道の駅　ふぉレスト君田

駅基本情報

駅名	ふぉレスト君田(ふぉレストきみた)
住所	広島県三次市君田町泉吉田311-3
コード	244 837 457*72
駅名の由来	森(forest)と休息(rest)と市町村合併前の旧村名の君田村より
施設	【全施設休館中】温泉旅館「森の泉」(旅館内の物産館、温泉は利用可能)、農作物直売所、喫茶店、パン屋、 【隣接施設(営業中)】はらみちを美術館
休館日	隣接の「はらみちを美術館」を除いて全施設休業中 (はらみちを美術館 12/29～1/3、その他年7日の休館日あり)
営業時間	(はらみちを美術館 9:30～16:30)
特産品	わさびもろみ漬け、霧里ワイン、平和ピーナッツ、はっさくマーマレード、モダン柿ジャム、柚子ポン酢、 鮎甘露煮、だんご汁、風呂敷蕎麦、くるみ大福、黒ゴマ大福、君田の湯の入浴剤

「森林浴」+「温泉」=「君田温泉」

　松江自動車道の口和ICから県道39号線を西に3km、広島県北部の旧君田村(現三次市君田町)に本駅「ふぉレスト君田」はある。 本駅に限らず広島県北部の道の駅は都市部からのアクセスが困難という問題を抱えているが、 本駅は無料高速の松江自動車道が開通したことにより都市部からのアクセスがかなり改善。 年間20万人が訪れる(田舎の割には)人気の道の駅になっている。 また、小ネタで申し訳ないが駅名に用いられている「フォレスト」は、 「ふぉ」の部分だけ平仮名になっている点に注目。 「ふぉ」と「レスト」を分離して、"forest(森)"と"for rest(休息所)"の２つの意味を駅名に込めている。
　さて、本駅は温泉施設が中心となる道の駅。私も本駅に到着してすぐに温泉を利用したが、 まず感じたのが「森が近い」ということ。 露天風呂からは見る景色は一面の森林。初夏は新緑、秋は見事な紅葉を見ることが出来る。 木の香も充満、温泉に入りながら森林浴も楽しむことが出来る。 湯の種類も大浴場、露天風呂、つぼ湯、打たせ湯、ジャグジー風呂、源泉風呂、サウナと多彩。 重曹が含まれた乳白色の湯は美肌を作り出す美人の湯で、料金も700円とお手頃である。 個人的には本駅の温泉は道の駅温泉としては日本屈指の素晴らしいもの。 おそらく本駅を訪れる方の殆どは温泉が目当てと思うが、 スタンプラリー等で先を急ぐ方にも本駅の温泉は利用をお勧めしたい。

わさび漬けと霧里ポークが人気

　温泉施設が中心となる本駅だが田舎の立地の割には施設は多彩。 物産館、レストラン、喫茶店、パン屋、また道の駅施設には含まれていないがすぐ近くに画家で詩人の「はらみちを」氏の美術館がある。 喫茶店、パン屋には主に地元の方とみられる方が来店。地域のコミュニティーの場にもなっているようだ。
　物産館では旧君田村の特産品、および合併後の三好市の特産品を中心に販売。 特に君田村の名物のわさびを用いた「わさびもろみ漬け」は本駅の人気商品である。 大自然の幸を生かした「はっさくマーマレード」「鮎甘露煮」「風呂敷そば」、 もちろん君田温泉を自宅で楽しむ入浴剤「君田の湯」も販売されている。 三好市の特産品としてはふるさと納税の返礼品として人気の「霧里ワイン」を販売。 女性によるワイン競技会「SAKURAアワード2021」で金賞を受賞した逸品である。 また、三次市とカーター元米大統領の友好から生まれたオリジナル商品「平和ピーナッツ」も人気になっている。
　本駅のレストラン「囲炉裏」は「みよしブランド」にも認定されている「霧里(きりり)ポーク」を使ったメニューが人気。 甘辛タレに浸したポークをひつまぶし風な味わう「霧里ポーク重(1650円)」や、 トンカツ風に味わう「霧里とんかつステーキ(1100円)」、ラーメンと共に味わう「きりり角煮ラーメン(1000円)」等がある。 激辛メニューの「三次唐麺(800円)」も三次ならではのご当地メニュー。 広島北部から島根南部にかけての山間部の郷土料理「ワニの刺身(=サメの刺身)」も味わうことが出来る。 ご当地ではないが「から揚げ定食」「天ぷら定食」「海鮮丼」「山菜そば/うどん」等の一般的なメニューも提供されている。
　「森のパン屋さん」の約30種類の焼きたてパンを販売。 人気は「カレーパン(160円)」で、広島名物の「がんす(魚肉練り製品)」もここで購入することが出来る。 喫茶店「21番館」は麺類/カレー/オムライス/パスタ/和定食、及びコーヒー等の飲料をを提供 中でも三次市特産の本格手打ちそば「君田そば(800円)」が人気になっている。 道の駅に隣接する「はらみちを」氏の美術館では「お母さんと子」 「ふるさとのぬくもり」をテーマにした氏の詩画作品を見ることが出来る。