道の駅　霧の森

駅基本情報

駅名	霧の森(きりのもり)
住所	愛媛県四国中央市新宮町馬立4491-1
コード	207 317 367*22
駅名の由来	道の駅登録前から存在する旧新宮村の村おこしのための拠点施設の名称より。 北側に山脈が連なるこの地域は朝霧が発生しやすい地域で、駅名の通り幻想的な「霧の森」の景色を度々見ることが出来る。
施設	物産館、レストラン、茶室、手揉み茶道場、【休業中】温泉
休館日	12/31、1/1、9月～3月の月曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間	10:00～17:00 (レストラン 11:00～16:30、17:00～19:30[ディナータイムは予約制]) (茶室 10:00～17:00)
特産品	霧の森大福、霧の森ロール、霧の森茶、霧の森クッキー、新宮村の馬立本陣(黒糖饅頭)、クラシックチャコーラ、 いそべ餅、三里屋の焼き鯖寿司

倍率100倍の霧の森大福の直売所

高知自動車道の新宮ICから県道5号線を南に約700m、愛媛県東部の旧新宮村(現四国中央市新宮町)に本駅「霧の森」はある。 高速道路を用いるとインターを降りて直ぐ到着なので気が付きづらいが、一般道を用いて本駅を目指す場合は急な坂道を延々と昇ることになり、 本駅の標高の高さ(260m)を感じることができるだろう。 この標高の高さゆえ、朝晩の冷え込みは四国にありながら厳しく、駅名の通り霧に煙った森林の風景を見ることが出来る。 さて、本駅は山中に位置するにも関わらず、朝から行列ができる道の駅。 行列のお目当ては本駅で販売されている「霧の森大福」である。 テレビ番組で紹介されて人気に火が付き、今ではネット販売を原則取りやめるほどの人気商品。 まれに行われるネット抽選販売では90～100倍の当選確率になるらしい。 残念ながらまだ私は味わうことが出来ていないが、生クリームの甘味と新宮茶の渋みのバランスが絶妙の大福のようだ。

霧の森ブランドを多数販売

駅施設は物産館、レストラン、喫茶、手揉み茶道場、温泉と田舎の道の駅としては多彩な施設構成。 物産館ではもちろん上述の「霧の森大福」が一番人気。 「霧の森大福」は午前中には売り切れてしまうが、その他の「霧の森」ブランド商品も販売されている。 まずは「霧の森ロール」。こだわりの卵を用いたふんわり生地が特徴。抹茶とプレーンの2種類の味を楽しむことが出来る。 「霧の森クッキー」は葉っぱの形をした三色クッキー。サクサクとした食感が堪らない。 旧新宮村オリジナル商品もある。「新宮村馬立本陣」は黒糖入り饅頭。 「クラシックチャコーラ」は新宮村産の抹茶やほうじ茶を閉じ込めたチョコレートケーキで、 霧の森大福と同様に甘みと渋みがミックスされた味に仕上がっている。 伝統商品の「いそべ餅」や「三里屋の焼き鯖寿司」も販売されている。

霧の森大福を味わう裏技?

本駅の「食べる」施設はレストラン、茶室「聴水庵」、喫茶「茶フェ工房」の3箇所。 レストランではおぼろ豆富などの地産料理を味わう「霧の森御膳」や新宮茶をまぶした「茶そば」等を味わうことが出来る。 茶室「聴水庵」では新宮茶を満喫することが可能。「かぶせ抹茶」「ほうじ挽き茶」「極上煎茶」等、高級なお茶を味わうことが出来る。 なお、この茶室では霧の森大福を単品で注文することも可能(1個150円)。 物産館では売り切れでも茶室に来れば幻の霧の森大福を味わうことが出来るかも知れない(売り切れの場合もあるらしい)。 喫茶「茶フェ工房」では「霧の森ロール」「新宮茶プリン」「霧の森パフェ」等を味わうことが可能。 飲み物はコーヒーの他に新宮茶や新宮茶のアレンジドリンク(抹茶ジンジャー、ほうじ茶オーレ等)を味わうことが出来る。

土佐北街道の自然を満喫

本駅の魅力は飲食だけには留まらない。駅から見える風景も絶景。特に晩秋の紅葉の時期は言葉にできないほどの美しさがある。 駅の周辺には土佐北街道の古道がある。古道の入り口から階段を下ると、そこには幻想的な森の風景が現れる。 清流の馬立川を挟むように広葉樹林が広がり、秋には赤や黄色の美しい色のコントラストを楽しむことが出来る。 馬立川に架かる細い桟橋を渡るのも楽しい。但し、手摺は無いので落ちないように細心の注意が必要である。 散策を楽しんだ後は温泉を利用してみるのは如何だろうか。 深い森の崖に迫り出すように建てられた浴室は迫力満点。利用料は大人400円と格安である。