AROUND JAPAN

(千葉県の道の駅 no.23)

道の駅 和田浦 WA・O!

駅基本情報
駅名 和田浦 WA・O!(わだうら ワオ)
住所 千葉県南房総市和田町仁我浦243
コード 309 122 655*74
駅名の由来 「和田浦」は駅近くの海岸の名称。「WA・O!」は造語で、3つの「O」(Oishisa:美味しさ、Omoshirosa:面白さ、Omotenashi:おもてなし) を1つの「輪」に繋ぎ合わせたもの。ワオ! という響きに南房総の旅の楽しさを凝縮させたもの。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、テイクアウトコーナー、WA・O!アトリウム
休館日 不定休
営業時間 9:00~17:30
(レストラン 10:00~15:30)
(テイクアウトコーナー 10:00~17:00)
特産品 WA・O!カレー、鯨カレー、鯨ハム、鯨ジャーキー、鯨のタレ、鯨ベーコン、鯨大和煮、鯨金山寺みそ煮、 館山佐藤商店のばななフォレタルト、パッションフルーツ、鯛味噌瓦せんべい、花かつお、タコかま

道の駅 和田浦 WA・O!の特徴

  • 日本で5ヶ所しかない捕鯨基地がある町

  • 物産館では鯨を使った加工品を販売

  • レストランでは懐かしの「くじら給食」を提供

日本に5ヶ所しかない捕鯨基地

 館山自動車道の富浦ICから国道127号線沿いを南へ6キロ、更に通称「房総黒潮ライン」と呼ばれる国道128号線を東に16キロ。 海岸沿いに長細く伸びる千葉県南部の旧和田町(現南房総市和田町)に本駅「和田浦WA・O!」はある。
 和田町と聞いて何かピンと来る方は少ないかも知れないが、実は日本で5ヶ所しかない沿岸捕鯨基地がある町。 和田町は関東地方では唯一、沿岸捕鯨が許可されており、その捕獲枠は年間およそ90頭。 道の駅近くの港では鯨の解体も見学可能であり、色々と賛否はあるものの、和田町観光の目玉になっている。 ただ、解体が行われる日は前日まで分からず、 更に開始時間も早朝であるため遠方から訪れて鯨の解体を見学するのはなかなかハードルが高いかも知れない。 なお、鯨解体の情報は外房捕鯨(株)のホームページに掲載されているので、 見学希望者は参考にする方が良いだろう。
 捕鯨の町の和田町にある本駅はもちろん鯨を中心にした道の駅。 駅入り口にはシロナガスクジラの全身骨格があり、その大きさに驚かされる。 物産館でもレストランでも鯨が中心。 本駅を訪れた際は日本の伝統食でもある鯨商品や鯨料理をチェックしたい。

鯨を使った商品が多数

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る施設構成。 約50席あるレストランは道の駅としては普通の規模だが、物産館と農作物直売所に関してはやや小規模。 特に物産館で販売されている品数は約200種類と県内の他の道の駅と比較するとかなり少ない。 ただ、個人的な意見になるかも知れないが、物足りなさというのは全くない。 なぜなら「鯨」という本駅ならではの商品が多数販売されているから。 やっぱり「本駅ならでは」の商品がある道の駅は魅力的。 本駅はわざわざ訪れたくなる道の駅の一つと言えるだろう。
 そんな本駅の看板商品は駅愛称の「WA・O!」が商品名に入った「WA・O!カレー(648円)」。 国産の「つち鯨」を使った鯨肉入りのカレーである。 この「WA・O!」カレー、ちょっと食べるのに手間がかかる。 と言うのも、鯨肉がバラバラと入っているのではなく、塊の鯨肉が1つゴロっと入っているから。 この鯨肉の塊をスプーンで上手にほぐす必要があるか、これが意外と手間がかかる。2~3分位掛かるだろうか。 まあ、それも面白いと言えるだろう。
 食感的には鯨肉の筋張った感じが特徴。ビーフカレーのとろけるような肉質とは対照的。 でも、食べ応え、噛み応えという点で個人的には「WA・O!カレー」の方が好き。 味覚的には鯨肉はコクがあり渋みもある。これがなかなかカレースパイスの辛味と合っていて美味しい。 私からもお勧めできる商品である。
 「WA・O!カレー」以外にも鯨を使った商品はたくさん。 定番の「鯨ベーコン(900円)」を始めとして、南房総の定番の「鯨のタレ」、 その他「鯨ハム(615円)」「鯨ジャーキー(380円)」「鯨大和煮(540円)」「鯨金山寺みそ煮(648円)」等が販売されている。 ほぼ全ての商品が1000円以下というのも嬉しい。お土産にも最適である。
 鯨以外では「びわゼリー」「ピーナッツバター」等、千葉県定番の特産品を販売。 珍しいところでは「館山バナナ」の専門店「佐藤商店」の「ばななフォレタルト」。 南国・南房総ならではの商品である。

