道の駅　ふかうら

駅基本情報

駅名	ふかうら
住所	青森県西津軽郡深浦町大字風合瀬字上砂子川144-1
コード	559 855 823*84
駅名の由来	町名の深浦町より
施設	物産館、海産物直売所、レストラン
休館日	12/31～1/3
営業時間	9:00～17:00 (レストラン 11:00～15:00)
特産品	いか焼き、鮮魚各種(カワハギ/ヒラメ/ホウボウ/ウスメバル/等)、海産物加工品各種(醤油いくら/塩もず/等)、 総菜各種(えご天/マッカもずく/すしこ/ワカサギ甘露煮/イカあられ/しめ鯖/等)、青森りんごパイ、 白神餅くらべ、十二湖クリームサンドクッキー

かそせいか焼き村

本駅「ふかうら」は青森県西部の深浦町にある。 近隣に高速道路は整備されておらず、 東(青森市側)からのアクセスならば青森自動車道の浪岡ICから国道101号線を60km、 南(秋田県側)からのアクセスならば秋田自動車道の能代南ICから国道7号線(途中から国道101号線)を83km。 気が遠くなりそうな道のりだが、深浦町に入ると交通量は少なく信号も数える程度なので、 ナビに表示される予想到着時間よりは断然早く本駅に到着することが出来るだろう。 さて、本駅の愛称は「かそせいか焼き村」。 「かそせ」は漢字で書くと「風合瀬」。難読ではあるが、本駅が位置する地域名である。 「いか焼き村」は読んで字の通り。 本駅の目玉は日本海で採れた真イカ(時期によってはスルメイカ)を炭火でじっくり焼いた「いか焼き」。 たった300円だがボリュームは満点、そして美味しい。 是非食べてみて頂きたい…と私が言うまでもなく、きっといか焼きの匂いに釣られて多くの人が自然と購入することになるだろう。 いか焼きは施設入り口付近の出店で販売されている。

海産物がたくさん

本駅は物産館、海産物直売所、レストランから成る施設構成。 但し、物産館で販売されている商品の多くは海産物を加工したもの、 またレストランで提供されるメニューの多くは海産物を使ったもの。 実質上は海産物の直売所と考えた方が良いだろう。 施設の中心となる海産物直売所では深浦で採れた日本海の幸が並ぶ。 販売されている魚の種類は季節によって異なると思うが、私が訪れた8月は19種類の魚貝類を販売。 カワハギ、ヒラメ、ホウボウ、ウスメバルなど、珍しい魚は見受けなかったが、獲れたての魚が並んでいる。 物産館では「醤油いくら」「塩もずく」など海産物加工品を主に販売。 少量ながら青森土産の「青森りんごパイ」「白神餅くらべ」「十二湖クリームサンドクッキー」等の菓子が販売されている。 物産館の一角には総菜コーナーがあり、 エゴノリを使用した蒟蒻みたいな形をした「えご天」、 湯通しして真っ赤に染まった「マッカもずく」、キュウリとシソともち米を使った地元の漬物「すしこ」、 その他「ワカサギ甘露煮」「いかあられ」「しめ鯖」等が販売されている。 レストランでは「日替り海鮮丼(800円)」が人気のメニュー。 「日替り漬け丼(750円)」「マグロ丼(1200円)」「モズク入り醤油ラーメン(550円)」も味わうことが出来る。

千畳敷と不老ふ死温泉

さて、本駅までの遠い道のり。周辺の観光地にも是非立ち寄りたい。 青森市方面からアクセスされる方は「千畳敷」。 本駅に至る道路沿いの海岸線は寛政の大地震(1792年)によって引き起こされた海底の地盤隆起により、 岩盤が海岸をカーペット上に覆う千畳敷海岸を作り出している。 幾つかの岩盤は海風や波による浸食により奇岩に変わり、ライオン岩、鷲岩、かぶと岩などを作り出している。 中には鯨のように潮を吹く「潮吹岩」もあり、観光の人気スポットになっている。 本駅よりも北東に5km、鉄道の千畳敷駅前に無料の駐車場があるので、そこに車を留めて散策したい。 秋田方面からアクセスされる方は「不老ふ死温泉」。 ひょうたん型をした露天温泉で、少し手を伸ばせば海面に触れる程、海岸の近くにある。 利用可能時間が16時までと短く、日本海に沈む夕日を見ながらの入浴が出来ないのが少し残念だが、 日本海の荒波を見ながらの入浴は大迫力である。 一応、混浴となっているが、女性専用風呂もあるため、混浴風呂はほぼ男風呂状態。 最近は人気になり過ぎて混雑するので、可能であれば平日に訪れたい。