道の駅　かくだ

駅基本情報

駅名	かくだ
住所	宮城県角田市枝野字北島81-1
コード	156 172 819*77
駅名の由来	市名の角田市より
施設	物産館、農作物直売所、フードコート
休館日	12/31、1/1
営業時間	4月～10月 9:00～17:30、11月～3月 9:00～17:00 (フードコート 11:00～15:00)
特産品	角田のカレー、牛乳かりんとう、でっかいあんぱん饅頭、たまごの切株バウムクーヘン、牛タンカレー、牛タンシチュー、 白石ウーメン、丸森耕野のはちみつ、必勝もなか、くるみゆべし、牟宇姫まんじゅう、銘菓「あぶくま山景」、 日本酒「牟宇姫の恋」

大規模スポーツ公園に隣接する道の駅

　常磐自動車道の山元ICから県道272号線を南西に6km、宮城県南部の角田市に本駅「かくだ」はある。 県道272号線は信号機の無い、ほぼ一直線の道路。 車窓の左右は田畑か草原で、感覚的にはプチ北海道のような気分。 渋滞の無い快適なドライブを楽しむことが出来るだろう。 ただ、高速からのアクセスだと人里から離れた田舎の道の駅という感じがするが、実は角田市の中心街からは数キロの距離。 都会と田舎の境目にある道の駅と言える。
　本駅は2019年4月オープンの新しい道の駅。 県南では有名な大規模スポーツ公園「かくだスポーツビレッジ」のすぐ横に建設された道の駅である。 道の駅単体で見れば小規模な本駅だが、隣接のスポーツ公園を含めると東北屈指の規模。 年間利用客は2019年度の統計で約100万人(スポーツ公園利用客を含む)と県内では第2位の数値。 私が訪れた日も大勢の客が集まり、スポーツ公園も道の駅施設もかなり混雑していた。 ちなみにスポーツ公園には野球場、陸上競技場、室内プール、テニスコート、ゲートボール場など多彩な施設がある。 道の駅巡りの途中に野球場、陸上競技場の利用は少しハードルが高い気がするが、 室内プール、テニスコートなら気軽に利用できそう。 特に室内プールの利用は事前予約不要なので、運動不足解消に利用してみるのは如何だろうか。

梅と地元伝統菓子が人気

　本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る施設構成。 上述の通り、道の駅としては比較的小規模だが、元々は温泉施設付きの大規模な道の駅を予定していたそうだ。 予算の都合上、しばらくの間は実現できない模様だが、10年後くらいには温泉施設付きの大規模な道の駅に生まれ変わっているかもしれない。
　話を現在に戻すと、本駅では角田市の老舗菓子店の伝統菓子が人気。 前橋菓子店の「必勝もなか」「くるみゆべし」、 ささもり菓子舗の「あぶくま山景」「かしわ餅」「牟宇姫まんじゅう」等が販売されている。 ちなみに「必勝もなか」は縁起物として人気の品。大会や受験のお守りに良さそうだ。 「牟宇姫まんじゅう」の「牟宇姫」は本市に縁のある伊達政宗の次女。 角田市のキャラクターにもなっており、日本酒「牟宇姫の恋」という商品もある。 本駅限定の商品では「でっかいあんパンまんじゅう」や「たまごの切株バウムクーヘン」を販売。 「角田のカレー」「牛乳かりんとう」「牛タンカレー」「牛タンシチュー」等の角田市ならではの商品もある。
　もう一つ、忘れてはならないのが「梅」。実は角田市は「梅花の里」と呼ばれており、梅の栽培が盛ん。 梅は屋外の特設ブースで大々的に販売されている。
　物産館に併設されているのが農作物直売所。 特段、珍しい野菜・果物は見受けなかったが、地産の新鮮な農作物が約20種類販売されている。

角田野菜を使った料理が評判

　本駅のフードコートはメニュー数こそ少ないものの、味わってみたい料理が幾つもある。 中でも角田野菜がたっぷり入った「角田野菜ビーフカレー」と「角田野菜みそラーメン」は人気のメニュー。 角田平飼鶏を使った「月見うどん」も角田市ならではのメニューである。 その他にも「煮込みカツ丼」「温玉添え牛丼」「煮干し醤油ラーメン」 「はぴハウスのピザ」等、美味しそうなメニューがたくさん。 残念ながら、今回はあまりに混雑していたため本駅で食事を味わうことが出来なかったが、 次の機会には味わってみたいと思う。