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(広島県の道の駅 no.01)

道の駅 リストアステーション

駅基本情報
駅名 リストアステーション
住所 広島県庄原市総領町下領家1-3
コード 267 413 689*61
駅名の由来 過疎が進むこの地域の再生(=リストア)を願って
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、光のドーム
休館日 年末年始、火曜日[祝日と重なる場合は翌日]
(レストラン 年末年始、火曜日、水曜日)
営業時間 9:00~17:00
(レストラン[食事] 11:00~14:00)
(レストラン[喫茶] 11:00~15:30)
特産品 田總(たぶさ)羊羹、総領蒟蒻(刺身蒟蒻/煮込み蒟蒻/丸蒟蒻/きんぴら蒟蒻/糸蒟蒻/板蒟蒻/ピリ辛蒟蒻)、 蒟蒻ジャーキー、柚子ジャム、ルバーブジャム、りんごジャム、学び舎カフェのクッキー、田舎みそ、 菊芋チップス「菊芋野郎」、広島酒まんじゅう、古酒「陣六」、地酒「初恋」

地域「再生」の願いを込めて

 中国自動車道の庄原ICから国道432号線を南東に10km、 広島県北東部の旧総領町(現庄原市総領町)に本駅「リストアステーション」はある。 旧総領町役場のすぐ横に位置する本駅、立地としては町の中心部になるが、 周囲を見渡すと山の中の小さな集落という感じ。 それもそのはず、旧総領町は人口1181人の小さな町(2022年5月現在)。 広島県の町制を敷く人口要件(4000人)に遠く及ばず、そもそも、なぜ過去に町に昇格できたのか不思議なくらい。 ちなみに駅名の「リストアステーション」は地域の再生(=リストア)を願って付けた名称だが、 駅名に地域の名称/シンボル/観光地/特産品が入らない道の駅は珍しい。 個人的な意見としてはせっかく作った道の駅なのだから、総領町をアピールする駅名にすればリストアの一助になったのでは、 と思ってしまうが。 最も、本駅が出来た当時(1993年)は道の駅がこんなに注目されるとは思っていなかったのかも知れない。
 また、本駅には個人的に苦い思い出もある。 私が初めて本駅を訪れた2014年の当時、本駅は「夜になると光り輝く、光のドームが名物」や「光の芸術作品」と紹介されていた。 私も「光るドーム」を見るべく、わざわざ本駅に夜に到着するように道の駅巡りの日程を調整したのだが…、 いくら待てども光のドームは光らず残念な思いをしたことがある。 最近では本駅の公式ページでも「光るドーム」の紹介が無くなり、 「光のドーム」は光るのか、光らないのかが私の中で疑問だったが…。 結論は「光る」らしい。 今回、店員に確認したところ、「夜の7時~9時に電灯をオンにする」ということだった。 但し、夏の間は火災防止のため光らせないようだ。 店員によると「光るといっても、少し光る程度だから」と遠慮気味に話していたが、 インターネット上の画像を見る限りではまあまあ綺麗(画像は「リストアステーション 光るドーム」で検索してください)。 ただ、店員さんもそのように話しているので、あまり過剰な期待は持たない方が良いかも知れない。

田總羊羹と総領蒟蒻

 少々ディスり気味な書き出しになってしまったが、本駅はなかなか魅力的。 建物は小さくて訪れる客も少ない田舎の道の駅だが、小さな建物の中には総領町の魅力がぎっしり。 県内屈指の穴場の道の駅と言えるだろう。
 物産館には総領町の特産品が多数並ぶ。 まず目につくのは総領町の伝統的な和菓子である「田總(たぶさ)羊羹」。 明治18年にこの地、総領町で創業した横山甘泉堂の伝統の商品は、現在も創業当時と変わらない昔ながらの製法を踏襲。 つるつるとした表面の舌触りが特徴の上品な羊羹に仕上がっている。 町の名前が付いた「総領蒟蒻」も本駅の人気商品。 刺身蒟蒻/煮込み蒟蒻/丸蒟蒻/きんぴら蒟蒻/糸蒟蒻/板蒟蒻/ピリ辛蒟蒻など、色々な形状、味の蒟蒻が多数。 「蒟蒻ジャーキー」といった一風変わった蒟蒻もある。 合併により同じ市になった庄原市の特産品も多数。 庄原市産の素材を使った「柚子ジャム」「ルバーブジャム」「りんごジャム」、 庄原市産の菊芋を使った菊芋チップス「菊芋野郎」も販売されている。 酒好きな方には地元酒造の銘酒「初恋」、長期熟成した古酒「陣六」等が販売されている。

