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(広島県の道の駅 no.02)

道の駅 遊YOUさろん東城

駅基本情報
駅名 遊YOUさろん東城(ゆうゆうさろんとうじょう)
住所 広島県庄原市東城町川東877
コード 326 498 342*55
駅名の由来 東城町の伝統行事「遊夏祭」の「遊」の一文字を取り、語呂合わせで「遊YOU=(悠々)」。「サロン」はフランス語で応接室の意味。 「東城」は市町村合併前の旧町名の東城町より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、そば処、【休業中】ステーキハウス
休館日 1/1
(レストラン/そば処 1/1~1/3、水曜日)
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 11:00~18:00)
(そば処 10:00~16:00)
特産品 地酒「菊文明」「比婆」「比婆美人」「超群」、さしみ蒟蒻、丸蒟蒻、秘伝ラーメン、栄養そば、 しその実きくらげ、わさびしぐれ、浪坂のラムケーキ、洋酒ケーキ、菓子「ヒバゴンのたまご」、 もみじ饅頭「もちもちもみじ」、紅葉まんじゅう

比婆牛と地酒の里

 中国自動車道の東城ICから国道182号線を南に200m、広島県北東部の旧東城町(現庄原市東城町)に本駅「遊YOUさろん東城」はある。 高速道路を使うと車窓を確認する間もなく、あっという間に本駅に到着するが、 道の駅周辺を散策してみると、住宅あり、商店あり、鉄道の駅もあり、なかなか拓けた感じ。 ただ、旧東城町は町域が広い割には拓けているのはほぼ本駅周辺のみ。 旅の途中に何か買い物をしたい方、特にガソリンの残量が不足している場合は本駅周辺で用事を済ませた方が良いだろう。 東の方角なら8km程、西の方角なら25km程は商店が無いと考えた方が良い。 人口が少ない一方で、観光名所が多数あるのが旧東城町の特徴。 特に南西に8kmのところにある帝釈峡(たいしゃくきょう)は日本百景の一つに数えられている中国地方を代表する景勝地。 「観光」を楽しみながら「道の駅巡り」をされている方には是非訪れて頂きたいスポットである(特に紅葉の季節は絶景)。
 話を道の駅に戻すと、本駅は「比婆牛」と「地酒」の2枚看板がある道の駅。 共に150年以上の歴史を持つ旧東城町の伝統の品である。 「比婆牛」は本駅のステーキレストランで、「地酒」は本駅の物産館で楽しむことが出来る。

比婆牛はステーキレストランで

 まずは本駅の名物の一つ「比婆牛」だが、 日本最古の蔓牛と言われている「岩倉蔓牛」を祖とするもの(「曼牛」とはおおよそ「血統」を意味する)。 頭数自体がとても少なく、市場へ流通することは極めて稀。 「ここにこなければ、ほぼ食べることが出来ない」貴重な牛肉である。 肉質は「深いコク、上品な香り、豊かな風味、やわらかな舌触り、繊細な味わい」が特徴。 無駄な脂肪が少ないので健康食としても注目の牛肉である。
 比婆牛は本駅のステーキレストラン「雄橋(おんばし)」で味わうことが可能。 場所が少し分かりづらいが、物産館の奥にある廊下を進むとステーキレストランがある。 このステーキレストランでは「ヒレステーキ」と「ロースステーキ」の2つ種類の牛肉を提供。 ヒレステーキは200gで11,100円、ロースステーキは200gで9,500円(共にワイン/前菜/サラダ/ライス/デザート/コーヒー付き)。 高級牛肉の割には比較的お手頃な値段で味わうことが出来る。 シェフが目の前で肉を焼いてくれるので視覚的にも、聴覚的にも楽しむことが出来る。

