道の駅　うわじま　きさいや広場

駅基本情報

駅名	うわじま　きさいや広場(うわじま　きさいやひろば)
住所	愛媛県宇和島市弁天町1丁目318-16
コード	176 187 247*06
駅名の由来	「うわじま」は市名の宇和島市より。「きさいや」とは愛媛県南予地方の方言で「来てください」の意味。
施設	物産館、農作物直売所、海産物直売所、パン工房、ROYCE'チョコレートコーナー、レストラン、足湯、牛鬼館、真珠館
休館日	1/1
営業時間	9:00～18:00 (レストラン 10:30～16:00)
特産品	宇和島銘菓「蜜饅頭」「大番」「伊達ろまん」、鯛めしの素、ちりめん、宇和島みかんストレートジュース、愛媛いよかん飴、 じゃこ天、南予闘牛饅頭、闘牛クッキー、ROYCE'チョコレート

都会の中の道の駅

本駅「うわじま　きさいや広場」は愛媛県南西部(南予地方)の宇和島市にある。 宇和島市は南予地方の中心都市。その宇和島市のど真ん中にある本駅は典型的な都市型の道の駅。 沿道の交通量は激しく、駐車場も混雑、もちろん駅の施設内にも多くの客で溢れている。 ただ、市側の発表ではH27年度の入込客はたった年間36万人。 「えっ?!」と思うほど少ない数字だが、過去に私が本駅を訪れた日がいずれも週末だったため、客が多いと感じただけかも知れない。 本駅の施設はかなり充実しており、市の統計が本当であればかなり穴場の道の駅と言えるだろう。 少なくとも週末に本駅を訪れる場合は、ある程度の沿道の渋滞、駐車場の混雑は覚悟する必要があるだろう。

物産館では宇和島銘菓が勢揃い

本駅は多彩な施設が揃う道の駅。 物産館、農作物直売所、海産物直売所、パン工房、ROYCE'チョコレートコーナー、レストラン、牛鬼館、真珠館がある。 物産館では宇和島銘菓が勢揃い。蜂蜜の香が良く効いた焼き饅頭の「蜜饅頭(95円)」、 山芋とグラニュー糖と観梅粉が表面を覆う餡入りカステラの「大番(97円)」、 宇和島産のみかんと蜂蜜を練りこんでフレッシュバターと共に焼きあげた「伊達ろまん(108円)」、 いずれもばら売りされているのが嬉しい。もちろん土産用に箱詰めされた形でも販売されている。 宇和島ご当地料理の鯛めしを自宅で簡単に作ることが可能な「鯛めしの素」も購入したい商品である。 また宇和島の代表的な特産品のみかんを絞った「宇和島みかんストレートジュース」も販売されている。

農・水産物直売所では地産の幸を販売

物産館の横には3つの水産物直売所がある。 東海林鮮魚店および田丸屋では獲れたての鮮魚や寿司を販売、 秀長水産では太刀魚の巻焼き等の海産物加工品が販売されている。 物産館と通路を挟んだ所には農作物直売所があり、地産の野菜と果物が販売されている。 特に柑橘類は品揃えが豊富で、宇和島みかんを始めとして、デコポン、いよかん、ポンカン等、年間を通して19種類の柑橘類を販売している。 物産館の一角にはパン屋もあり、焼き立てのパンを販売している。 また、西日本では唯一のROYCE'チョコレートの販売店もある。

レストランでは海の幸を使ったメニュー

本駅のレストランでは宇和島の海の幸を使ったメニューが多数ある。 人気メニューの「釜揚げしらす丼(700円)」はしらすの量が凄い。上からではご飯が見えないほどたっぷりのしらすを使っている。 第1回全国丼グランプリで金賞を受賞した「ぶり炙り丼(970円)」、ウニ・イクラと刺身10貫が乗った贅沢な「がいな刺身丼(1500円)」、 宇和島の幸を満載した「海鮮丼(2200円)」、 郷土料理の太刀魚巻き焼きと釜揚げちりめんがセットになった「太刀魚ちりめん丼(1050円)」などが人気のメニューになっている。 珍しいメニューではカレーにじゃことカツが入った「じゃこカツカレー丼(800円)」、お城のようにネギトロ・いくら・しらすが盛られた「鬼ヶ城丼(1500円)」もある。

一足延ばして宇和島城、遊子水荷浦の段畑へ

宇和島市は観光の宝庫。駅のすぐ近くには宇和島城、20キロ程の所には遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑がある。 宇和島城は当時のまま現存する数少ない天守を見ることが出来る。 遊子水荷浦は信じられないほど急斜面に造られた段畑。「絶景」を通り越して「怖い」くらいの景色である。 最後に夜間に本駅を利用する方に1点注意をしておきたい。 本駅の駐車場は物産館前の1列を除き、夜間は閉鎖される。 入り口を鎖で封鎖するため、翌朝まで身動きが取れなくなるので要注意である。 駅近くにはコンビニ、コインランドリーがあり車中泊に便利な道の駅だが、 翌朝、早く出発する方は駐車する場所に注意が必要である。