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(愛知県の道の駅 no.04)

道の駅 伊良湖クリスタルポルト

駅基本情報
駅名 伊良湖クリスタルポルト(いらごクリスタルポルト)
住所 愛知県田原市伊良湖町宮下3000-65
コード 982 287 623*65
駅名の由来 「伊良湖」は本駅が位置する伊良湖岬より。「クリスタルポルト」はフランス語で「ガラスの門」の意味。 渥美半島はメロンの温室栽培が盛んで、クリスタルポルトはガラスの温室をイメージした言葉である。 なお、本駅の建物もガラスの温室をイメージして造られている。
施設 物産館、レストラン、やしの実博物館
休館日 無休
(レストラン 火曜日)
営業時間 8:00~17:30
(レストラン 9:00~16:00)
特産品 焼き大あさり、伊良湖のり、伊良湖のり煎餅、三河湾のたこ煎餅、海鮮煎餅「渚の響き」、あさり煎餅、 メロンの漬物、メロンプリン「メロンの雫」、メロンラムネ、菜の花漬け、地酒「不老門」「徳川家康」「三河武士」

伊勢湾フェリーの発着場

本駅「伊良湖クリスタルポルト」は愛知県の渥美半島の先端の伊良湖岬にある。 東名高速道路の豊川ICから南西に遥か53キロ。 一見すると僻地にある道の駅と思われがちだが、伊良湖岬と三重県の鳥羽市の間には伊勢湾フェリーが就航しており、 航路を含めれば愛知県と南近畿を最短距離で結ぶ経路上にある道の駅と言える。 本駅のすぐ横には伊勢湾フェリーの発着場がある。 本駅はフェリーの待合所を兼ねており、特に週末の昼間は多くの客が集まる。 客が多いと施設は充実するものであり、特に物産館は県内の道の駅では屈指の規模になっている。

焼き大アサリは是非食べたい品

本駅は物産館、軽食コーナー、フードコーナー、喫茶店から成る施設構成。 まず、本駅で最初に紹介したいのは軽食コーナーで味わうことが出来る「焼き大アサリ」。 普段食べているアサリの4倍はありそうな大きさで、思わず「本当にアサリ?」と言いたくなってしまう。 食感も普通のアサリとは異なりモッチリとしたもの。醤油ベースのタレもなかなか美味しい。 本駅に来たからには是非味わっておきたい一品である。 軽食堂では焼き大アサリ以外にも人気のメニューが多数。 三河湾の幸を使った「しらす丼」「みさき丼(あさり、しらす、伊良湖のりを使った丼)」や対岸の特産品である「伊勢うどんセット」、 渥美産ポークのチャーシューを用いた「ラーメンセット」等を味わうことが出来る。

物産館では3つの湾の特産品を販売

続いて物産館の紹介を。上でも述べたように本駅の物産館はかなり大規模。 商品も多岐に渡っている。 注目の商品は3つの湾の海鮮煎餅。 三河湾(愛知県)の「たこ煎餅」、駿河湾(静岡県)の「桜エビ煎餅」、伊勢湾(三重、愛知県)の「エビ煎餅」が販売されている。 海産物の加工品も目立っており「チーズちくわ」「しらす蒲鉾」「イカの塩辛」が販売されている。 忘れてはならないのが伊良湖の特産品である「伊良湖のり」。伊良湖のりを用いた「伊良湖のり煎餅」もある。 また、渥美半島はメロンの産地としても有名で、メロン、及びメロンの加工品も多数販売されている。 土産品の定番である「メロンの雫(メロンプリン)」や「メロン大福」、懐かしいラムネと合体した「メロンラムネ」、 異様な感じで実は美味しい「メロンの漬物」等が販売されている。 その他にも、春の伊良湖岬を黄色く染める菜の花を用いた「菜の花漬け」、 普通サイズのアサリを使った「アサリ昆布煮」「アサリしぐれ煮」、東三河限定の地酒(不老門/徳川家康/三河武士)、 愛知特産の「いちじくワイン」など、数々の魅力ある商品が販売されている。

