道の駅　平泉

駅基本情報

駅名	平泉(ひらいずみ)
住所	岩手県西磐井郡平泉町平泉字伽羅楽112-2
コード	142 255 600*25
駅名の由来	町名より
施設	物産館、レストラン、ソフトクリーム売店、柳之御所資料館
休館日	無休
営業時間	4月～11月 9:00～18:00、12月～3月 9:00～17:00[スタンプは24時間] (レストラン 6:00-8:30、11:00～15:30)
特産品	黄金の国平泉の煎餅、えび豆煎餅、平泉黄金餅、銘菓「献上田むらの梅」、かりんとう饅頭、銘菓「藤原八百年」、 平泉藤原生チョコサブレ、葛切り餅、ずんだわらび餅、水まんじゅう、大文字りんごの黄金ジュース、焼きしそ巻き、 えごましそ巻き、盛岡冷麺、自然薯そば

平泉観光の拠点施設

東北自動車道の平泉前沢ICから国道4号線を南に4km、岩手県南部の平泉町に本駅「平泉」はある。 平泉町は岩手県で最も小さな市町村。東西に約10km、南北に約6kmしかなく、県内で最も広い宮古市と比べると面積は約1/20。 しかし、観光客の入込数は盛岡市に次いで県内2位の年間216万人。 その原動力はもちろん、世界遺産に登録されている中尊寺である。 特に黄金色に輝く中尊寺金色堂は観光客の人気の的。 平泉町を訪れる観光客の殆どが中尊寺に向かうと言っても過言ではないだろう。 その中尊寺まで、本駅は約2kmという至近距離。 施設内には観光用パンフレットやモニターによる案内が行われており、中尊寺観光の前にまず本駅で予習を行いたい。 道の駅としては平均的な規模で、農作物販売を兼ねた物産館とレストランが施設の中心。 平泉土産品が数多く販売されている一方で、農作物の品揃えは少なく、どちらかと言えば地元住民よりも観光客に重きを置いた施設と言える。 但し、2017年度より道の駅の農作物販売を充実させるために平泉町では新規作物導入支援事業補助金制度を導入しており、 将来的には農作物販売も充実させていく方針のようだ。

平泉土産がいっぱい

本駅で目に付くのは「平泉」や中尊寺にゆかりのある「藤原」という文字が入った特産品。 「黄金の国平泉の煎餅」「平泉藤原生チョコサブレ」「平泉黄金餅」「藤原八百年」等の商品が並んでいる。 ただ、「黄金の国平泉の煎餅」を製造している(株)水沢米菓は奥州市、「平泉黄金餅」を製造している松栄堂は一関市。 「平泉」の特産品であることは間違いないが「平泉町」の特産品ではないようだ。 ちなみに「藤原八百年」を販売する(有)千葉恵製菓は平泉町である。 店内には「平泉銘菓コーナー」もあり、ここでは昔ながらの「葛切り餅」「ずんだわらび餅」「水まんじゅう」を販売。 また、シソの葉の中にクルミと甘辛味噌を包んで焼いた「焼きしそ巻き」が平泉町伝統の味として販売されている。 本駅のもう一つのメイン施設のレストランは日替りのメニューが特徴。 日替りなので皆様の参考になるかどうかは分からないが、 私が訪れた日は「岩手南牛カレー(1000円)」「冷麺(800円)」「はっと汁(おにぎり付き)(550円)」「牛タンセット(1000円)」 「海老天そば(750円)」「味噌ラーメン(700円)」など20種のメニュー。 全てのメニューが1000円以下であり、私のような貧乏人には有難いが、 「せっかく平泉まで来たのだから豪勢に」という人にはもしかしたら物足りないかも知れない。

甘さの中に辛味が弾ける「和からしソフト」

私が本駅で着目したのは施設の外窓で販売されているオリジナルソフトクリーム各種。 「どぶろくソフト」「和からしソフト」「ずんだソフト」「いちごミルクソフト」「お抹茶ソフト」「バニラミルクソフト」 「すりおろしりんごシャーベットソフト」の7種が販売されている。 本当は平泉の名物でもある「どぶろく」を使った「どぶろくアイス」を食べてみたかったのだが、 運転に差し障りがあるとまずいので断念。 「ずんだソフト」以後の5つは何となく味が想像できるので、今回は「和からしソフト」を食べてみた。 この「和からしソフト」はバニラソフトの中に「和からし」の粒々がトッピングされている。 バニラと「和からし」を混ぜているのではなく、トッピングされているところがポイント。 最初はバニラソフトの甘さが口の中に広がるのだが、和からしの粒を食べた時にピリリと一瞬にして口の中に刺激が走る。 この刺激が本当に心地良い。 甘いだけのソフトクリームに飽きた方は、この「和からしソフト」を試してみるのは如何だろうか。