AROUND JAPAN

(宮城県の道の駅 no.01)

道の駅 七ヶ宿

道の駅基本情報
駅名 七ヶ宿(しちかしゅく)
住所 宮城県刈田郡七ヶ宿町字上野8-1
コード 76 821 524*30
駅名の由来 町名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、七ヶ宿町水と歴史の館、七ヶ宿焼陶房
休館日 12/30~1/3
(水と歴史の館 12/28~2月末、月曜日、土日を除く祝日の翌日)
営業時間 9:00~17:30[12月~2月は16:30まで]
(レストラン 10:30~15:00)
(水と歴史の館 4月~11月 9:00~16:30、12月と3月 9:30~16:00)
道の駅の特産品 白石ウーメン、紅白ウーメン、たまごウーメン、そばウーメン、七ヶ宿源流米、七ヶ宿わらび餅、 くるみだんご、ずんだ饅頭、ずんだクランチ、草だんご、伊達塩大福、稲庭うどん、高原の花豆煮、 月餅、日本酒「山の雫」

ダム湖百選の七ヶ宿湖の畔にある道の駅

 東北自動車道の白石ICから国道4号線、その先国道113号線を通って南西に26km、 宮城県南西部の七ヶ宿町に「道の駅 七ヶ宿」はある。 道中は国道4号線(約4km)を走っている間は普通の農村の風景だが、 国道113号線に入ってからの約22kmは完全に山林の風景。 やがて車窓の左側にダム湖百選に選ばれている七ヶ宿湖が現れ、暫くすると本駅を示す道の駅看板が現れる。
 本駅は1993年4月に道の駅登録された宮城県内第1号の道の駅。 2014年4月に旧道の駅から4kmほど西に移動してリニューアルオープンしている。 「七ヶ宿湖を見下ろす絶好のロケーション」という意味では旧道の駅に軍配が上がるが、 物産館やレストランの広さ、トイレの快適さは新しい道の駅の方が断然上。 総合的に見ると道の駅が移転リニューアルしたことで利用者の利便性は増したと言えるだろう。 ちなみに旧道の駅は建物内には入れないものの、駐車場は開放されている。 旧道の駅からは七ヶ宿湖名物の大噴水も正面から見ることが出来るので、 ダム湖観賞が目的の方は新駅と共に旧道の駅も訪れたい。
 駐車場から数分歩くが新しい道の駅からも七ヶ宿湖は観賞可能。 周辺には3500本の桜の木が植えられており、春には桜を見ながらダム湖を見ることが出来る。 桜の季節に訪れた方は是非、移転した本駅で桜とダム湖の絶景のコラボを楽しみたい。

道の駅の物産館では温麺が19種類

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランに加えて七ヶ宿町水と歴史の館、七ヶ宿焼陶房がある施設構成。 田舎の道の駅の割にはかなり豪勢な施設構成になっている。
 物産館では宮城県南部の郷土料理の温麺(ウーメン)を販売。 その種類が凄い。「紅白温麺」「伊達の旨塩温麺」「白石温麺」「たまご温麺」「そば温麺」等、 温麺だけで19種類。私が独自で調べた結果では道の駅の温麺販売種類数は「道の駅村田」の17種類を2つ上回る単独首位。 道の駅巡りの途中で温麺を購入するなら本駅がお勧めである。 その他、本駅限定販売の「くるみだんご」、七ヶ宿町の伝統菓子である「七ヶ宿わらび餅」「高原の花豆」「月餅」も販売されている。
 農作物直売所では品数は少ないものの七ヶ宿町産の新鮮野菜・穀物を10種類ほど販売。 中でも「七ヶ宿源流米」は自慢の商品で2020年の米・食味分析鑑定コンクールで金賞を受賞している。
 有料施設(320円)の「七ヶ宿町水と歴史の館」は七ヶ宿町の歴史や文化を紹介。 絵画ギャラリーでは七ヶ宿ダムの湖底に沈んだ集落の在りし日の四季折々の風景画を展示。 七ヶ宿町にゆかりのある芥川賞作家、古山高麗雄氏の作品や遺品も展示されている。
 七ヶ宿焼陶房は伝統の七ヶ宿焼きの陶芸品を展示、販売する施設。 七ヶ宿町は良質な粘土と窯を炊くために必要な赤松に恵まれ、古くから陶芸が盛んである。 「墨流し」という古来の技法を用いた白と黒の流れ模様が七ヶ宿焼き作品の特徴になっている。

