道の駅　ひだ朝日村

駅基本情報

駅名	ひだ朝日村(ひだあさひむら)
住所	岐阜県高山市朝日町万石150
コード	191 027 191*08
駅名の由来	「ひだ」は岐阜県北部を表す地域名の「飛騨」より。 「朝日村」は市町村合併前の旧村名より。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン
休館日	年末年始、水曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間	9:00～17:00[11/21～4/20は16:00まで] (レストラン 10:00～15:00[11/21～4/20は14:00まで])
特産品	よもぎカレー、よもぎ麺、よもぎ蒟蒻、よもぎ豆腐、よもぎアイス、トマトカレー、高山ラーメン、 赤かぶら甘酢漬け、たまり漬け、野沢菜のしぐれ、あまごのぼっか煮、飛騨牛とキクラゲのしぐれ、 朴葉みそ、飛騨牛コロッケ、飛騨牛餃子、焼き菓子「しらさぎ物語」

「よもぎ」が目立つ道の駅

　東海北陸自動車道の飛騨清見ICから国道158号線→国道361号線を通って南東に35km、 岐阜県東部の旧朝日村(現高山市朝日町)に本駅「ひだ朝日村」はある。 道中の国道158号線は別名「高山清見道路」と呼ばれる無料の高規格道路。 35kmと聞くとウンザリと感じる方も多いかも知れないが、意外と容易に本駅まで辿り着くことが出来る。 但し、関東地方など東の方向から本駅を目指す場合は中央自動車道の伊那ICから国道361号線を通って北西に92km。 こちらからは本当に大変。関東からは近そうで遠い道の駅と言えるだろう。
　さて、本駅を語るうえで忘れてはならないのが「よもぎ」。 北海道を除けば全国に自生している「よもぎ」だが、高冷地にある朝日村の「よもぎ」は品質に自信あり。 しかも最も質が良いとされる春一番に採れた「よもぎ」を使うという拘りぶり。 本駅を訪れた際は「よもぎ」を使った商品に注目である。

衝撃の緑　よもぎカレー

　本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る道の駅。 その他、マレットゴルフ場、犬の広場、子供用遊具、鯉が泳ぐ池、火の見櫓もあり、施設規模の割には楽しい道の駅である。 旧朝日村という「村」にある道の駅だが、意外と住宅に囲まれていて、 あまり田舎とは感じない(少しは感じるが…)。 利用客も比較的多く、賑わいを感じる道の駅である。
　物産館では名物「よもぎ」を使った商品が多数ある。 「よもぎ麺」「よもぎ蒟蒻」「よもぎ豆腐」「よもぎカレー」「よもぎアイス」等、 よもぎ好きには堪らない道の駅と言えるだろう。 私は「よもぎカレー」と「よもぎアイス」を購入。 「よもぎカレー」は開けてびっくり、衝撃の緑色というカレー。 よもぎ独特の苦みを感じるが、それがいい。カレーのスパイスとぴったりで「苦辛い」独特の風味を感じることが出来る。 一方「よもぎアイス」はよもぎの苦みは感じない。 むしろ一般的なアイスより更に甘い感じがする。 おそらく「よもぎ」の苦みが隠し味になり、アイスの甘味を引き立てているのだろう。 どちらも美味しく、私からも推奨したい。
　よもぎ以外では漬物が目に付く存在。「赤かぶらの甘酢漬け」「たまり漬け」「野沢菜のしぐれ」等が販売されている。 飛騨地方では定番の「飛騨牛コーナー」もある。 「飛騨牛コロッケ」「飛騨牛餃子」「飛騨牛とキクラゲのしぐれ煮」等が販売されている。

レストランでは「よもぎ麺」

　本駅のレストランは麺類10種類、定食類2種類、にカレーと牛丼の全14種類の少数尖鋭のメニュー構成。 面白いことに定食メニューにも「小うどん」が付いており、半強制的(?)に名物のうどんを食べさせられることになる。 もちろん「うどん」は「よもぎ麺」。 レストランでも「よもぎ」が大活躍である(白麵も選択可能である)。
　シンプルに「よもぎ麺」を味わうなら「かけうどん(660円)」がおすすめ。 ご飯と味噌汁付きの「かけうどんセットは(760円)」で味わうことが出来る。 その他にも「天ぷらうどん(930円)」「肉うどん(900円)」「豆乳うどん(900円)」等のうどんのメニューがある。
　定食類では岐阜の郷土食と言える2品が人気。 「飛騨牛朴葉みそ定食(2200円)」は特選飛騨牛を比較的安価で味わうお得なメニュー。 「ケイちゃん焼き定食(930円)」は野菜と鶏肉を味噌で味付けした岐阜定番の料理。 岐阜県内の道の駅を訪れている最中に一度は絶対に食べておきたい料理である。 カレー類では「よもぎカレー(770円)」。衝撃の緑色のカレーを現地で味わいたい方にはお勧めである。