伊良湖岬とやしの実のロマンチックな関係

伊良湖岬は島崎藤村の叙述詩「名も知らぬ、遠き島より流れ寄るやしの実ひとつ…」で知られる観光地。 この詩にある「遠き島」を沖縄県の石垣島に見立て、 毎年、石垣島から金属プレートを付けて黒潮の海に流すイベントが開催されている。 そのやしの実が14回目にしてやっと、H13年8月3日に伊良湖岬に流れ着いた。 このように伊良湖岬は島崎藤村を通してやしの実と縁が深い場所。 本駅の1階には入場無料の「やしの実博物館」がある。 残念ながら開館時間の関係上、私は入館したことがないのだが、 本駅の公式のホームページの情報では世界のやしを見物できるらしい。 やしの実関連の話としては本駅にはフードコーナー「椰子の実」がある。 残念ながらフードコーナーにはやしの実関連の商品は存在しないが、 「完熟メロンソフト」「みたらし団子」の商品が販売されている。 フードコーナーの横には喫茶店もある。喫茶店ではコーヒーやコーヒーフロートクリームソーダ等の飲み物、 ビーフカレー、エビピラフ、あんかけスパゲティー等を味わうことが出来る。

一足伸ばせば恋路ヶ浜や菜の花ガーデン

伊良湖岬は観光にも事欠かない。 まずは本駅から伊良湖岬灯台まで約1キロ続く白い砂浜。 誰が名付けたのか分からないが「恋路ヶ浜」と呼ばれ、「日本の渚百選」に、また「恋人の聖地」にも選定されている。 太平洋の荒波がまともに打ち付ける渚は迫力十分。 湾に沈む夕日も美しいらしい。 もう一つ紹介したいのは本駅から3キロ東にある「伊良湖菜の花ガーデン」。 伊良湖岬は至る所に菜の花が咲いているが、「伊良湖菜の花ガーデン」は広さが違う。 見渡す限り黄色の絨毯になっており、おそらく東京ドーム数個分の広さはあるだろう。 菜の花迷路や菜の花狩りのアトラクションも楽しい。 1月中旬から3月末の間に伊良湖に行く機会があれば、道の駅とともに菜の花ガーデンにも立ち寄ることをお勧めしたい。



道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。駅名の「クリスタルポルト」は「ガラスの門」という意味で渥美半島にみられるガラスの温室を意味している。 駅施設はそのガラスの温室をイメージしたものである。

物産館

品数豊富な物産館

軽食堂

焼き大アサリが食べられる軽食堂

焼き大アサリ

身が大きい「焼き大アサリ」。(写真は軽食堂のものではなく、フェリー乗り場横にある出店で購入したもの)

フードコーナーと喫茶店

フードコーナー「椰子の実」と喫茶店

やしの実博物館

入場無料のやしの実博物館。訪問当日は残念ながら閉館していた。

伊勢湾フェリー

道の駅のすぐ横はフェリー乗り場

伊良湖岬遊歩道

恋路ヶ浜に続く伊良湖岬遊歩道。道の駅のすぐ近くから遊歩道は始まる。

伊良湖岬灯台

伊良湖岬灯台

伊良湖菜の花ガーデン

一面が黄色の絨毯の「伊良湖菜の花ガーデン」

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①伊良湖ホテル&リゾート
 [MAPCODE] 982 288 393*41
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に200m
 - 料金(1人7,835円、2人計18,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 「シュバリエ」の称号を持つ総料理長のコース料理が評判
 - ホテル屋上に天文台あり(金・土の夜間に観望会を実施)

   

■②夢紡ぎの宿 月の渚
 [MAPCODE] 982 288 301*87
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南東に300m
 - 料金(2食付き2人計66,000円~)
 - ハイクラス/全室海が見える露天風呂付き
 - 夕食は伊良湖の海の幸満載の会席膳

   

■③伊良湖 観光ホテルたかのや
 [MAPCODE] 982 288 515*27
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に300m
 - 料金(1人6,000円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 旬な海の幸が心ゆくまで楽しめる味の宿

   

■④伊良湖 民宿お食事処 田原屋
 [MAPCODE] 196 018 140*00
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に1km
 - 料金(2食付き2人計14,000円~)
 - 新鮮な海の幸を用いた海鮮料理が自慢

   

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■④伊良湖 民宿お食事処 田原屋

上記4宿はいずれも素晴らしい宿だが、食事とコスパ重視なら本宿がお勧め。 伊良湖の地魚お刺身、煮魚に名物つみれ汁等。追加料金で伊良湖名物大アサリも味わうことが出来る。


🐶ペット旅

■⑤伊良湖オーシャンリゾート(旧:伊良湖ビューホテル)
 [MAPCODE] 982 289 262*00
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に1km
 - 料金(1人8,637円、2人計10,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - ペット可[追加料金+1,650円]
 - 露天温泉風呂から見る海の絶景が見もの
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)