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(山口県の道の駅 no.07)

道の駅 きくがわ

駅基本情報
駅名 きくがわ
住所 山口県下関市菊川町大字上岡枝766-1
コード 268 139 693*77
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の菊川町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、【隣接施設】産直市場、蒲鉾の店
休館日 12/31、1/1
(隣接の産直市場 1/1~1/4)
営業時間 8:30~17:00
(レストラン 10:30~15:00[土日祝は15:30まで])
(隣接の産直市場 8:00~17:00)
特産品 手延べ素麺「菊川の糸」、菊川のつゆ、川棚饅頭、いちごタルト、栗タルト、元乃隅の甘酒、甘酒飴、 甘酒餅、桜はちみつラスク、蜂蜜各種(百花蜜/栗蜂蜜/桜蜂蜜/アカシア蜂蜜/柚子蜂蜜/等)、夏みかんの蜂蜜漬け、 ふくカレー、ふぐ茶漬け、ふぐ雑炊、ふぐ飯の素、焼きふぐ、鶏卵せんべい、地酒「天美」

良い意味での「小日本」

 中国自動車道の小月ICから国道491号線をまっすぐ北に6km、 山口県南西部の旧菊川町(現下関市菊川町)に本駅「きくがわ」はある。 道中はインターを降りた直後は民家が幾つか見られるが、その後は山林の中のドライブ。 「本当に道の駅に向かっているの?」と少々不安に駆られるが、 やがて広々とした盆地の景色に変わり、本駅を示す道の駅看板が現れる。
 本駅が位置する旧菊川町は「小日本」の愛称で呼ばれる町。 「小日本」は中国人が日本人を軽蔑する言葉として用いられることもあるが、蔑称の読み方は「しょうにっぽん」。 菊川町を表す「小日本」の読み方は「こにっぽん」。 遠い昔、庄屋と庄屋の息子が峠を越えて菊川に向かった時、菊川盆地の美しさに感動して名付けた良い意味での「小日本」である。
 「小日本」の愛称は今でも菊川町民の誇り。 本駅には「小日本きくがわ」の顔出しパネルがあり、道の駅施設には含まれないがすぐ隣には「産直市場 小日本ふるさと市」がある。 菊川盆地の美しさを実感したい方は近くにある「多武(とう)の峰公園」がお勧め。 道の駅のすぐ横の菜の花畑でも「小日本」の美しさを感じることが出来る。

常識を覆す手延べそうめん

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る施設構成。 施設構成としては普通だが、物産館で販売されている商品は少なめ(ざっと数えたところで80種類くらい)。 道の駅としては小規模と言えるだろう。 ただ、それを補うようにすぐ隣に産直市場「小日本ふるさと市」と「奥野蒲鉾店」がある。 全体的に見れば、他の道の駅と同様に多彩な楽しみがあると言えるだろう。
 まず物産館の紹介だが、何と言っても目に付くのは「常識を覆す手延べそうめん」こと「菊川の糸」。 何か、JAROに訴えられそうなキャッチコピーだが、これは店内のボードに記されているもの。 私が考えたものではない(笑)。 何が常識を覆しているのかと言えば、ボードの説明によると「コシの強さ」。 実際に私も食べてみたが、コシの強さはかなり強烈。「たかが素麺」なのに胃にズシリと来る。 個人的には「常識を覆すそうめん」というキャッチコピーには納得である。 「菊川の糸」は7束入りで365円と安価。私は昼食に2束食べたが、小食の方なら1食で1束でも十分な気がする。 「菊川の糸」の味を引き出す素麵つゆ「菊川のつゆ」も販売されている。
 その他の商品では近隣の川棚温泉の銘菓「川棚まんじゅう」が人気の商品。 本駅限定商品の「いちごタルト」「栗タルト」もある。 蜂蜜の販売も盛んでその種類も豊富。 「百花蜜」「栗蜂蜜」「桜蜂蜜」「ひまわり蜂蜜」「あかしあ蜂蜜」「柚子蜂蜜」など、全部で何と80種類。 山口県特産の夏みかんを蜂蜜漬けにした「夏みかん蜂蜜漬け」も人気である。 また、山口県と言えば「ふぐ」。 本駅でも「ふくカレー」「ふぐ茶漬け」「ふぐ雑炊」「ふぐ飯の素」「焼きふぐ」等が販売されている。

地元食材を用いたレストラン

 本駅のレストラン「食事処よもやま」は定食類、丼物、麺類を提供。 メニューの種類は少ないが、地元の食材を活かした料理を味わうことが出来る。 人気の中心はやっぱり地元産の素麺「菊川の糸」を使った料理。 ただ、私の素麺のイメージは「流し素麺」に代表される冷たい素麺だが、 本駅の人気No.1メニューは「焼きそうめん(850円)」。菊川町では素麺は焼くのが常識なのかもしれない。 なお、夏期限定ながら「冷やしそうめん(700円)」も味わうことが出来る。
 定食類では地元食材の「関門ポーク」を使用した「とんかつ定食(1200円)」、 同じく地元食材の「長州鶏」を使用した「唐揚げ定食(1100円)」が人気。 また、菊川町は環境にやさしい合鴨農法の先進地であり、 合鴨を再利用した「合鴨鍋焼きうどん(800円)」「合鴨そうめん(700円)」「合鴨おじや(700円)」等も味わうことが出来る。



道の駅看板

道の駅看板

駅施設

昔の豪商をイメージさせる駅施設

小日本きくがわの顔出しパネル

小日本きくがわの顔出しパネル(庄屋と息子)

小日本きくがわの顔出しパネル

小日本きくがわの顔出しパネル(お姫様とかっぱ)

カモンちゃんの顔出しパネル

菊川町のキャラクター「カモンちゃん」の顔出しパネル。 菊川町は環境にやさしい合鴨農法の先進地である。

菊川の糸

物産館では名物の素麺「菊川の糸」を販売。7束365円。

常識を覆す手延べそうめん

「菊川の糸」の売り場には「常識を覆す手延べそうめん」のボードが表示されている

食事処「よもやま」

「菊川の糸」を始めとした地元食材が人気の食事処「よもやま」

小日本ふるさと市

道の駅の隣には産直施設「小日本ふるさと市」がある

奥野蒲鉾店

「小日本ふるさと市」の構内にある奥野蒲鉾店。名物は高級生食ちくわの「ふくっ子」。

菜の花畑

道の駅の隣接地に広がる菜の花畑。小日本きくがわの美観の一つでもある。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①下関市営宿舎サングリーン菊川
 [MAPCODE] 268 169 223*21
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に600m
 - 料金(1人4,737円、2人計9,092円~)
 - (菊川)温泉あり/食事付きプランもあり

   

■②ライダーハウスレッドSUN
 [MAPCODE] 268 414 733*41
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に10km
 - 料金(2,546円~)
 - 更に格安な相部屋プランもあり[1273円/人~]
 - バイクだけでなく自動車利用者も歓迎の宿

   

■③川棚グランドホテルお多福
 [MAPCODE] 268 188 331*23
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に11km
 - 料金(朝食付き1人13,500円、2人計18,000円~)
 - (川棚)温泉あり/2食付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,300円]
 - 山口名物「瓦そば」を味わう宿
 - じゃらん「売れた宿大賞」受賞の宿

   

■④旬の味覚とかけ流しの湯を堪能 寿旅館
 [MAPCODE] 268 188 031*41
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に11km
 - 料金(1人7,000円、2人計12,000円~)
 - (川棚)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 自家製醤油タレで味わうふわふわ温泉豆腐が人気

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)