道の駅　十三湖高原

駅基本情報

駅名	十三湖高原(じゅうさんここうげん)
住所	青森県五所川原市相内実取287-1058
コード	517 166 135*22
駅名の由来	「十三湖」は駅横の湖の名称より。「高原」は本駅が高台に位置していることより。
施設	物産館、農水作物直売所、レストラン
休館日	12/31～1/2 (レストラン 上記に加えて冬期間の第2・4木曜日)
営業時間	9:00～18:00 (レストラン 10:30～18:00)
特産品	活しじみ、しじみラーメン、しじみ味噌汁、しじみレトルト、しじみ佃煮、しじみ健康スープ、しじみ出汁の素、 しじみチャウダー、しじみ茶漬け、しじみ煎餅、しじみ飴、姫ホタテ佃煮、りんご麺、もずくうどん、 青函パイ、カステラ「ねぶた火祭り」、オリジナルＴシャツ「蜆職人」

しじみだらけの物産館

東北自動車道の浪岡ICから国道101号線バイパスを北西に16km、その先国道339号線を北に27km、 青森県北西部の旧市浦村(現五所川原市)に本駅「十三湖高原」はある。 本駅が位置する旧市浦村は五所川原市の中心部から遠く離れた飛び地にある村。 カーナビで行先を適当に「五所川原市の主要部」とセットして本駅に向かおうとしても、 絶対に辿り着けないので注意されたい。 本駅は駅名にもある通り県内で2番目に広い湖の十三湖の畔にある道の駅。 十三湖はしじみが有名で、その漁獲量は島根県の宍道湖と日本一を競っている。 もちろん、本駅の物産館ではしじみを数多く販売。 と言うよりは商品は殆どしじみ、或はしじみの加工品である。 人気No.1商品は「活しじみ」。普通サイズは1kgで1600円。 まるでアサリのような大サイズは1kg 3100円で販売されている(価格は訪問時のもの)。 以下、人気2位～5位は道の駅オリジナルの「しじみラーメン(540円)」 「しじみ味噌汁(5食入り1080円)」「しじみレトルト(648円)」「しじみ佃煮(540円)」の順。 私は「しじみラーメン」を購入。この「しじみラーメン」は写真のようにしじみが貝のまま入っている。 調理方法はしじみ貝を湯に入れ貝が開くまで煮て、その後、煮汁とともに茹でたラーメンの中に入れる。 この煮汁が本当に美味しい。オルニチンがたっぷりで体にも良さそう。個人的には絶賛したいラーメンである。 物産館では殆どがしじみ関連の商品だが、 津軽半島産のホタテを使った「姫ホタテ佃煮」、りんごを配合した「りんご麺」、 青森りんごパイと函館クリームチーズパイがコラボした「青函パイ」等の商品も販売。 しじみが嫌いな方も安心である。

レストランでは市浦牛が主役

物産館では殆どの商品がしじみ関連だが、レストランでは市浦牛が主役。 市浦牛とは旧市浦村のみで飼育されている黒毛和牛だが、生産量が極めて少なく市場では殆ど流通していない。 本駅ではこの貴重な市浦牛を使った料理を味わうことが出来る。 「市浦牛ステーキセット」はサーロイン200gを使ったもの。ライス、サラダ、しじみ汁付きで4264円。 「市浦牛リブロースステーキ丼」は少しお手頃で漬物、しじみ汁付きで2385円で味わうことが出来る。 もちろん、しじみを使ったメニューも多数。 「しじみ汁」単品は432円。「しじみラーメン(780円)」「しじみ和食御膳(しじみ汁、シジミバター炒め、刺身、焼き魚付き1400円)」 「ミニ海鮮丼としじみ汁のセット(842円)」「しじみ汁焼きそば(842円)」等を味わうことが出来る。 持ち帰り用の「こんぶとしじみの佃煮(150g 380円)」もレストラン内で販売されている。

全長136mの滑り台で童心に帰る

さて、牛の形をした物産館と共に本駅で目立つものは細長くて高い塔のような建物。 4階建ての建物の高さに相当するのではないだろうか。 その頂上部分から伸びているのは全長136mの長い滑り台。 ちなみに136mは本駅の施設愛称「トーサムグリーンパーク」の「トーサム(10・3・6)」にちなんだもの。 「トーサム」とはアイヌ語で「湖のそば」という意味らしい。 当日、周りに人がいなかったので、こっそりと([注]大人が滑ることが禁止されているのではない。ただ、少し恥ずかしかっただけ)、 私も滑り台を体験。意外とスピードが出て、風を切る音が面白い。何か、童心に帰った感じがする。 皆様もチャンスがあれば滑ってみるのは如何だろうか。 まあ、滑るかどうかは別として、この塔の頂上までは是非登って頂きたい。 塔の上から見る景色は絶景そのもの。 草原には放牧されている市浦牛の姿があり、さらにその奥には十三湖を見ることが出来る。