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(青森県の道の駅 no.28)

道の駅 津軽白神

駅基本情報
駅名 津軽白神(つがるしらかみ)
住所 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田219-1
コード 627 876 013*46
駅名の由来 「津軽」は青森県西部の総称。「白神」は世界自然遺産に登録されている「白神山地」より。 愛称は「Beechにしめや」。"Beech"は「ブナ」を意味する英語で、白神山地のブナの原生林を意味している。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶店、ジェラード店、そば打ち体験施設、[隣接施設]白神山地ビジターセンター
休館日 12/31、1/1
(白神山地ビジターセンター 12/29~1/4、その他月毎に定休日の設定あり)
営業時間 9:00~17:00
(レストラン 11:00~14:00)
(喫茶店 10:00~16:00)
(ジェラード店 10:00~17:00)
(白神山地ビジターセンター 4月~10月 8:30~17:00、11月~3月 9:00~16:30)
特産品 白神アップルジュース、ふじのジャム(りんごジャム)、ばっけ味噌、ひろさとジャム、りんごバター、 白神山地で育った山菜(ミニたけのこ/ミズ/ワラビ/フキ)、柿ゆべし、津軽ごま餅

世界遺産への玄関口

東北自動車道の黒石ICから国道102号線、その先県道28号線を西に30km、青森県南西部の西目屋村に本駅「津軽白神」はある。 駅名は世界遺産でもある白神山地から名付けたもの。 駅名から想像すると白神山地のブナの原生林の中にある道の駅と思われがちだが、 本駅が位置しているのは村役場や郵便局がある村の中心部。 ただ、村の中心部と言っても西目屋村は人口1300人の過疎の村。駅周辺は田畑に囲まれた長閑な環境である。 さて、本駅は1998年に建設された農作物直売所「Beechにしめや」が前身となる施設。 2017年秋に道の駅登録された新駅だが、施設は道の駅登録前からかなり充実しており、 村人の多くは昔からこの施設を「西目屋の道の駅」と呼んでいたらしい。 正式登録のニュースを聞いた時も「今まで道の駅ではなかったの?」という反応だったようだ。 本駅は世界遺産「白神山地」の玄関口としても機能。 本駅から道を隔てて向かい側には「白神山地ビジターセンター」があり、白神山地の観光案内をしてもらえる。 また、本駅は津軽ダム湖から白神山地を見渡す水陸両用バスツアー「ニシメヤ・ダムレイクツアー」の発着点。 白神山地を手軽に楽しみたい方にはお勧めで、4月末から10月末まで水曜日を除く毎日4便運航されている。

りんご、山菜、そばが人気

本駅は物産館、農作物直売所、レストランが中心となる施設構成。 農作物の加工やそば打ち体験が可能な「味な工房」という施設もある。 まずは物産館の紹介だが、西目屋村の特産品である「りんご」が商品の中心。 私が訪れた時期はりんごの季節には少し早い8月であったため、店頭にりんごが並ぶということはなかったが、 9月以降のりんごの旬の季節には数多くのりんごが販売されるらしい。 りんごの加工品は年間を通じて販売されており、 「白神アップルジュース」、りんごジャムの「ふじのジャム」、 完熟りんごを使った「りんごバター」等が販売されている。 りんごと並んで西目屋村の特産品は白神山地で育った山菜類。 フキノトウを味噌で漬け込んだ「ばっけ味噌」やミニたけのこ、ミズ、ワラビ、フキ等が販売されている。 レストランでは地粉を使ったそばが人気のメニュー。 シンプルに味わう「白神ざるそば(800円)」、山菜をトッピングした「山菜目屋そば(800円)」、 美味しいと評判の舞茸天ぷらが入った「舞茸天そば(850円)」等を味わうことが出来る。 変わり種メニューでは津軽ダム湖を模った「津軽ダムカレー(1000円)」。 白神山地の名所の暗門の滝を模った「暗門の滝そば(850円)」は線状にスライスした白ネギをそばの上に立てるように配置して、 水しぶきが上がる滝をイメージしている。 その他にもラーメンや炊き込みご飯などを味わうことも出来る。

ばっけ味噌はほろ苦い味が特徴

私が本駅で注目した商品は農作物加工所「味な工房」で生産、物産館で販売している「ばっけ味噌」。 「ばっけ」とは津軽の言葉で「フキノトウ」の意味。 赤味噌の中に西目屋産のフキノトウを漬け込み、みりん、砂糖、唐辛子を調合した西目屋村オリジナルの商品である。 食べて最初に感じるのは味噌の少し甘い味、少し遅れて感じるのが唐辛子の辛い味、 更に数秒後にフキノトウのほろ苦い味。 ほんの数秒の間に色々な味を感じる面白い商品である。 フキノトウの苦みは私の感覚ではゴーヤの苦みに似ている感じ。 おそらくゴーヤ好きの方には喜ばれる商品だろう。 白ごはんとの相性も抜群。スプーン1杯分のぱっけ味噌でご飯一膳はいけるだろう。 ばっけ味噌は180g入りで570円。 保存も6ヵ月可能なので、お土産に購入するのは如何だろうか。



道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。物産館、農作物直売所、レストランが入る。

味な工房

農作物の加工を行う「味な工房」。この工房で生産された商品は物産館で販売されている。 また「味な工房」ではそば打ち体験も可能である。

津軽白神インフォメーションセンター

津軽白神インフォメーションセンター。津軽ダム湖から白神山地を望む水陸両用バスツアーの待合い場所にもなっている。

ばっけ味噌

フキノトウを味噌に漬け込んだ「ばっけ味噌」。ほろ苦い味が特徴。

ばっけ味噌と白ごはん

ばっけ味噌と白ごはんの相性はバッチリ

白神山地ビジターセンター

道を隔てて向かい側にある白神山地ビジターセンター。入場無料。

白神山地ビジターセンター内部

白神山地ビジターセンターには様々な展示物がある

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①大秋温泉 ブナの里白神館
 [MAPCODE] 627 846 876*67
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に100m
 - 料金(1人5,500円、2人計10,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 世界遺産白神山地に一番近いホテル

   

■②グリーンパーク もりのいずみ
 [MAPCODE] 627 753 452*87
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(4,000円~)
 - 温泉あり/全部屋キッチン付

   

■③百沢温泉 富士見荘
 [MAPCODE] 492 116 859*03
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に10km
 - 料金(朝食付き1人8,000円、2人計14,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 青森の山の幸、海の幸を満喫する夕食が評判

   

■④星と森のロマントピア
 [MAPCODE] 627 857 272*76
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に12km
 - 料金(1棟8,000円~[4人まで宿泊可])
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - コテージタイプと和室タイプあり/天文台あり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+1,000円]

   

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■①大秋温泉 ブナの里白神館

道の駅のすぐ近く、また世界遺産の白神山地に最も近いホテルで利便性は抜群。 青森県産の食材を使った創作料理も好評。良質の温泉もある。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)