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(高知県の道の駅 no.05)

道の駅 ゆすはら

駅基本情報
駅名 ゆすはら
住所 高知県高岡郡梼原町太郎川3799-3
コード 392 803 109*48
駅名の由来 町名の梼原(ゆすはら)町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、温泉、プール、宿泊施設【休業中。2024年4月リニューアルオープン予定】
休館日 無休[2月に連続5日間の臨時休業あり]
(レストラン 土日祝のみ営業/団体貸切日あり)
営業時間 3月~12月 8:30~20:00、1・2月 8:30~17:00
(レストラン 11:30~14:30、17:00~19:30)
(温泉 11:30~21:30[月・火は15:00~/1・2月は20:30まで])
(プール 11:30~20:00[1・2月は17:00まで])
特産品 雲の上クッキー、雲の上ドーナッツ、雲の上ロールケーキ、雲の上フィナンシェ、梼原茶、桜のシロップ、 いたんぽクッキー、柞原隼人瓜の酒粕漬け、猪肉のアヒージョ、猪カルパス、高知アイス、土佐ジロー最中、 原木椎茸、梅干し、ウコン、新生姜、百励根の入浴剤、まな板

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施設は全て「雲の上」

 高知自動車道の須崎西ICから国道197号線を西に43km、 或いは松山自動車道の三間ICから県道57号線→国道320号線→国道197号線を北東に50km、高知県西部の梼原町に本駅「ゆすはら」はある。 本駅までの道中はどちらのインターからのアクセスでも9割以上が山林の風景。 道路自体は整備が行き届いていて走りやすいが、さすがに本駅までの距離は長い。 須崎西ICからのアクセスの場合は途中に「道の駅 布施ヶ坂」、 三間ICからのアクセスの場合は途中に「道の駅 広見森の三角ぼうし」 「道の駅 日吉夢産地」があるので、休憩を取りながら本駅に向かいたい。
 さて、本駅は施設名から受ける印象からは日本一標高の高い場所にある道の駅。 なぜなら「雲の上の市場」「雲の上ホテル」「雲の上温泉」「雲の上プール」 「雲の上ギャラリー」等、全ての施設が「雲の上」だから(笑)。 実際には標高は530mで全国の道の駅では56位。 四国では「道の駅 木の香」に次いで2番目なので、避暑には最適な道の駅と言えるだろう。 また梼原町は新国立競技場建築で一躍有名になった隈研吾氏と関わりの深い町。 町内には「隈研吾の小さなミュージアム」を始めとして、多くの隈研吾氏の作品を見ることが出来る。 実は本駅の「雲の上ホテル」は隈研吾氏が手掛けた木造建築の第1号。 残念ながら老朽化により取り壊しになったが、2024年オープン予定の「(新)雲の上ホテル」も隈研吾氏が手掛けることになっている。

黎明薬湯がある温泉施設

 本駅は物産館、農作物直売所、ホテル、温泉、プール、隈研吾ギャラリーからなる道の駅。 実は私が訪れた2021年10月下旬は大規模な施設リニューアル中だったため、 営業していたのは温泉とプールのみ。 まずは今回、私が利用した温泉施設を紹介したい。
 本駅の温泉「雲の上温泉」は浴室の扉を開いて中に入った瞬間に唐辛子のような刺激臭が特徴。 ただ、この刺激臭はこの温泉の本来の成分からくるものではなく、浴室内に設置された「黎明薬湯」から発せられるもの。 良くも悪くも、この黎明薬湯が本温泉の特徴になっている。 黎明薬湯は唐辛子/オウバク/サンシシ/等、9種類の薬草を配合した「百励根(ひゃくれいこん)」という入浴剤を使ったもの。 匂いも強烈だが茶褐色の湯の色もかなり鮮烈。 湯に入るのに勇気がいるが、入ってみれば刺激はそれほど強烈ではない。 神経痛、冷え性、肩こり、腰痛などに効能があるそうだ。
 黎明薬湯を除くこの温泉の泉質は炭酸水素塩泉と呼ばれる美肌の湯。 無色無臭(臭いに関しては黎明薬湯と隔離された露天温泉で確認)の入りやすい湯である。 湯の種類は内湯、露天風呂、泡風呂、寝湯、サウナと多彩。 露天風呂から見る景色は開放的で、さすが「雲の上温泉」という感じである。 私は昼の入浴だったが、晴天の日の夜に入浴すれば満天の星空を満喫出来るらしい。 料金は500円と良心的である。

