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(千葉県の道の駅 no.06)

道の駅 ローズマリー公園

駅基本情報
駅名 ローズマリー公園(ローズマリーこうえん)
住所 千葉県南房総市白子1501
コード 211 327 582*68
駅名の由来 公園の名称より。以前は16世紀の英国を再現した入場有料の公園であった。
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂
休館日 無休[年に数日の臨時休館日あり]
営業時間 9:00~17:00
(軽食堂 9:00~16:30)
特産品 びわゼリー、びわプリン、千葉のザクザクピーナッツペースト、ピーナッツサブレ、勝浦担々麺、銚子鉄道のぬれ煎餅、 くじらの大和煮、くじらのタレ、たまねぎスープ、ひじきご飯の素、蜂蜜ラングドシャ、房総生海苔、サバカレー、イワシカレー、 干物各種(アジ開き/サバの文化干し/房州サバ西京漬け/等)

道の駅 ローズマリー公園の特徴

  • 物産館の品揃えは南房総の道の駅で最大級

  • 軽食堂では高級な海鮮料理を提供

  • 「元」花景色No.1のシェイクスピアガーデンは終了

「元」花景色日本一の道の駅

 房総半島南西部を南北に貫く富津館山道路の富浦ICから国道127号線→国道128号線を南東に17km、 千葉県南部の旧丸山町(現南房総市)に本駅「ローズマリー公園」はある。 高速インターから最短のアクセスは上に記したとおりだが、 私のように「とみうら」→「南房パラダイス」→「白浜野島崎」→本駅と道の駅巡りを楽しむ方は南房総の海岸線を舐めるように走る国道410号線を使ってのアクセスになるだろう。 その国道410号線が海岸通りの役割を終え、その役割を県道127号線が引き継いですぐの所に本駅は位置している。
 本駅は16世紀のイギリスをイメージしたテーマパーク「シェークスピア・ガーデン」を中心施設とした道の駅。 ローズマリー公園の名の通り花に埋め尽くされた道の駅で、個人の見解ではあるが花風景日本一の道の駅だった。 ただ、花景色が綺麗なだけでは客はお金を落としてくれないのだろう。 シェークスピアガーデンの運営会社は経営上の理由から撤退。 2012年11月に農作物直売所を中心とした道の駅に生まれ変わった。 綺麗な花景色を提供していた花壇の面積も徐々に減少、更に本駅のシンボルだったウインドミル(風車)も取り壊されてしまった。
 新たにオープンした農作物直売所「はなまる市場」では、新鮮な農作物や千葉県全般の農作物を多数販売。 とても便利になった一方で、一面の花景色を見ることが出来なくなったのは寂しい感じがする。 私のように千葉県内の道の駅巡りを楽しむ方は同じ感想を持つ人も多いのではないだろうか。 例えば本駅で販売されている「ぴわ」関連の商品は道の駅「とみうら」で、 くじら関連の商品は道の駅「和田浦WA・O」で、ピーナッツ関連の商品は県内のほぼ全ての道の駅で購入できる。 その一方でこの花景色は本駅に来なければ見ることが出来なかった絶景。 それが無くなってしまったのは残念でならない。
 ただ、そのように考えるのはおそらく少数派。 多くの方は便利になった本駅を歓迎しているようだ。 来客数、売上などの詳細な数字は不明だが、私が見る限りリニューアル後の方が明らかに賑わっている。 経営的には本駅のリニューアルは大成功だったようだ。

