道の駅　小松オアシス

駅基本情報

駅名	小松オアシス(こまつオアシス)
住所	愛媛県西条市小松町新屋敷22-29
コード	119 163 576*62
駅名の由来	「小松」は市町村合併前の旧町名の小松町より。本駅は松山自動車道の石鎚山SAからアクセス可能で石鎚山ハイウェイオアシスとも呼ばれている。
施設	物産館、農作物直売所、温泉施設、アウトドア総合ブランド「モンベル」、【休業中】レストラン
休館日	1/1 (温泉 水曜日[祝日と重なる場合は営業])
営業時間	4月～9月 9:00～18:00、10月～3月 9:00～17:30 (温泉 9:00～11:30、15:00～21:30) (モンベル 10:00～19:00)
特産品	石鎚山名所煎餅、石鎚山カマンベールワッフル、石鎚山生姜せんべい、石鎚山豆腐ひねり餅、 石鎚山そば、石鎚山うどん、タヌキ饅頭、山車絵巻せんべい、鬼板せんべい、塩まんじゅう、ごま最中、 坊ちゃん団子、しまなみタルト

「アウトドアの聖地」にリニューアル

　松山自動車道の石鎚山SA内から横道に入って数百メートル、 愛媛県東部の旧小松町(現西条市小松町)に本駅「小松オアシス」はある。 本駅は高速道路を降りずにアクセス可能な道の駅。 また、ちょっと複雑な経路になるが一般国道11号線からもアクセス可能で、 高速道路からも一般道からもアクセス可能な便利な道の駅である。
　本駅は2019年7月にリニューアル。アウトドア総合ブランドのモンベルを中心とした「アウトドアの聖地」として新しいスタートを切っている。 以前は比較的大きな物産館とレストランを備えた道の駅だったが利用客は低迷。 低迷した理由は「石鎚山SAの施設が充実していた」ため。 石鎚山SAには大規模な物産館とレストランがあり、わざわざ横道に入って本駅まで来る必要がなかったのが原因である。 そこで管理元の西条市が考えたのが石鎚山SAとの差別化。 こうして誘致されたのがアウトドア総合ブランドのモンベルだが、この作戦は大成功。 近年のアウトドアブームと相まって本駅の人気は急上昇。今では県内でも屈指の人気の道の駅になっている。

モンベル内にも物産館

　本駅は新しく設置されたアウトドア総合ブランドのモンベル、 以前から存在する農作物直売所と温泉施設から成る道の駅。 リニューアルによって物産館とレストランがモンベルに置き換わった形になる。 物産館とレストランが消滅したことになるが、高速道路利用者は石鎚山SA内に物産館とレストランがあるため特に問題は無し。 一般道からアクセスする方は石鎚山SA内の施設を利用することは出来ないが、 モンベル内に「オアシス市場」と呼ばれる物産販売コーナーが設けられたため大きな影響はないだろう。 食事利用の方は温泉施設内のカフェレストランを利用することになるが、 メニューの種類が少ないので以前よりは不便を感じるかも知れない。
　モンベルストアは約280坪の広い店舗。登山、キャンプ、サイクリング、カヤック等のアウトドアスポーツの用具が数多く販売されている。 クライミング体験、ボルダリング体験が出来るのも本店舗の特徴。 クライミングピナクルは660円、ボルダリングウォールは440円で利用することが出来る。 また、本店舗にはキャンプサイトを併設。日帰り利用も宿泊利用も可能になっている。
　モンベル内にあるオアシス市場では西条市、および愛媛県の特産品を販売。 「石鎚山カマンベールワッフルクッキー」「石鎚山そば/うどん」「石鎚山生姜せんべい」「石鎚山豆腐ひねり餅」等、 石鎚山を冠した商品が数多く販売されている。 モンベル内にはイートインコーナーもあり、ここでは「いちごスムージー(400円)」「ストロベリーサンデー(500円)」 「あずきサンデー(500円)」等を味わうことが出来る。 焼き芋の計り売り(10gで10円)も人気になっている。

500円の格安温泉

　続いて本駅の温泉施設「椿温泉こまつ」の紹介を。 泉質はアルカリ性単純温泉。大きな内湯、露天風呂、ジェット湯、寝湯、サウナ、 週替わり(よもぎ湯/アロマ湯/生姜湯/等)の季節風呂がある。 本温泉の魅力は500円という格安の利用料。 但し温泉内に石鹸とシャンプーは備え付けられていないので、持参するか別途購入(50円)する必要がある。 高台にあるため露天風呂から見る景観が見事。 西条市街や瀬戸内海まで見渡すことが出来る。夜景は特に美しい。 無料で利用可能な足湯もある。
　温泉施設内にはカフェレストランもある。 カフェレストランでは「じゃこ天うどん」や「カツカレー」等を味わうことが可能。 以前は特産品の「小松ゆば」を堪能する「ゆばまつり定食」が名物だったが、現在は販売休止中。 個人的には復活を期待したい。