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(福岡県の道の駅 no.16)

道の駅 いとだ

駅基本情報
駅名 いとだ
住所 福岡県田川郡糸田町162-4
コード 96 482 571*84
駅名の由来 町名の糸田町より
施設 物産館、農作物直売所、海産物直売所、フードコーナー
休館日 1/1、1/2
営業時間 9:00~18:00
(フードコーナー[ソフト/かき氷] 10:00~18:00)
(フードコーナー[ラーメン店/定食屋] 10:00~15:00)
特産品 焼きドーナッツ、きな粉草だんご、蒸しきんつば、めんべい、かねふく明太子、蒟蒻各種、八女茶、 おかつ味噌、横町味噌、田川のあんどう味噌

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施設名は「おじゅごんち市場からすお」

 東九州自動車道の行橋ICから国道201号線を西に20km、福岡県のほぼ中央部の糸田町に本駅「いとだ」はある。 行橋ICから本駅までの道中は市街地と山間部の繰り返し。 2つ目の市街地を抜けて、いよいよ2度目の山間部に入る直前に本駅が見えてくる。 ちなみに本駅の建物は糸田町に立地しているが駐車場は田川市。本駅は糸田町と田川市の境界に位置している。
 本駅に到着して、まず面白いと感じたのは駅施設に大きな文字で記載されている「おじゅごんち市場からすお」という施設名。 「何?、暗号?」と思ったが、 調べてみると「おじゅごんち」は15日という意味で近隣の金村神社で毎年3月15日に開催されている田植祭に由来するもの。 「からすお」は本駅近くの国道201号線旧道にある「烏尾峠」から取ったもの。 地元密着をアピールするような施設名になっている。
 ただ、全国の道の駅を巡る私にとって、面白いと感じたのは施設名称だけ。 施設自体はどこにでもありそうな少し小ぶりの農作物直売所。 過去には隣の田川市が発祥のチロルチョコレートの直売や、チロルチョコの歴史に関する展示が行われていて、 それなりに面白い道の駅だったが、残念ながら現在は廃止になってしまった。
 もちろん、これは当然だが私が「つまらない」と思っても世間一般の本駅に対する評価が下がるわけではない。 むしろその逆。本駅は近隣住民を中心に評価はかなり高く、週末は駐車場が満車になるくらい多くの客が詰めかける。 人気の理由は間違いなく商品の安さ。 本駅で販売されている新鮮な農作物は市価よりも2~3割くらい安い。 フードコートで提供されている食事は何とワンコイン(500円)。 近年は道の駅の食事で1000円を切れば安いと感じるのに、ワンコインで食べることが出来るのは本駅だけではないだろうか。 考えるに、本駅は「道の駅で思い出作り」をしたい人には不向きだが、 実利を求める方には高く評価されるような気がする。

野菜、明太子、味噌、お茶、めんべい

 本駅は農作物直売所とフードコーナーから成る施設構成。 農作物直売所の中には海産物直売コーナーと物産品コーナーもあり、その割合はそれぞれ5割、3割、2割くらい。 多くの客のお目当ては新鮮な農作物で、農作物販売ブースには多くの人が群がっている。 販売されている農作物はナス、長ネギ、ホウレンソウ、柿、みかんなど一般的なもの。 少なくとも私が訪れた季節(10月下旬)には特段珍しい農作物は販売されていないようだ。 一般的な農作物直売所と異なるのは「かねふくの明太子」が販売されていること。 糸田町のお土産になるかは微妙なところだが、「かねふく明太子」は福岡土産の定番中の定番なので福岡土産として喜ばれるだろう。
 物産品コーナーで目に付くのは八女茶と生蒟蒻。 八女茶は初雫/玉雫/紅寿/等の品種を販売。 蒟蒻に関しては生芋蒟蒻/彩蒟蒻/刺身蒟蒻/等、総勢20種類も販売されている。 その他「おかつ味噌」「横町味噌」「田川のあんどう味噌」等、福岡の味噌も販売。 また、常に販売されている訳では無いそうだが人気沸騰中の「めんべい(辛子明太子風せんべい)」も販売されている。
 一応、本駅に来なければ購入できないオリジナル商品もある。 それらは「焼き芋ドーナッツ」「きな粉草だんご」「蒸しきんつば」の3品。 ただ、何の説明も無しに、ただ「オリジナル商品」として陳列されていても、個人的にはあまり購買意欲は湧かない。 もう少し「どういう点がオリジナルなのか」を説明する一文があれば良いのに…というのが私の感想である。

