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(静岡県の道の駅 no.16)

道の駅 掛川

駅基本情報
駅名 掛川(かけがわ)
住所 静岡県掛川市八坂882-1
コード 83 729 794*37
駅名の由来 市名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、軽食堂、コンビニエンスストア
休館日 第2月曜日[第1月曜日になる場合あり]
(コンビニ 無休)
営業時間 9:00~17:00
(レストラン 8:00~19:00)
(軽食堂 9:00~17:00)
(コンビニ 24時間)
特産品 掛川茶、日坂茶、お茶農家の飲み茶、お茶ようかん、わさび漬け、わさび三色漬け、日坂宿山本屋のどら焼き、 麺屋さすけのラーメン、黒ニンニク、ホホホタケ、釜揚げしらす、幻の果実ポポー、自然薯

国道1号線沿いの貴重な休憩所

 東京から大阪まで繋ぐ主要国道の1号線。その国道1号線の一部を成す掛川バイパス沿いに本駅「掛川」はある。 本駅が位置する掛川市は静岡県南西部に位置する人口11万3千人の中核都市。 ただ、人口が密集する掛川市の中心街からは6km程離れており、田畑に囲まれた長閑な環境の中にある。
 ところで本駅は国道1号線を利用するドライバーにとっては大変貴重な休憩所。 国道1号線沿いは道の駅がとても少なく、本駅の東側は「宇津ノ谷峠」まで29km、 西側に至っては「潮見坂」まで58kmも道の駅が存在しない。 更に言うならば「潮見坂」はまだしも、「宇津ノ谷峠」はこう言ったら関係者に怒られるかもしれないが、かなりしょぼい道の駅。 ゆっくりと休憩を取るならば、ほぼ本駅しかないという状況である。
 このためだろうか、本駅は昼夜を問わず仮眠の場所として利用するドライバーがとても多い。 そこで、仮眠を取る方のためのプチ情報を提供したい。 本駅は262台分の広い駐車場があるが、仮眠を取るベストポジションは施設の裏側の道路とは離れた場所。 というのも、掛川バイパスは暴走する車も多いため走行音がかなり気になる。 このため、施設裏側の駐車スペースがベストポジションになる。 上り車線側からは真っすぐ奥まで進めばこのベストポジションに辿り着くが、 下り車線側からは少し複雑。下り車線側の駐車場を半周した後、コンビニ方面に向かい(一般道を渡る)、 更にまっすぐ奥まで進み、奥にある左カーブの通路を進めばこのベストポジションに到着する。

掛川茶が特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、軽食堂、コンビニから成る道の駅。 上述の通り本駅は静岡県内の国道1号線沿いの道の駅の中で最大規模だが、 これは他の道の駅が小規模なだけで、いわば「繰り上がりで最大」といった感じ。 道の駅全般で見ると本駅は一般的な規模と言えるだろう。
 まず物産館の商品だが、静岡県全般の商品が幅広く販売されている感じ。 個人的には道の駅ではその土地の特産品、本駅でいえば掛川市の特産品が並んでいると嬉しいのだが、 そもそも本駅は観光のための道の駅ではなく、国道1号線を利用するドライバーの休憩所という意味合いが強い。 利用客のニーズも静岡県全般の特産品になるのは必然と言えるだろう。 敢えて本駅ならではの特産品、すなわち掛川市の特産品を挙げるなら「掛川茶」が目に付く存在。 本駅では30種類くらいの掛川茶が販売されている。葉と茎の両方が入った「お茶農家の飲み茶」という商品もある。 東海道日坂宿に店舗を持つ老舗の「山本屋のどら焼き」も掛川土産には最適。 「わさび漬け」「わさび三色漬け」「麺屋さすけのラーメン」等も本駅の人気商品になっている。
 物産館の一角にある農作物直売所では地産の農作物を50種類くらい販売。 目に付くのは「自然薯」。実は本駅は「一年中自然薯の駅」をテーマに掲げており、掛川市産の自然薯を販売している。 珍しいところでは幻の果実と呼ばれる「ポポー」、また幻のキノコと呼ばれる「ホホホタケ」も販売されている。 農作物直売所の一角では水産物販売所もあり、ここでは「生しらす」や「釜揚げしらす」等が人気になっている。

