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(山形県の道の駅 no.02)

道の駅 河北

駅基本情報
駅名 河北(かほく)
住所 山形県西村山郡河北町谷地字真木335-1
駅名の由来 町名より
施設 物産館、喫茶コーナー
特産品 河北のそうめん、やっこそば、頭脳そば、河北の地酒「あら玉」「月山丸」「朝日川」、さくらんぼのお酒、スリッパ各種

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閉館、のち、規模を小さくして復活

 東北中央自動車道の東根ICから国道287号線を真っすぐ西に2km、山形県ほぼ中央部の河北町に本駅「河北」はある。 河北町は町域(山林を除く)の約8割が田畑の農業が盛んな町。 ただ、本駅は人口の多くが集まる町の中心部に位置しており、そこそこの賑わいを感じる。 また、町域ではたった2本しかない最上川を渡す橋(谷地橋)の袂(たもと)に建っており、駅周辺は意外と渋滞が発生しやすいので注意が必要である。
 さて、本駅は県内で2番目に登録された古参の道の駅だが、過去において閉館、再開を繰り返してきた不遇の歴史を持つ。 1994年3月に華々しくオープンしたが、翌年の4月に早くも閉館。 2000年6月に再開し、この時は長い間施設を保ち続けていたが2018年4月に惜しまれつつも再び閉館。 その後2019年4月末に再びプレオープンという形で再開し現在に至っている。
 過去においては建物の1階から3階までをフルに使って営業していたが、 現時点(2019年9月現在)では建物の1階のみを使った縮小営業。 ちょうど居合わせた河北町の観光協会の方に本駅の今後の予定について聞いたところ、 「一応、2020年の10月頃に1階から3階まで使ってグランドオープンする計画になっていますが…現時点でははっきりしていません」との回答。 河北町の町議会の議論によると、本駅の建物には構造上の問題があり、 「2階、3階に商品を置いても客がなかなか上の階まで足を運んでくれない」という分析があるようだ。 このため、温泉や宿泊施設の近くに移動してリニューアルという構想も議論されているようだ。
 いずれにせよ、町側は「道の駅は必要な施設」という方針は示しているので、 今後、再び活気ある道の駅の姿を見せてくれることになりそうだ。

日本全体の1/4の生産量を誇るスリッパ

 本駅は小さな物産館、観光案内所、喫茶スペースから成る施設構成。 建物は4階建てだが、一般の利用客が足を運べるのは2階まで。 3階は最上川や町域を見渡すことが可能な展望台になっているが、残念ながら現在は商工会事務所が間借りしており立ち入り禁止。 2階は展示スペースになっているが、普段は利用されていない。 建物の1階に上記施設が入っている。
 小さな物産館の中で目に付くのは綺麗な模様が付いたスリッパ。 実は河北町はスリッパ生産日本一の町で、実に日本全国の約1/4の生産量を誇っている。 スリッパの他には河北町に本拠を置く今田製麺所の「やっこそば」「頭脳そば」、 同じく河北町に本拠を置く和田酒造が提供する日本酒「あら玉」「月山丸」「朝日川」。
 ただ、やはり商品数の不足は否めず、物産館の利用客はごく僅か。 本駅の利用客の多くはトイレの利用、または観光案内所の横に置かれているコーヒーベンダー(有料)を使ってコーヒーを入れ、 喫茶スペースで味わっている。 プレオープン状態の現状では仕方が無いが、 河北町は紅花を用いた伝統の紅染め製品や冷たい肉そば、 また過去に本駅の人気商品だった日本一大きな大豆「秘伝豆」など数多くの特産品がある町。 いずれは河北町の特産品が揃う魅力ある道の駅に生まれ変わることを願いたい。


道の駅看板

道の駅看板。愛称は「ぶらっとぴあ」。

駅施設

駅施設。外観からでは何階建てかわかりずらいが、4階建ての建物。ガラス張りの窓がある階は3階。屋根の部分に4階がある。

展望台から見る風景

3階の展望台から見る風景(入場可能だった2011年度に撮影。現在は立ち入り不可)。 ガラスが斜めに入り組む複雑な構造はあまり好評ではなかったようだ。

最上川資料館

以前は2階にあった最上川資料館。最上川に棲む魚たちが展示されていた(2011年撮影。今は存在しない)

駅横を流れる最上川

駅横を流れる最上川