東城の地酒は物産館で

 もう一つの東城町の逸品、東城の地酒は物産館で販売されている。 東城町内には3つの酒蔵が残っているが、本駅の物産館ではこれら酒蔵の自慢の酒を販売。 「菊文明」「比婆」「超群」「ひば美人」等の人気の地酒が販売されている。 販売されているサイズも一升瓶(1.8リットル/2,800円)からワンカップ(180ミリリットル/200円)まで多彩。 あまり日本酒が得意でない方も、本駅を訪れた記念にワンカップサイズを購入して試し飲みしてみるのは如何だろうか。
 物産館では近隣の景勝地の帝釈峡の特産品も販売。 秘伝の出汁を使った「秘伝ラーメン」や帝釈峡地区の蕎麦を使った「栄養そば」、 その他、「しその実きくらげ」「わさびしぐれ」「ラムケーキ」「洋酒ケーキ」も販売されている。 差の他にも庄原市、および広島県の特産品を多数(300種類くらい)を販売。 庄原市に生存していると言われる謎の類人猿「ヒバゴン」をモチーフにした菓子「ヒバゴンのたまご」はお子様向けのお土産に最適。 広島県を代表する銘菓「もみじ饅頭」ももちろん販売されている。

大衆レストランに蕎麦処も

 上で記したステーキレストランと物産館の他に、本駅には「レストランもみじ」と「そば処天咲」がある。
 まずは「レストランもみじ」。上の表題には「大衆レストラン」と記したが、 あくまでステーキレストランと比較すると大衆的なだけであって、平均レベルのレストラン。 850円の「鶏唐揚げ定食」から、3900円の「石焼きステーキセット」まで、予算に応じた幅広いレベルの食事を楽しむことが出来る。 注目のメニューは比婆牛肉を使った「比婆牛丼(2050円)」。 比婆牛肉を本格的に味わうならば上述のステーキレストランがお勧めだが、 予算は抑えめにという方には本レストランの「比婆牛丼」がお勧めである。 比婆牛バラ肉と野菜を甘辛ダレで炒めており、ステーキとは趣の異なる味わいがある。 一般的なメニューには「ハンバーグ定食(1000円)」「ロースとんかつ定食(980円)」「エビフライ定食(1400円)」等がある。 定食メニューのご飯は全て東城町産のコシヒカリを使っているのも特徴になっている。
 少し離れた所にある「そば処 天咲(てんさく)」は石臼挽き、打ち立ての蕎麦を味わうことが出来る。 人気No.1メニューは「山かけそば(900円)」。 シンプルに味わう「かけそば(640円)」や「にしんそば(800円)」もある。 うどん派の方には「月見うどん」「きつねうどん」(共に640円)がある。 珍しいところでは比婆牛肉入りの「広島牛そば/うどん(870円)」。 入っている肉の量は2~3切れと多くは無いが、安価で少しだけ比婆牛肉を味わいたい方には良さそうだ。

[注]2023年11月より当面の間、ステーキレストラン「雄橋」は休業となりました。

道の駅看板

道の駅看板

駅施設遠景

駅施設遠景。右側の建物の中に物産館、ステーキレストラン、一般的なレストランが入る。 左側の小さ目な建物は蕎麦処。訪れる時間帯にもよるが比較的客は少ない。

物産館入口

物産館入口。東城の地酒販売が盛ん。

農作物直売所

物産館の横に農作物直売所がある

そば処「天咲」

離れにある蕎麦処「天咲」。比婆牛肉入りの「広島牛そば/うどん」を味わうことが出来る。

ステーキレストラン「雄橋」

物産館の奥にあるステーキレストラン「雄橋」

ヒレステーキとロースステーキ

ステーキレストラン「雄橋」ではヒレステーキとロースステーキを味わうことが出来る

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①帝釈峡観光ホテル別館 養浩荘
 [MAPCODE] 326 343 422*14
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(2食付き2人計22,385円~)
 - 観光名所「帝釈峡」の近くに立地

   

■②帝釈峡観光ホテル錦彩館
 [MAPCODE] 326 342 140*73
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(朝食付き8,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 観光名所「帝釈峡」のすぐ近くに立地

   

■③休暇村帝釈峽
 [MAPCODE] 326 343 105*82
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(1人6,100円、2人計10,200円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 観光名所「帝釈峡」の近くに立地

   

■④角屋旅館
 [MAPCODE] 326 429 159*42
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南西に11km
 - 料金(2食付き2人計20,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 観光名所「帝釈峡」の起点に立地
 - 米、地鶏卵、新鮮野菜等、自家製に拘った料理が自慢

 

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■②帝釈峡観光ホテル錦彩館

本駅まで来たならば帝釈峡の宿を利用したい。帝釈峡は自然美が溢れる全長18kmの渓谷。 最も渓谷に近い本宿では、部屋の窓から、展望温泉から美しい渓谷と星空を鑑賞できる。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)