温麺を味わうなら本駅で

 宮城県南部地域の郷土料理の温麺だが、本駅のレストランで味わうことが出来る。 これも私の独自調査で、もし誤りがあれば申し訳ないが、本場の宮城県南部の道の駅で温麺を味わうことが出来るのは本駅のみ。 道の駅巡りの途中で温麺を味わうなら本駅のレストランがお勧めである。
 本駅の温麺はなめこ、しめじ天ぷら、シシトウ天ぷら、のり、蒲鉾がトッピングされていて650円というお得な価格。 温麺は素麺のように細麺だが、素麺と比べると長さが断然短い。 食べやすさという点では温麺が勝っている感じがする。 また、温麵が素麺と異なるもう一点は製造工程で油を使っていない点。 胃に優しくて消化が良く、お子様やお年寄りにも安心の料理である。
 個人的には温麺がお勧めだが、店がお勧めする自慢のメニューは「七ヶ宿ダム湖カレー(700円)」 「ラーメン・カレーセット(620円)」「蔵王担々ラーメン(800円)」の3品。 特に「蔵王担々ラーメン」は七ヶ宿産の舞茸が入った七ヶ宿町の門外不出のメニュー。 ここでしか味わうことが出来ないので味わってみるのは如何だろうか。

天然記念物の材木岩もあり

 実は七ヶ宿湖周辺は隠れた観光の宝庫。 その代表が天然記念物に指定されている「材木岩」。 高さ65m、幅100m、材木のように縦に筋が入っている巨石は近くで見るとかなりの迫力である。 その他にも周辺には林木岩風穴や検断屋敷など見どころいっぱい。 場所は道の駅から東に6km先にある小道を南へ(案内板あり)。 入場、見学は無料なので時間に余裕のある方は如何だろうか。



道の駅 | 七ヶ宿 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 七ヶ宿 | 駅施設

駅施設。この建物の中に物産館、農作物直売所、レストランが入る。

道の駅 | 七ヶ宿 | 七ヶ宿町水と歴史の館

有料施設(320円)の「七ヶ宿町水と歴史の館」。湖底に沈んだ在りし日の集落の四季の風景画を展示。

道の駅 | 七ヶ宿 | 七ヶ宿焼無限陶房

白と黒の流れ模様が特徴の七ヶ宿焼の作品を展示、販売する七ヶ宿焼無限陶房

道の駅 | 七ヶ宿 | 温麺(ウーメン)

郷土料理の温麺(ウーメン)はレストランで味わうことが出来る(650円)

道の駅 | 七ヶ宿 | モニュメント

道の駅内にあるモニュメント。何を表すのかは不明。

道の駅 | 七ヶ宿 | 移転前の道の駅

こちらは移転前の道の駅。「七ヶ宿ビューランドありや」という名称だった。(2007年10月撮影)

道の駅 | 七ヶ宿 | 旧道の駅から見る七ヶ宿湖

旧道の駅から見る七ヶ宿湖。噴水は現在も4月中旬から11月まで毎日、 10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時の6回噴出される。

道の駅 | 七ヶ宿 | 材木岩

道の駅から東に6kmのところにある材木岩。天然記念物に指定されている。


「道の駅 七ヶ宿」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①小原温泉 ホテルいづみや
 [MAPCODE] 76 832 563*60
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に14km
 - 料金(1人11,000円、2人計18,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 全室が白石川の渓流に面した閑静な宿
 - 🐶ペット可[予約時に電話連絡要]

   

■②白石温泉 薬師の湯
 [MAPCODE] 569 027 386*01
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に20km
 - 料金(1人7,727円、2人計11,818円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 海・山の幸を使った和会席が評判

   

■③パシフィックホテル白石
 [MAPCODE] 156 300 137*25
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に22km
 - 料金(1人5,136円、2人計8,181円~)
 - 朝食付きプランもあり[+819円/人]

   

■④ベネシアンホテル白石蔵王
 [MAPCODE] 156 271 161*37
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に23km
 - 料金(1人4,773円、2人計6,996円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 楽天トラベルでアワード受賞の宿

   

My Select

■①小原温泉 ホテルいづみや

白石川の渓流に面した閑静な宿。自慢は大浴場で、同時に100人は入浴できるという。 もっとも土地柄から混雑することは少ない。大きな浴場でゆっくりと湯を楽しむことが出来る。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)


近隣の宿をじゃらんnetでもっと調べる
近隣の宿を楽天トラベルでもっと調べる

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)