懐かしい「くじら給食」が名物

 続いて本駅のレストラン「お食事処和田浜」だが、和田浦の幸を満喫することが出来る。 中でも注目のメニューは「くじら給食」。数量限定、売り切れ必至の話題沸騰メニューになっている。
 まず、食器が懐かしい。お盆は昔、給食に使われていたアルミ製。 メインディッシュの入った皿、スープの皿も昔懐かしいスティール製。 極めつけは瓶牛乳。「まだこんな牛乳売っているんだ…」と感心してしまう。 可能であればパンはコッペパンではなくて揚げパンだったら完璧だったのだが…。 メインの鯨は磯部揚げ2枚と鯨カツ1枚。ボリューム的にもかなり満足。 これで715円なら食べる価値は十分と言えるだろう。
 更に本格的に鯨料理を味わいたい方には「和田浜特製くじら丼(1760円)がお勧め。 磯辺焼きが5枚、鯨カツが5枚、焼き鯨肉が2枚。下にあるご飯が全く見えないほど鯨が丼の上に積まれている。 ユニークなのは「くじら缶詰そのままランチ(880円)」。 なんと物産館で販売されているくじら缶詰がそのままテーブルの上に配膳される。 ご飯と味噌汁と一緒に味わうことが出来る。 その他「くじらカツ定食」「くじらカツカレー」「くじら刺身」等も味わうことが出来る。
 本レストランでは鯨以外の和田浦の幸も提供。 「旬の地魚刺身定食(1650円)」「地アジフライ定食(990円)」「名物さざえカレー(1485円)」等を味わうことが出来る。 鯨料理と地魚が盛られた「大漁舟盛り御膳(2750円)」も味わうことが出来る。
 レストラン入り口付近にはテイクアウトコーナー有り。 「くじらコロッケ」「くじら肉まん」、 南房総の三芳牛乳を使用した「ブルーベリーミルクヨーグルト」等を味わうことが出来る。



道の駅看板

道の駅看板

シロナガスクジラの標本

駅入り口近くにシロナガスクジラの標本がある

木をふんだんに使った駅施設

木をふんだんに使った駅施設。手前に物産館、奥にレストランがある。

WA・O!カレー

本駅の名物「WA・O!カレー(648円)」

WA・O!カレー

「WA・O!カレー」はつち鯨肉の大きな塊が1つ入っている。 「スプーンでほぐしてください」と裏ラベルに書かれているが、これがなかなか大変。

鯨ベーコン

こちらは定番の「鯨ベーコン」

レストラン「和田浜」

レストラン「和田浜」。くじら料理や和田浦の海の幸を味わうことが出来る。

くじら給食

懐かしい「くじら給食」。料理だけでなく食器にもこだわっている。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①四季の宿 民宿 じんざ
 [MAPCODE] 309 122 589*26
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に800m
 - 料金(夕食付1人8,000円、2人計14,000円~)
 - 2食付きプランもあり/鯨料理が自慢の宿
 - 2人以上は素泊まりプランもあり[2人計10,000円~]

   

■②地魚料理の宿 沖見屋
 [MAPCODE] 211 389 650*23
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南西に3km
 - 料金(2人計10,546円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 獲れたて地魚料理し鯨の竜田揚げが評判

   

■③海鮮の宿 舟付
 [MAPCODE] 309 188 661*15
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に5km
 - 料金(2食付き2人計27,000円~)
 - (鴨川)温泉あり
 - 金目鯛姿煮など漁師料理が自慢の宿

 

■④シーサイドペンションサンポアル
 [MAPCODE] 309 219 131*53
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に6km
 - 料金(2人計8,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 目の前は潮風感じる太平洋

 

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■③海鮮の宿 舟付

一人旅×、素泊まり×等、自由度が無い点は残念だが、2人以上で2食付きの予定の方はきっと満足される宿。 目玉は夕食の地魚料理。金目鯛の姿煮は本当に美味しい。温泉もある。


🐶ペット旅

■⑤レジーナリゾート鴨川
 [MAPCODE] 309 405 605*13
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に15km
 - 料金(1人16,637円、2人計23,274円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可[追加料金+3,000円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)