(青森県の道の駅 no.05)
道の駅 かわうち湖
駅名 | かわうち湖(かわうちこ) |
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住所 | 青森県むつ市川内町福浦山314 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 駅横にあるダム湖の名称より |
施設 | 物産館、レストラン |
特産品 | ヒバ製油、ヒバ芳香スプレー、アロマヒバ、ヒバボディーソープ、ヒバまな板、ヒバ湯玉、 ヒバ製ウッドチップ「ヒバの恵み」、ムキタケ水煮、マスタケ水煮、黒豆コーヒー、黒豆ソフトクリーム、 えごま入り黒豆きな粉、山菜佃煮、シジミ貝の佃煮 |
道の駅版秘境駅
本駅「かわうち湖」は青森県北東部、下北半島の北西部の旧川内町(現むつ市川内町)にある。 本駅に向かうには、まず下北半島縦貫道路で終点の横浜吹越ICまで進み、国道279号線を35km北上して、むつ市の中心街に向かう。 その先は最短距離で向かうなら国道338号線→県道46号線→県道253号線のルートで43km、 道の駅「わきのさわ」経由なら国道338号線→県道253号線経由で70km、 観光名所の恐山経由なら県道4号線→県道284号線→県道4号線経由で88km。 いずれにしても言えるのは「とっても遠い」と言うことだ。 駅周辺は全く民家が見当たらない凄い場所。立地面だけを見れば「道の駅版秘境駅」と言って差し障りは無いだろう。 但し、本家の鉄道の秘境駅と異なるのは意外と利用客が多いこと。 一体どこから集まってきたのだろうか、レストランを中心に十数名の客が食事をしながら世間話に話を咲かせていた。 なお、本駅は11月下旬から4月上旬までの冬期は休業。 10月は湖面に映る紅葉の景色を楽しむことが出来る。
青森ヒバと黒豆を使った特産品
本駅は物産館とレストランから成るシンプルな施設構成。立地条件にマッチした、こじんまりとした道の駅になっている。 物産館で目立つのは青森ヒバを使った商品の数々。 青森ヒバとは下北半島に分布するヒノキ科アスナロ属の針葉樹で、とにかく成長が遅いのが特徴。 但し成長が遅い分、製材としては頑強であり、木目は細やかで水にも強く、腐りにくい性質を持つ。 また、強い香りを持ち、アロマリラクゼーション効果や、建材に対する抗菌・防虫・防臭効果もある。 その青森ヒバを用いた商品だが、人気の商品は「まな板」。 大サイズ3000円、小サイズ1800円とお手頃価格で販売されている。 女性に人気なのは「ヒバ芳香スプレー」と「アロマヒバ」。 風呂に浸す「ヒバ湯玉」や「ヒバボディーソープ」、青森ヒバから抽出した「ヒバ製油」も販売されている。 ヒバと並んで目に付く商品はこちらも川内町の特産品である黒豆。 「黒豆コーヒー」や「えごま入り黒豆きな粉」が販売されている。 また、後述のレストランでは「黒豆ソフトクリーム」が人気になっている。
レストランの人気はダムカレーと渓流そば
本駅のレストランは麺類とカレーが中心のメニュー構成。 私が訪れたのがちょうど昼食の時間帯と言うこともあったのかも知れないが、 秘境駅とは思えないほどの客が入っており、人気のほどを伺わせる。 レストランの名物メニューは駅から見えるダム湖(川内湖)を模った「ダムカレー(900円)」。 コンクリートダムを白いご飯で表し、上流側にカレールーとホタテフライを配置、下流側に地産の野菜を配置。 見た目にも栄養バランス的にも優れた一品になっている。 麺類の中では「渓流そば(720円)」が人気。ヤマメの唐揚げが入っている。 そばメニューはバラエティーに富んでおり「ホタテそば(570円)」「山菜そば(570円)」「とろろそば(570円)」 「天ぷらそば(570円)」もある。 海の幸、山の幸が獲れる川内町の面目躍如といったところだろうか。 その他にも卵型の餅を蒸して冷たいダシ汁に浸して食べる郷土料理の「けいらん(450円)」、 外はサクサク中はギッシリ詰まったオリジナル商品の「カレーパン(180円)」も味わうことが出来る。 「黒豆ソフトクリーム(300円)」も人気の商品。川内町産の黒豆を粉末にして配合したソフトクリームで、 黒豆独特の渋みがソフトクリームの甘味を引き立てている。
地獄と極楽が同居する恐山へ
さて、関東圏、関西圏からはもちろんのこと、青森市内からでもかなり遠い本駅。 ここまで来たのならば、下北半島の観光地も一緒に巡りたい。 本稿で紹介するのは恐山。 比叡山、高野山と共に日本三大霊山の一つに数えられている。 恐山の入り口にあるのは地獄の景色。 真っ赤な欄干の太鼓橋は三途川を渡す橋となっており、悪人にはこの橋が針の山に見えて渡れないらしい。 その先は硫黄臭が立ち込める岩場の風景。 しかし、岩場を抜けると一転、極楽の風景に様変わり。 美しい宇曽利湖と極楽浜と呼ばれる白浜が現れる。 その他にも血の池地獄や、1杯飲めば10年若返ると言われる湧き水など見所はたくさん。 また境内にある4つの温泉は自由に入浴できる。 本駅からは多少遠いが、立ち寄ってみるのは如何だろうか。
道の駅看板
ロッジ風建物の駅施設
川柳家、芳賀博子氏の句碑「運命を突き抜けてゆく夕燕」。
駅から見える川内湖の風景。
レストラン人気メニューの「かわうちダムカレー」
こちらもレストランの人気メニューの黒豆ソフトクリーム
足を伸ばして恐山へ。入り口にある太鼓橋は三途の川を渡る橋になっている。
硫黄臭が立ち込める岩場の風景は地獄のよう
赤く染まる血の池地獄
美しい宇曽利湖と極楽浜。静寂が支配しており物音が全くしないのがとても不気味。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①ホテルフォルクローロ大湊
[MAPCODE] 284 394 292*22
(口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に41km
- 料金(朝食付き5,600円~)
- 2食付きプランもあり


■②プラザホテルむつ
[MAPCODE] 284 398 784*76
(口コミ平均3.3点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から東に42km
- 料金(1人4,727円、2人計7,818円~)
- 食事付きプランもあり


■③むつグランドホテル
[MAPCODE] 284 462 474*30
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に48km
- 料金(1人5,963円、2人計12,327円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり


■④体験型民宿 葵
[MAPCODE] 580 740 447*56
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に50km
- 料金(2食付き1人9,818円、2人計17,818円~)
- 本州最北端の大間崎に立地
- 大間マグロ堪能プランもあり[2食付き13,454円/人~]


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)