの名店「菅原製麺」の「大山稲庭うどん」、
庄内の海水から製塩した「庄内浜の塩」、温海町伝統の銘菓(あつみ饅頭/中村屋のかりんとう/等)、
庄内地方の地酒(初孫/羽黒山/十水/等)、数多くの商品が販売されている。
魚料理が人気の道の駅レストラン
本駅の「食」の施設の中心は道の駅レストラン「早磯」。
店長が近隣の鼠ヶ関漁協で行われているセリに自ら出向いて仕入れた日本海の新鮮な魚介類がウリの海鮮レストランである。
自慢のメニューは「刺身定食(1400円)」。刺身のネタは当日の仕入れによって変わるが、凡そ9~10種類。
鯛、ブリ、ヒラメ、サザエ等、高級食材をたっぷりと味わうことが出来る。
魚を使ったメニューは「魚フライ定食(850円)」「焼き魚定食(時価)」「煮魚定食(時価)」もある。
少し贅沢をしたい方は「しゃりん定食(2900円)」は如何だろうか。
刺身、焼き魚、煮魚、サザエ焼、魚フライ、つぶ貝、更に味噌汁、漬物、大盛りのごはん。
とにかく量が多いので、「しゃりん定食」を味わう際は空腹で来店するようにしたい。
魚介類以外にも庄内豚を使った「焼肉定食(900円)」や「もつ煮込み定食(850円)」「焼肉どんぶり(800円)」も人気のメニューである。
道の駅のメイン施設から少し離れた建物には4つの出店が軒を並べる。
「ソフトクリーム売店」では濃厚な「あつみ牛乳ソフトクリーム」が人気。
その隣には「たこ焼き(8個入り400円)と揚げ餅(1個150円)の店」、
更にその隣には「イカ焼き(700円)の店」、
更にその隣には「そば・うどんの店」がある。
そば、うどん店の人気メニューは「わかめうどん/そば(500円)」と「山菜うどん/そば(500円)」。
いずれも小腹を満たすのに適していると言えるだろう。
「道の駅 あつみ」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①創業参百五十年五つ星の宿 萬国屋
[MAPCODE] 449 703 399*87
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に8km
- 料金(2食付き1人22,000円、2人計26,000円~)
- (あつみ)温泉あり/ハイクラス
- プロが選ぶ日本の旅館百選の総合14位
■②高見屋別邸 久遠 -KUON-
[MAPCODE] 449 702 675*17
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に8km
- 料金(夕食付8,800円~)
- (あつみ)温泉あり/2食付きプランもあり
■③かしわや旅館
[MAPCODE] 449 703 525*08
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に8km
- 料金(2食付き1人12,000円、2人計20,000円~)
- (あつみ)温泉あり
■④たちばなや
[MAPCODE] 449 703 422*80
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に8km
- 料金(2食付き1人16,500円、2人計25,000円~)
- (あつみ)温泉あり/ハイクラス/食事付きプランもあり
- 2人以上は素泊まり、朝食のみのプランあり
🐶ペット旅
■⑤癒しの源泉かけ流しの宿 温海荘
[MAPCODE] 449 703 524*27
(口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北東に8km
- 料金(2食付き2人計33,000円~)
- (あつみ)温泉あり
- ペット可
- 【注】ペット可はじゃらん予約のみ
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)