絶品のとろろ丼

 本駅の「食」の施設はレストラン「うまい処」、軽食堂「茶茶はちまん」、軽食堂「仙の坊」の3つ。 それぞれ特徴のある「食」を提供している。
 レストラン「うまい処」はカフェテリア形式の食事処。 とんかつ、天ぷら、鯖の塩焼き、クリームコロッケ、鶏の磯辺焼き、サラダ等、好みの料理を選択できる。 ちなみにとんかつは380円、鯖の塩焼きは370円。 メイン1品+サラダ+ご飯ならば650円程度で済ますことが出来る。
 軽食堂「茶茶はちまん」はラーメンが中心のメニュー。 自家製チャーシューが自慢で全てのラーメンのメニューに1枚入っている。 定番の「ラーメン」は600円、「コーンラーメン」は800円。 チャーシュー1枚では物足りない方には4枚入りの「チャーシューメン(900円)」もある。 掛川豚を使った「焼肉丼(800円)」、天ぷら・おでん・ごはん・そば/うどんが付いた「茶々定食(800円)」もある。
 個人的にお気に入りなのは軽食堂「仙の坊」。 名物メニューは「自然薯とろろ丼(930円)」で、これは中々美味しい。 「仙の坊」のとろろは泡立てたように粒が細かく淡のような食感。それでいて濃厚な味でほんのりとした甘味を感じる。 分量もごはん2杯分ありボリュームも満点。 私が「とろろ大好き」というのもあるが、個人的には絶賛したいメニューである。 自然薯を使ったメニューには「つけとろ定食(1280円)」「とろろそば/うどん(900円)」等、多数。 ミニとろろ丼とうどん/そばがセットになった「仙の坊定食(980円)」、 仙の坊定食に更に唐揚げが付いた「唐揚げ定食(1280円)」等も味わうことが出来る。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。物産館、農作物直売所、レストラン2つ、パン工房、コンビニが入っている。

長生きの像

長生きの像。触ると寿命が延びるそうだが、果たして…

レストラン「うまい処」

レストラン「うまい処」。カフェテリア形式のレストランで米は地産の掛川米を使用している。

軽食堂「茶茶はちまん」と「仙の坊」

軽食堂「茶茶はちまん」と「仙の坊」。「茶茶はちまん」の名物は自家製チャーシュー入りのラーメン。 「仙の坊」の名物は自然薯とろろ丼。

自然薯とろろ丼

「仙の坊」の自然薯とろろ丼。とろろはきめが細かく泡のよう。それでいて濃厚な味。

休憩所

休憩所がある。上部に展望台があるように見えるが、実際には上に登ることは出来ない。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①体験型古民家宿 旅ノ舎
 [MAPCODE] 83 789 367*86
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に2km
 - 料金(朝食付き1人12,546円、2人計21,456円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 古民家で過ごす田舎体験
 - 茶摘み体験プランもあり

 

■②つま恋リゾート 彩の郷(HMIホテルグループ)
 [MAPCODE] 83 636 879*46
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に6km
 - 料金(2人計10,800円+P料金[500円]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 乗馬、パターゴルフ等の多彩なアクティビティーあり

   

■③くれたけイン菊川インター
 [MAPCODE] 83 580 269*31
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に7km
 - 料金(朝食付き1人3,818円、2人計7,272円~)

   

■④ホテル玄 掛川
 [MAPCODE] 83 632 572*25
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(朝食付き1人4,363円、2人計7,272円~)
 - 掛川駅周辺では数少ない駐車場無料の宿

   

■⑤パレスホテル掛川
 [MAPCODE] 83 632 363*70
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(朝食付き1人5,500円、2人計9,500円~)

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)