「雲の上クッキー」が人気商品

 続いて本駅の物産館「雲の上の市場」の紹介…と行きたいところだが、 残念ながら私が訪れた日はリニューアル工事のため休業中。 温泉の受付の方に「どんな商品が並ぶのですか?」と聞いたところ、 町の中心部にある「ゆすはらマルシェ」に並んでいる商品が中心になるということだったので、 「ゆすはらマルシェ」にお邪魔して商品のチェックをさせていただいた。
 「ゆすはらマルシェ」で目に付いた商品は「雲の上ブランド」と呼ばれる梼原町の特産品。 「雲の上クッキー(660円)」「雲の上ドーナッツ(260円)」「雲の上ロールケーキ」「雲の上フィナンシェ」が販売されている。 また「梼原茶」も町を代表する特産品。煎茶、番茶、ほうじ茶の3種類が販売されている。 「猪肉のアヒージョ」「猪カルパス」は梼原ジビエを使った商品。 酒粕の中に3年も漬けた「ゆすはら隼人瓜の酒粕漬け」、梼原の虎杖を使用した「いたんぽクッキー」、 その他にも「桜のシロップ」「もろみたっぷり焼き肉のタレ」など、梼原町ならではの特産品が数多く販売されている。 梼原町の木材を使った「まな板」も品質の良さが評判になっている。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。右側に物産館(雲の上の市場)、左側に温泉(雲の上温泉)とプール(雲の上プール)がある。

雲の上の市場

雲の上の市場は2021年11月13日オープン。本稿記載時は既にオープンしているはず。

雲の上ホテル

取り壊し前の「雲の上ホテル」(2007年11月撮影)。日本を代表する木造建築家の隈研吾氏が設計した最初の木造建築である。

雲の上ギャラリー

雲の上ホテルから延びる木造の渡り廊下(雲の上ギャラリー)。 こちらは取り壊されず、現在も見ることが出来る。

茅葺屋根の古民家

茅葺屋根の古民家(2007年11月撮影)。現在はリニューアル工事のためこの周辺は立ち入り禁止だが、 おそらくこの古民家はリニューアル後も残るはず。

四国カルスト

本駅から23km北にある観光名所の四国カルストも訪れたいスポット。 但し、本駅から最短距離で結ぶ道路(地芳峠/国道440号線旧道)はかなり険しい峠道なので要注意。

四国カルスト

四国カルストでは牛が放牧されている

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①雲の上のホテル別館・マルシェユスハラ
 [MAPCODE] 392 801 765*63
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に2km
 - 料金(5,400円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 1階はマルシェ、2,3階が宿泊施設
 - 雲の上ホテル本館の温泉無料利用券付き

   

■②四万十源流癒しの里郷麓温泉
 [MAPCODE] 362 781 164*82
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に8km
 - 料金(2人計22,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランもあり[離れ棟のみ2食付き2人計46,000円~]
 - 秘湯ムードが漂う源泉掛け流しの硫黄泉

   

■③越知面(おちめん) 遊友館
 [MAPCODE] 666 038 498*67
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に8km
 - 料金(3,455円~)
 - 旧小学校を利用した宿
 - 更に割安な学生割引あり[1,728円/人~]
 - 【注】タオル、石鹸、歯ブラシ等のアメニティは無し

 

■④和紙スタジオ かみこや
 [MAPCODE] 666 072 853*26
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に12km
 - 料金(2人計19,456円~)
 - 朝食付きプランもあり[+909円/人]
 - 手漉き和紙作家のゲストハウス
 - 手漉き和紙ワークショップ付きのプランもあり
 - 【注】すれ違い困難な細い道あり。運転注意

   

■⑤星ふるヴィレッジ TENGU(旧:高原ふれあいの家 天狗荘)
 [MAPCODE] 445 180 774*07
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に22km
 - 料金(夕食付き2人計18,000円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 標高1400m、四国カルストの観光拠点
 - 2021年全館リニューアル、満天の星空を堪能
 - 【注】冬期はチェーン必携

   

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■①雲の上のホテル別館・マルシェユスハラ

利便性は本駅構内にある「雲の上ホテル本館」が上だが、コスパ等を考えると私は別館に軍配。 雲の上ホテルの温泉の無料入浴券も貰えるので、温泉利用時はチェックインが先。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)