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(岩手県の道の駅 no.22)

道の駅 雫石あねっこ

道の駅基本情報
駅名 雫石あねっこ(しずくいしあねっこ)
住所 岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118-10
コード 435 135 401*57
駅名の由来 「雫石」は町名より。「あねっこ」は方言で「年頃の娘」の意味。雫石町のマスコット「しずくちゃん」にちなんで命名。
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂、レストラン、蕎麦処、ハーブ園、テイクアウトコーナー、温泉施設
休館日 1/1
営業時間 9:00~17:00[スタンプは24時間]
(レストラン 11:00~16:00)
(そば処 11:00~15:00)
(温泉 9:00~19:30)
道の駅の特産品 あねっこくるみゆべし、雫石ネギ味噌、雫石ニンニク味噌、雫石牛肉味噌、地酒ゼリー、たんたんドーナッツ、 雫石味噌ラスク、温泉きんつば、小岩井バタークッキー、小岩井農場ミルクキャラメル、小岩井農場バター飴、 小岩井ジャム、小岩井ビーフカレー、小岩井クリームチーズケーキ、南部せんべい、雫石そば、たんたん米

多彩な施設を持つ道の駅

 東北自動車道の盛岡ICから国道46号線を西に22km、岩手県西部の雫石町に「道の駅 雫石あねっこ」はある。 本駅までの道中はインターを降りた直後は住宅が見られるものの、その後は田畑と森林の中のドライブ。 但し、国道46号線は盛岡市から秋田県側に抜ける唯一の道路のため、長閑な風景の割には意外と混雑する。 付け加えると、本駅より西側は道幅こそ広いものの、上り坂(峠を越えると下り坂)とカーブが続く峠道。 更に冬場は日本屈指の豪雪地帯。本駅訪問の後、秋田方面に向かう方、特に冬場は運転に十分に注意されたい。
 さて、本駅は道の駅愛好家の中ではかなり評判の良い道の駅。私も全く異論はない。 ただ「何が素晴らしいか?」と聞かれると答えに詰まってしまう。 物産館もなかなか良い、レストランもなかなか良い、温泉もなかなか良い、雰囲気もなかなか良い…。 あくまで私個人の感想だが、「傑出して素晴らしいものは無いが、総合的に素晴らしい道の駅」という感じだろうか。 施設も多彩で、物産館、レストラン、温泉以外に農作物直売所、蕎麦処、ハーブ園、オートキャンプ場もある。 「総合的に素晴らしい」というのは人にも勧めやすいもの。 おそらく、多くの人が本駅の施設に満足されるのではないだろうか。

あねっこオリジナルと小岩井農場製品

 まずは物産館の紹介だが、商品数はかなり豊富。おおよそ200種類はあるだろうか。 まず目につくのは「雫石あねっこオリジナルコーナー」に並ぶ商品。 本駅限定という訳では無いようだが、雫石町産の商品が並んでいる。 特に人気は「雫石あねっこくるみゆべし」。雫石町で古くから愛されている定番の菓子である。 特産品の菜種油「菜の雫」を使って揚げた「たんたんドーナッツ」も本駅の人気商品。 「雫石みそラスク」「雫石ネギ味噌」「雫石牛肉みそ」等も販売されている。
 雫石町の代表的な観光施設「小岩井農場」の商品も本駅で多数販売。 物産館の中央に鎮座する「小岩井農場コーナー」では「小岩井バタークッキー」「小岩井チーズスティック」 「小岩井農場バター飴」「小岩井農場ミルクキャラメル」「小岩井農場ビーフカレー」等、 20種以上の小岩井農場関連商品が販売されている。
 岩手県全般の土産品も多数販売。 「南部せんべい」「イカ煎餅」「せんべい汁用のせんべい」「盛岡じゃじゃ麺」「盛岡わんこそば」「盛岡冷麺」等がある。 また、秋田県境に近い本駅は秋田県の特産品コーナーもある。ここでは「秋田きりたんぽ」「稲庭うどん」等が販売されている。

