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(香川県の道の駅 no.12)

道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園

駅基本情報
駅名 恋人の聖地うたづ臨海公園(こいびとのせいちうたづりんかいこうえん)
住所 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
コード 77 832 160*47
駅名の由来 「うたづ臨海公園」は本駅を含む公園エリアの名称。ちなみに「うたづ」は町名の宇多津町より命名している。 元々は「うたづ臨海公園」という駅名だったが、恋人の聖地に認定された後に「恋人の聖地」が駅名に付け加えられた。
施設 物産コーナー、復元塩田、喫茶店、[隣接施設]四国水族館
休館日 12/28~1/3、月曜日[祝日と重なる場合は翌日]
(四国水族館 無休)
営業時間 9:00~21:00
(喫茶店 9:00~17:30)
(四国水族館 9:00~18:00)
特産品 宇多津の入浜式の塩、塩飴、うたづ塩キャラメル、うたづ塩ポン酢、レモン塩、入浜のにがり、 うたづ古代米、讃岐の古代米、讃岐うどん、地酒「勇心」

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改善が待たれる駐車場問題

 瀬戸中央道の坂出ICから県道191号線→県道193号線を通って北西に5km、 香川県北西部の宇多津町に本駅「恋人の聖地うたづ臨海公園」はある。 宇多津町は「町」を名乗っているが、実は香川県内の市町村の中で最も人口密度の高い自治体。 町東部の常磐公園、町南部の青野山エリアを除けば住宅やビルがびっしり。 本駅周辺もゴールドタワーを始めとするビルが立ち並んでいる。
 このような都市部にある道の駅が抱えるのは駐車場問題。 本駅の駐車場は道の駅なので無料だが、周辺にある民間駐車場料金の相場は1日600円。 それでも、今までは駐車場が足りないという状況ではなかったが、 2020年4月に道の駅の隣接地に四国水族館がオープンしてからはそうもいかなくなってきた。 四国水族館の駐車場は入館料とは別に600円掛かるので、 当然、無料の道の駅の駐車場に流れてくる。 四国水族館側も「水族館利用時は道の駅駐車場は利用しないでください」とお願いをしており、 路上にも監視員を配置しているが、全ての車両を監視することは不可能だろう。
 あくまでこれは私の私見だが、今後、間違いなく道の駅駐車場の有料化の話が出てくるだろう。 でも駐車場を有料化したら道の駅の要件を満たさなくなる。 かと言って道の駅の無料駐車場を拡張すると、今度は民業(民間の有料駐車場)の圧迫になる。 なかなか悩ましい問題である。

入浜式塩づくり体験が可能

 本駅は「うたづ海ホタル」というお洒落な建物を中心にした道の駅。 「うたづ海ホタル」は元々は産業資料館の役割で、宇多津町伝統の入浜式塩田に関する資料展示を行っていたが、 今ではカフェ、FMサテライトスタジオが主な役割になっている。 また駅名の通り、本駅は「恋人の聖地」に認定されており、「恋人の聖地モニュメント」が設置されている。 展望デッキから見る夕日、金色に輝くゴールドタワー。本駅は何もかもがロマンチック。 道の駅の向かい側には結婚式場もあり、「本駅で初デート&結婚式場はここで」というカップルも何組かいるのではないだろうか。
 本駅のもう一つの楽しみは復元塩田の展示と塩づくり体験。 宇多津町は元々は海水からの塩づくり(入浜式の塩づくり)が盛んだったが、 製造コストの安い国外の塩を押されて衰退。昭和中期には宇多津町における塩田は全廃されてしまった。 本駅では観光用にかつての町の主要産業だった塩田を復活。 塩田でつくった塩を販売(200g/520円)、また塩づくり体験も可能になっている(5人以内の1グループで1500円)。 私が訪れた日は小学生の団体が塩づくりに挑戦中。子供たちの歓声が聞こえ、なかなか楽しそうな様子だった。

物産館では宇多津町の特産品を販売

 最後に物産施設の紹介を。実は数年前までの本駅における物産品販売は、塩田で作った「入浜式の塩」のみ。 物産販売に関してはとても貧弱だったが、現在は少し改善。 「うたづ海ホタル」内で宇多津町の特産品を20品ほど販売している。 やはり中心になるのは塩田でつくった「入浜式の塩」。 また、入浜式の塩を使った「塩飴」「うたづ塩キャラメル」「入浜のにがり」「レモン塩」「うたづ塩ポン酢」も販売されている。 塩以外では「讃岐の古代米」を販売。古代米を使った「うたづ古代米讃岐うどん」もある。 物産館では地酒「勇心」も販売。 実はこの商品だけ近隣の綾川町産の製品だが、製造元の勇心酒造は元々は宇多津町で創業した酒蔵。 地酒「勇心」も宇多津町の特産品として、ここで販売されている。
 本駅の「食」に関する施設は「うたづ海ホタル」の一角に店を構える「海と空のカフェ」。 うたづ古代米を使った「古代米サンドランチ」「古代米ドリアランチ」、 宇多津の海をイメージした「海のソーダ」等を味わうことが出来る。


道の駅看板

道の駅看板は500m手前にある

うたづ海ホタル

駅の中心施設の「うたづ海ホタル」

海と空のカフェ

うたづ古代米を使ったメニューが人気の「海と空のカフェ」。うたづ海ホタルの一角にある。

物産館

うたづ海ホタル内にある物産館。宇多津町産の特産品を約20種類販売。

復元塩田

宇多津町の伝統産業である塩田を復元。当日は小学生が実習していた。

釜屋

こちらは海水から塩を精製する釜屋。この中で海水を煮詰めて塩を取り出す。

結婚式場

道の駅の向かい側にある結構式場。右側には「真実の口」がある。

ゴールドタワー

道の駅の近くにあるゴールドタワー

恋人の聖地モニュメント

恋人の聖地モニュメント

本駅から見る夕日

本駅から見る夕日の景色。日中、あれほど晴れていたのに、なぜか夕日の時間帯だけ、 しかも夕日が沈む方向だけ雲が立ち込めてしまった。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①宇多津グランドホテル
 [MAPCODE] 77 833 122*83
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に700m
 - 料金(1人4,728円、2人計6,364円~)
 - 朝食付きプランもあり[+909円/人]
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

■②ホテルアネシス瀬戸大橋
 [MAPCODE] 77 803 210*33
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に1km
 - 料金(朝食付き1人6,800円、2人計9,300円~)
 - 2食付きプランもあり
 - メニュー30種類以上の朝食バイキングが人気

   

■③オークラホテル丸亀
 [MAPCODE] 77 800 382*81
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に3km
 - 料金(1人4,637円、2人計9,638円~)
 - 瀬戸内海を一望できる宿、サウナ付きの展望浴場もあり

   

■④スーパーホテル丸亀駅前 天然温泉「京極の湯」
 [MAPCODE] 77 740 535*63
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(朝食付き1人5,391円、2人計7,210円~)
 - 温泉あり/夜うどんの無料サービスもあり
 - 2020年2月オープンの新しい宿

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)