「はなまる市場」では千葉県全般の特産品

 本駅は「はなまる市場」と呼ばれる商業施設、「パーマーズファーム」と呼ばれる観光案内所から成る施設構成。 「はなまる市場」内には物産館、農作物直売所、軽食堂が入っている。
 まずは「はなまる市場」内の物産コーナーだが、千葉県内の特産品を幅広く販売。 詳しく数えた訳では無いが、商品の数はおそらく1000種類以上あるだろう。 「びわコーナー」「ピーナッツコーナー」「鯨コーナー」等、商品の種類ごとにきちんと区分けされているので、 お目当ての商品を探しやすくなっているのも特徴である。 代表的な商品を挙げると、まず「びわコーナー」では「びわゼリー」「びわプリン」「びわシャーベット」等を販売。 「ピーナッツコーナー」では「ピーナッツサブレ」「ピーナッツラングドシャ」 「ピーナッツバター塗ってからトースト」等を販売。 「カレンデュラ(きんせんか)コーナー」では「カレンデュラクッキー」「カレンデュラドライハーブ」等を販売。 「干物コーナー」では「アジ開き」「房州さば西京漬け」「サバの文化干し」等を販売。
 一つ残念な点を挙げると、例えばびわ関連なら「道の駅とみうら」、ピーナッツ関連では「道の駅木更津うまくたの里」が本家であり、 本駅ならではのオリジナル商品が少ない(無い?)こと。 逆に、千葉県内の特産品はほぼ揃っているので、 本駅に来さえすれば県内の他の道の駅を廻る必要が殆ど無い(少なくとも特産品の購入のためなら)。 これを「便利」と感じるか、「味気ない」と感じるかは人それぞれ。 まあ、道の駅巡りにあまり時間を掛けられない方にとっては重宝される道の駅と言えるだろう。

「軽」食堂とは思えない本格料理を提供

 続いて、「はなまる市場」内の一角に設けられている食事処…一応、スペースや形状的に軽食堂と呼ばせてもらうが、 「軽」食堂と呼ぶには失礼なくらいメニューは本格的なもの。 「本まぐろトロ丼」は2780円、「ウニ・トロ・イクラの贅沢丼」は2880円、「贅沢くじらめし」は1880円。 少し値が張るが、南房総の海の幸を満喫することが出来る。
 この軽食堂の素晴らしいところは1000円以下の廉価メニューも充実している点。 「まぐろサーモンアボカ丼(950円)」「まかないユッケ丼(850円)」「キハダまぐろ赤身丼(830円)」等を提供。 その日の美味しい魚を丼にした「本日のおまかせ丼(800円)」も人気になっている。
 厨房を挟んで反対側のテラス席では特製のソフトクリームが人気。 房総の牛乳を使った「濃厚牛乳ソフトクリーム」、南房総産のびわを使った「びわソフトクリーム」が特に人気になっている。



道の駅看板

道の駅看板

中心施設の「はなまる市場」

中心施設の「はなまる市場」

軽食堂「TOTOMARU」

軽食堂「TOTOMARU」では「本まぐろトロ丼」「ウニ・とろ・イクラの贅沢丼」等を販売。 1000円以下の廉価メニューもある。

ソフトクリーム売店

ソフトクリーム売店では「びわソフト」「みよし牛乳ソフト」等を販売。

テナントショップ

テナントショップ。ここに帽子作成体験工房がある。

リニューアル前のローズマリー公園

ここからはリニューアル前の花景色No.1だった頃の本駅を紹介。 まずは英国風建物。この建物自体は現在も残っている。

パンジーの花

パンジーやローズマリー等、色々な花が咲いていた。

菜の花に囲まれた風車

菜の花に囲まれた風車も美しかった。風車は残念ながら取り壊されてしまった。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①サウスバード イン
 [MAPCODE] 211 296 058*22
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に2km
 - 料金(1人10,000円、2人計10,546円~)
 - 🐶ペット可のプランあり(楽天トラベル)[追加料金+4,200円]

   

■②地魚料理の宿 沖見屋
 [MAPCODE] 211 389 650*23
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北東に3km
 - 料金(2人計10,546円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 獲れたて地魚料理し鯨の竜田揚げが評判

   

■③ペンション ビーチハウス
 [MAPCODE] 211 236 003*62
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(1人6,091円、2人計10,364円~)
 - 食事付きプランもあり

 

■④美味しい温泉 夢みさき
 [MAPCODE] 211 236 099*50
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(2人計21,600円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - ウニ、本マグロ、ヤリイカ等、ご馳走がいっぱい

   

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■②地魚料理の宿 沖見屋

南房総に来たからには美味しい地魚をお腹いっぱいに食べたいもの。 そんな贅沢を叶えてくれるのが本宿。左の写真でも標準コース(2人計23,636円~)。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)