フードコート内には5つの店舗

 フードコート内には5つの店舗がある。 サンドイッチ、ラーメン、うどん、肉料理、卵料理の専門店が入り多彩なメニューの中から好みの料理を選択することが出来る。 入り口付近から順に店舗を紹介すると、 まず「BUNNY'S」はホットサンドの店。天然素材パンで作るホットサンド(10種類)はいずれも580円で味わうことが出来る。
 その横には「博多豚十郎」。ここはラーメン専門店で名物は「とんこつラーメン(680円)」である。
 更にその奥には「肉工房たぎり」。ホルモン丼(600円)や唐揚げ丼(600円)を味わうことが出来る。
 その奥には「うどん処味彩」。日替わりうどん定食が人気になっている。
 一番奥には卵料理の「たまご倶楽部」。ここでは「たまごがけご飯(320円)」を味わうことが出来る。
 ところでフードコート内の各店舗には上述の通りワンコインメニュー(500円)が存在する。 「BUNNY'S」では「サンドウィッチ+スープorドリンク」を提供、 「博多豚十郎」ではとんこつラーメンと白飯(orおにぎり)がセットになった「朝ラーセット(限定15食)」を提供、 「肉工房たぎり」では「玉子丼」と「豚丼」の2つのメニューを提供、 「うどん処味彩」では上述の「日替わりうどん定食」を500円で提供、 「たまご倶楽部」では「たまごかけランチ」と「玉子丼」の2つのメニューを提供している。


道の駅看板

道の駅看板

オリジナルの看板

駐車場入り口にあるオリジナルの看板。描かれているのは毎年3月15日に開催されている「お田植祭」。

駅施設

駅施設。施設名「おじゅごんち市場からすお」が目を引く。

顔出しパネル

施設入口にある顔出しパネル。モチーフになっているのは「お田植祭」

駅ピアノ

物産館内部は残念ながら撮影禁止。物産館横には最近はやりの「駅ピアノ」がある。

めんべい

糸田町特産という訳では無いが安かったので「めんべい(450円)」を購入。商品の安さは本駅の魅力である。

フードコート

フードコートには5つの店舗が入る

ワンコイン・ランチメニュー

フードコートの店舗にはいずれもワンコイン・ランチメニューがある

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ザ・リトリート
 [MAPCODE] 55 869 431*18
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に4km
 - 料金(2食付き2人計22,000円~)
 - 県営筑豊緑地公園内にあるグランビング施設

   

■②HOTEL AZ 福岡田川店
 [MAPCODE] 96 487 648*33
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に5km
 - 料金(朝食付き1人4,800円、2人計7,000円~)
 - 2食付きプランもあり

   

■③田川伊田駅舎ホテル
 [MAPCODE] 96 488 611*65
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に6km
 - 料金(1人3,600円、2人計5,400円+P料金[440円]~)
 - 日田彦山線田川伊田駅の2階
 - 寝台列車をモチーフにした客室

   

■④ビジネスホテル ロイヤルイン扇
 [MAPCODE] 96 488 813*47
 (口コミ平均3.2点/5点満点)

 - 道の駅から東に6km
 - 料金(1人4,800円~)
 - シングルルームのみ
 - 【注】駐車場は要予約

 

■⑤のがみプレジデントホテル
 [MAPCODE] 55 833 063*12
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に9km
 - 料金(6,182円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 新飯塚駅前では数少ない駐車場無料の宿

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)