わさび冷麺と雫石牛サーロインステーキ丼

 続いて道の駅レストランの紹介だが、名物メニューは「わさび冷麺」と「雫石牛サーロインステーキ丼」。 どちらも雫石町ならではのご当地メニューである。
 「わさび冷麺(950円)」は盛岡冷麺に雫石産のわさびを添えたもの。 麺はデンプンと小麦粉から作られておりツルリとしてコシがあるのが特徴。 スープは牛骨と地鶏を使った本格的なもの。 わさびは茎の状態のまま添えられており、食べる直前に自分で擦り下ろして冷麺に加える。 この擦り下ろしわさびが瑞々しくて堪らない。 わさびを全部加えると結構辛いので、激辛が苦手な方はわさびの量に注意したい。
 「雫石牛サーロインステーキ丼」は全国和牛共進会でグラントチャンピオンに輝いた雫石牛を贅沢に使った逸品。 とろけるような肉質に感動してしまう。もちろん味も最高級である。
 その他には雫石産のトマトがたっぷり入った「トマト麺(850円)」、 トマト麺に雫石牛入りジャンボソーセージがトッピングされた「トマト麺デラックス(1200円)」、 雫石牛入りの「雫石ハンバーグ定食(1000円)」、「若鶏一枚揚定食(970円)」等を味わうことが出来る。

泉質と安さが魅力の道の駅温泉施設

 最後に温泉施設の紹介を。 道の駅温泉「橋場温泉」は泉質が自慢の温泉。 一般的に名湯と呼ばれるアルカリ性単純温泉で、源泉温度もほぼ理想的な42℃。 柔らかい肌触りで美肌の湯。露天風呂からは雫石川のせせらぎ音も聞こえ、立地的にも最高である。 入浴料金も魅力的。大人は520円、小人(小学生)は310円の低料金。都会では考えられない料金で名湯を楽しむことが出来る。 浴槽の種類も大きな内湯、開放的な露天風呂、乾式サウナがある。 入浴後の休憩所も無料で利用できる。 少し建物が古い点のみ減点材料だが、清掃は行き届いており不快な気分になることは無いだろう。 温泉にゆっくり浸かって、オートキャンプ場で一晩を明かすのも良さそうだ。



道の駅 | 雫石あねっこ | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 雫石あねっこ | 駅施設遠景

駅施設遠景。左から温泉施設、レストラン、物産館の順に並ぶ

道の駅 | 雫石あねっこ | 温泉施設

温泉施設「はしばの湯」

道の駅 | 雫石あねっこ | 物産館

物産館入口

道の駅 | 雫石あねっこ | しずくちゃん

雫石町のマスコット「しずくちゃん」。 ちなみに女性店員は全員このコスチュームで統一されている(服装のみ[傘/草履を除く])。

道の駅 | 雫石あねっこ | 小岩井チーズクッキー

物産館で人気の小岩井チーズクッキー

道の駅 | 雫石あねっこ | わさび冷麺

レストランで人気の「わさび冷麺(950円)」。左側にある茎生わさびを自分で擦り下ろして冷麺に添えて食べる。

道の駅 | 雫石あねっこ | わっぱ飯

雫石牛肉を安価で味わうことが出来た「わっば飯(1300円)」(2010年7月撮影)。 現在は「雫石サーロインステーキ丼(2800円)」が販売されている。

道の駅 | 雫石あねっこ | ハーブ園

ハーブ園が新たに施設に加わった

道の駅 | 雫石あねっこ | そば処

元祖雫石そばを味わうそば処「しずく庵」

道の駅 | 雫石あねっこ | ソフトクリーム売店

ソフトクリームの売店もある。人気は牛乳ソフト(300円)と甘酒ソフト(350円)。

「道の駅 雫石あねっこ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①鶯宿温泉の宿 赤い風車
 [MAPCODE] 626 788 661*78
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人7,109円、2人計10,218円~)
 - (鶯宿)温泉あり/日本最大級のラドン岩盤浴あり

   

■②ホテル森の風鶯宿
 [MAPCODE] 626 787 343*51
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(2食付き1人18,000円、2人計26,000円~)
 - (鶯宿)温泉あり/ハイクラス
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,000円]
 - 日本の宿百選に選ばれている宿

   

■③鶯宿温泉 元湯源泉かけ流しの宿 川長
 [MAPCODE] 626 786 296*65
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人7,500円、2人計13,000円~)
 - (鶯宿)温泉あり/食事付きプランもあり

   

■④鶯宿温泉 レムナント鴬宿
 [MAPCODE] 626 787 802*06
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人2,718円、2人計5,254円~)
 - (鶯宿)温泉あり/素泊まり専用の格安の宿

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
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