道の駅　たかの

駅基本情報

駅名	たかの
住所	広島県庄原市高野町下門田49番地
コード	388 061 453*58
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の高野町より
施設	物産館、農作物直売所、カフェレストラン、フードコート、アップルパイの出店(土日祝のみ)
休館日	第2・4水曜日
営業時間	9:00～18:00 (レストラン 11:00～14:00[カフェメニューは16:30まで]) (フードコート 9:00～17:30)
特産品	アップルパイ、高野リンゴジュース、りんごサイダー、高野味噌、高野米、高野米塩むすび、 おにぎらず(メンチカツ入り)、トマトピューレ、雪室そば、ソフトかりんとう、 ヒバゴンのたまご(餡入り饅頭)

豪雪地帯にある道の駅

　松江自動車道の高野ICを降りてすぐ、広島県北東部の旧高野町(現庄原市高野町)に本駅「たかの」はある。 高速道路を使うと車窓の景色を確認する間もなく、あっという間に本駅に到着してしまうが、 本駅周辺は美しい山村といった感じ。 但し、だからと言って「高速を使わずに一般道で」とは間違っても私は言わない。 なぜなら、高速道路を使わないと恐ろしいくらい時間が掛かるから(笑)。 有難いことに松江自動車道は広島県側の三次東JCT以北は無料の高速道路。 高野町の山村をドライブしたい方は、まず高速道路で高野ICまで行き、そこから町内を回ることをお勧めする。 もう一言付け加えると旧高野町は中国地方屈指の豪雪地帯。 「新潟から北海道にかけての日本海側の降雪と比べると大したことは無い」と考える人も多いと思うが、舐めてはいけない。 もちろん積雪2mオーバーの新潟県等の山間部よりは降雪量は少ないが、本駅周辺も1m近い積雪は珍しくない。 11月後半から3月頃までは雪に備えた装備で本駅に向かいたい。
　松江自動車道のPA的役割を果たす本駅はとにかく来客数が多いのが特徴。 コロナ禍前の数値にはなるが、本駅の年間利用客は約150万人。 1日辺りに換算すると4110人で、高野町の人口(1557人)の2.6倍の客が訪れていることになる。 広島-島根間を繋ぐ長距離バスの休憩所にもなっており、 バス到着時に発生するトイレ待ちの行列(特に女子トイレ)はちょっと考えさせられる。 後述する通り本駅はなかなか魅力的な道の駅だが、この点だけは改善して頂ければ有難いと個人的には思う。

りんごが名物、アップルパイは絶品

　本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、軽食堂から成る道の駅。 土日祝日はケータリングカーによる軽食の提供も行われている。
　まずは物産館の紹介だが、高野町の名物のりんごを使った商品が目に付く。 「アップルパイ」「高野りんごジュース」「りんごジャム」「りんごサイダー」が大々的に販売されている。 特に「アップルパイ(390円)」は本駅を代表する人気商品。 パイ生地はサクサク、中にしっとりとしたりんごペーストが入っており、これが本当に美味しい。 物産館のアップルパイも美味しいが、土日祝に訪れた方はケータリングカーのアップルパイの方がよりお勧め。 出来立て、ホクホクのアップルパイを味わうことが出来る。
　高野町のもう一つの名物は美味しい水で育った地産の米「高野米」。 高野米は農作物直売所で販売されている。 高野米を使った総菜コーナーも人気で、中でも「塩むすび(2個入り210円)」が人気になっている。 ラップの上に海苔を乗せて真ん中にごはんを平たくのせた「おにぎらず(230円)」も人気商品。 本駅の「おにぎらず」は珍しいことに具にメンチカツが入っている。 本駅の開業以来、既に13万袋を売り上げた「ソフトかりんとう」も人気の商品。 本駅にある雪室で３ヶ月間熟成したそばの実を使った「雪室そば」も販売されている。

カフェレストランでは比婆牛丼など

　本駅の「食」の施設は「カフェレストランそらら」と「フードコートたかのキッチン」の2つ。 予算に応じて様々な「食」を楽しむことが出来る。
　まずは「カフェレストランそらら」だが、基本的にはバイキング形式のレストラン。 季節野菜を使ったサラダ、ピザ、パスタ、揚げたての天ぷら等を味わうことが出来る。 料金は大人(中学生以上)が1500円、小学生は1100円、未就学児は800円、3歳以下は無料になっている。 その他、期間限定にはなるが庄原市が誇るブランド牛肉、比婆牛を使った「比婆牛ロースとビーフ丼プレート(2100円)」、 庄原市で獲れた猪を使った「ジビエ丼プレート(1480円)」、 庄原市の人気韓国料理店「とらぢ」の店主が作ったキムチ入りの「瀬戸もみじ豚の韓国キムチかつ丼(1380円)」等も味わうことが出来る。
　物産館の横にあるフードコート「たかのキッチンでは「うどん」と「そば」がメニューの中心。 特に本駅内にある雪室で3年熟成した「雪室そば(790円)」は人気のメニューになっている。 美味しいと評判の高野米を使った「塩むすび(120円)」「カレーライス(550円)」も注目のメニュー。 シンプルに高野米の味覚を満喫したい方のために「白ごはん(150円)」というメニューもある。 その他「高野りんごジュース(310円)」「高野りんごサイダー(300円)」「ジェラード(360円)」も味わうことが出来る。