和洋混在のお洒落なレストラン

 本駅のレストランは2021年2月にリニューアル。 和食と洋食が混在するお洒落な創作料理の店に生まれ変わった。 営業形態はam11:00~pm2:00のランチタイムとpm2:00~pm4:00のカフェタイムの二部構成。 ランチタイムでは色彩と味わいを楽しむ「シェフの創作日替わりランチ(1430円)」が人気になっている。 「国産豚のサクサクロースカツランチ」は客の好みによって和風テースト(1650円)、洋風テースト(1780円)の2種類を提供。 ちょっと贅沢をしたい方には「比婆牛フィレ肉ローストステーキランチ(5500円)」も味わうことが出来る。
 カフェタイムでは「ビーフときのこのデミグラスソースチーズ入りオムライス(1580円)」 「じっくり煮込んだビーフのチーズ入りオムカレー(1480円)」等、お洒落な料理を提供。 玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めた「オニオングラタンスープ(680円)」も人気になっている。



道の駅看板

道の駅看板

道の駅遠景

道の駅遠景。左側に農作物直売所を兼ねた物産館、その隣に名物の光のドームがある。

物産館

総領町の特産品が揃う物産館

レストラン「さとやま」

2021年2月にリニューアルオープンしたレストラン「さとやま」

光のドーム

こちらは光のドーム。収容人数は100人。1時間500円で利用できる。

総領蒟蒻

特産品の総領蒟蒻(さしみ蒟蒻[500円])。 今回、田總羊羹(380円)も購入したが、写真がうまく取れていなかったのでまた次回訪問時に購入して掲載したい。

駅周辺の風景

駅周辺の里山の風景。田總川が流れる。近くにはセツブンソウの群生地、エドヒガンの名所がある。

夜の光のドーム

夜の光のドーム。私が訪れた時は残念ながら光らず。[2014年11月撮影]

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①桜花の郷 ラ・フォーレ庄原
 [MAPCODE] 267 649 722*44
 (口コミ平均--点/5点満点)

 - 道の駅から北西に11km
 - 料金(朝食付き1人7,273円、2人計11,820円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 2022年4月オープン(旧「かんぽの郷庄原」)
 - 大浴場、露天風呂、ミストサウナ等、14種類の浴槽

   

■②ホテル比婆荘
 [MAPCODE] 267 677 192*26
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に11km
 - 料金(1人5,181円、2人計9,000円~)
 - 朝食付きプランもあり[+364円/人]
 - 更に格安な相部屋プランもあり[素泊まり2,272円/人~]

   

■③庄原グランドホテル
 [MAPCODE] 267 676 405*68
 (口コミ平均3.4点/5点満点)

 - 道の駅から北西に12km
 - 料金(1人5,909円、2人計9,454円~)
 - 朝食付きプランもあり[+545円/人]

   

■④せとうち古民家ステイズHiroshima 不老仙
 [MAPCODE] 267 596 419*01
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に12km
 - 料金(1人44,000円、2人計46,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 1棟貸の古民家の宿[6人まで宿泊可]
 - 目の前は広大な谷、圧倒的開放感の庭でBBQを楽しむ

   

🐶ペット旅

■⑤田舎宿 風の道
 [MAPCODE] 267 516 484*73
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に21km
 - 料金(1人8,728円、2人計8,728円~)
 - ペット可(室外犬のみ)

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)