(岩手県の道の駅 no.23)
道の駅 とうわ
駅名 | とうわ |
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住所 | 岩手県花巻市東和町安俵6区147-2 |
コード | 108 777 512*38 |
駅名の由来 | 市町村合併前の旧町名の東和町より |
施設 | 物産館、レストラン、温泉施設 |
休館日 | 無休 (温泉 第1水曜日、1月と5月は第2水曜日) |
営業時間 | 9:00~17:00[スタンプは24時間] (レストラン 11:00~20:45) (温泉 7:00~8:30、10:00~20:30) |
特産品 | 地元銘菓「きりせんしょ」、東和まんじゅう、とうわ焼き、佐々醸造のみそ、みそソフトクリーム、 トマトジュース「黄色のトマト」「緑のトマト」「赤のトマト」、葉わさびドレッシング、激辛ワサビの種、 宮沢賢治クッキー「雨ニモ負ケズ」、銀河の漬物(金婚漬け/小十郎漬け)、落花生あわせ、岩谷堂ようかん |
定説を覆した温泉
釜石自動車道の東和ICから県道37号線を北に100m、岩手県南西部の旧東和町(現花巻市東和町)に本駅「とうわ」はある。 高速道路を使うと車窓の景色を確認する間も無く、あっという間に本駅に到着してしまうが、東和町は人口1万人程度の長閑な町。 本駅周辺は住宅や商店、学校などがあり多少、都会的な雰囲気が感じられるが、 町全体を見ると田畑や森林が大部分を占める自然豊かな環境にある。 さて、突然だがお手元に全国の温泉地マップをお持ちの方は、是非広げて確認して頂きたい。 岩手県中央部から南部にかけて、北上川よりも東にある山地を北上山地と呼ぶが、 実は北上山地には一つも天然温泉が存在しない。 理由は地質学の専門家にお任せするが、昔から北上山地には温泉が湧出しないというが地質学上の定説であった。 本駅の温泉はこの地質学の定説を覆したもの。 1996年(平成8年)に湯温45℃、湯量毎分150リットルの温泉を掘り当てることに成功している。 本駅はこの温泉施設を中心とする道の駅。北上山地唯一の温泉施設ということもあり、 近隣市町村の方々が大勢訪れる人気の道の駅になっている。
広々とした浴槽が魅力の温泉
本駅は物産館、レストラン、温泉施設から成る施設構成。 物産館は17時まで、レストランは15時までと営業時間が短いのが難点だが、 温泉施設内にも物産館、レストランがあるため、遅い時間に本駅に到着しても東和町の特産品を購入したり味わったりすることが可能である。 ちなみに温泉施設の営業は22時まで(最終受付は21時30分)。冬期は1時間早くなる。 まずは本駅の目玉の温泉施設だが、泉質は名湯に多いと言われているアルカリ性の単純温泉。 刺激が少ないのでお肌に優しく、幼児や女性にも安心である。 効用は神経痛、筋肉痛、うちみ、冷え性、アトピーなど幅広い。 湯の種類はとても広い内湯と開放感のある露天風呂、そして温泉に人工的に炭酸を入れた炭酸泉がある。 いずれの湯も全て源泉100%掛け流しというのが嬉しい。 また、温泉成分の酸化を防止するために給水口を浴槽の下に設置して、源泉が空気に触れるのを避ける等、細かな配慮もされている。 温泉施設内にあるレストランも中々魅力的。 東和町産短角牛を使った「短角牛丼(1200円)」、花巻の銘柄豚「白金豚」を使った「白金豚のとんかつ定食(110g/1050円)」、 同じく白金豚を使った「しょうが焼き定食(760円)」等を味わうことが出来る。 私は「白金豚のとんかつ定食」を食べてみたが、肉がとても柔らかく、なかなかの味だった。
東和町の伝統の銘菓を販売
本駅の物産館は上述の通り温泉施設内に一つ、別棟に一つの合計2カ所。 販売されている商品は各々の売り場で多少異なるが、 概して宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に関連した商品と東和町の伝統菓子が主に販売されている。 「銀河鉄道の夜」関連の商品はクッキー「雨ニモ負ケズ」、地産の漬物「銀河の漬物」、 渋みの少ないフルーティーな「銀河高原ビール」など。 ちなみに宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」は東和町や近隣の宮守村、遠野市がモデルになったと言われている。 東和町の銘菓では「きりせんしょ」が目に付く存在。 家紋のような形をした餅で、中にクルミの粒、中心部分に大きなクルミが入っている。 食感は葛餅に近いが甘さは控えめ。元々は祝い事があった時に食べられていた菓子のようだ。 その他にも「東和まんじゅう」「とうわ焼き」、地元の佐々醸造の味噌を使った「味噌ソフトクリーム」等が販売されている。 ちなみに、過去(2010年)に私が本駅を訪れた時は「経木(赤松を薄く削ったもので、おにぎりの包みに使われる)」や 「松ぼっくりの飾り物」等、ユニーク過ぎる商品が主力だったが、これらの商品は残念ながら姿を消してしまったようだ。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■ホテルフォルクローロ花巻東和
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅構内
- 料金(朝食付き1人5,727円、2人計11,272円~)
- 道の駅温泉利用料無料の特典あり/2食付きプランもあり
- 更に格安のショートステイプランあり
■①ケンジの宿
[MAPCODE] 108 860 440*55
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に7km
- 料金(1人2,728円、2人計4,364円~)
- 【注】チェックインは16時以降、チェックアウトは9時まで
■②ホテルルートイン花巻
[MAPCODE] 108 885 412*38
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に12km
- 料金(朝食付き1人6,454円、2人計8,636円~)
- 全客室でWOWOW無料視聴可/2食付きプランもあり
■③JR東日本ホテルメッツ 北上
[MAPCODE] 108 404 449*36
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南西に18km
- 料金(1人5,800円、2人計7,000円~)
- 朝食付きプランもあり[+454円/人]
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■ホテルフォルクローロ花巻東和
上の本文でも記したが、本宿は北上地方では唯一の温泉に隣接した宿泊施設。 温泉好きな方は他に選択肢は無いだろう。そこまで温泉に拘らない方も部屋・食事等、満足できると思う。
🐶ペット旅
■④コテージランド かしわぎ
[MAPCODE] 645 495 275*70
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南東に30km
- 料金(1人8,590円、2人計10,027円~)
- ペット可
- おとぎ話に出てくるようなウッディーコテージ
- ダイニングキッチン付き
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)