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(宮城県の道の駅 no.12)

道の駅 村田

駅基本情報
駅名 村田(むらた)
住所 宮城県柴田郡村田町大字村田字北塩内41
コード 156 701 794*07
駅名の由来 町名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、村田町歴史みらい館
休館日 年末年始
(レストラン 上記に加えて第2・4月曜日[祝日と重なる場合は翌日])
(村田町歴史みらい館 12/27~1/5、月曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間 9:00~17:00
(レストラン 11:00~16:30)
特産品 白石ウーメン、そら豆うどん、そら豆饅頭、そら豆ケーキ、そら豆米粉麺、そら豆アイス、そら豆蒟蒻、 そら豆ようかん、梅ようかん、いちごかりんとう、 きんぴらごぼうかりんとう、りんごかりんとう、野菜かりんとう、国菊の甘酒、くるみ餅、ずんだ饅頭、 伊達の塩ゴマだれ餅

高速から一時退出可能な道の駅

 東北自動車道の村田ICから県道14号線を南に100m、宮城県南部の村田町に本駅「村田」はある。 本駅の特徴は、まず高速インターからの近さ。 この近さ故、本駅は全国で23ヶ所しかない「高速道路から一時退出可能な道の駅」に選定されている。 通常、目的地までの途中で高速道路を退出すると余計な高速料金が掛かるもの。 しかし、村田ICを退出して本駅に立ち寄っても余計な高速料金は掛からない。 これは高速道路を使って道の駅巡りをされる方にはとても有難いこと。 ETC2.0搭載車限定のサービスだが、時間制限は3時間とかなり長い。 これなら本駅で買い物・食事、更には後述の「みちのく宮城の小京都」と呼ばれる町内の街並み見学も出来そうだ。
 もう一つの特徴…、これはあまり嬉しくない特徴だが、なぜか駐車場が混雑すること。 早朝と夜間の時間帯は私が訪れたことがないので分からないが、 平日/休日/午前/午後、どの時間帯に訪れても駐車スペースを探すのに苦労する。 道の駅施設内にはあまり人はいないにも関わらず…。 この謎は私の中ではいまだに未解決だが、念のため第2駐車場の存在も知っておいた方が良いかも知れない。 第2駐車場は道の駅から見える卵の専門店「森の芽ぶき たまご舎」のすぐ横。 第2駐車場からでも本駅までは歩いて数分の距離である。

「そら豆」と「ウーメン」が特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る施設構成。 平均的な道の駅と比較すると小規模な感じがするが、現在、村田町では物産館の売り場面積拡張を計画中。 数年後には大規模な道の駅に変貌する可能性もある。
 物産館では村田町、および近隣市町村の特産品を販売。 目に付く商品は「そら豆」。 そら豆は村田町を代表する特産品。6月中旬には本駅で「そら豆まつり」が開催され、多くの客を集める。 そら豆を使った加工品も多数。「そら豆うどん」「そら豆饅頭」「そら豆ケーキ」「そら豆米粉麺」 「そら豆アイス」「そら豆蒟蒻」「そら豆ようかん」等、数多くのそら豆を使った商品が販売されている。
 本駅でもう一つ目につく商品は「白石温麺(うーめん)」。近隣の白石市が発祥の麺類だが、 宮城県南部では郷土料理と言っても良い商品。 残念ながら白石市には道の駅は存在しないので、道の駅巡りの途中で温麺を購入する場合は、 本駅か「道の駅かくだ」、又は「道の駅七ヶ宿」で購入するのが良いだろう。 温麺は素麺とよく似た極細の麺だが、製造工程で油を使用していないのが素麺とは異なるところ。 胃腸の弱い方、お子様やお年寄りにも安心の健康食品である。 本駅では温麺の種類も豊富。胡桃ダレ/胡麻ダレ/醤油ダレ/中華風/ワカメ/ひっぱり/等がある。 販売されているメーカーも17社と豊富。自分の好みに合った味付けを選択できる。
 その他の商品では地元菓子店「阿部屋」の「梅羊羹」、およびイチゴ/きんぴら/りんご/野菜の4種類の「かりんとう」。 「くるみ餅」「ずんだ餅」「伊達の塩ゴマダレ餅」等、宮城伝統の餅菓子も販売されている。

レストランでは限定の2つの丼

 続いてレストランの紹介だが、本駅のレストランでは「牛タン丼(1250円)」「まぐろ漬け丼(1100円)」の2つの丼が人気のメニュー。 両方とも1日10食限定なので、2つの丼目当ての方は、なるべく正午前に本駅を訪れたい。 「そら豆うどん」も本駅の名物メニュー。 「そら豆ざるうどん(650円)」「かき揚げそら豆うどん(700円)」「山菜そら豆うどん(720円)」等がある。 温かいそら豆うどん、冷たいそら豆うどんの両方が販売されているので、 当日の気温やその日の気分で好みの方を選択したい。
 定食類ではご飯におかず6品が付いた「城山定食(1450円)」が店の看板メニュー。 「ロースとんかつ定食(1100円)」もある。その他にも「ビーフカレー(820円)」「仙台味噌かつ丼(980円)」 「お子様プレート(500円)」もある。
 本駅のすぐ近くには村田町歴史みらい館がある。 ここでは町内伝統の「布袋まつり」に関する展示を行っている。 また年に4回企画展も実施。入場は無料なので本駅を訪れた際は、是非、村田町歴史みらい館にも立ち寄りたい。

みちのく宮城の小京都

 さて、村田町は「みちのく宮城の小京都」と呼ばれる古風で美しい街並みが有名。 時間に余裕がある方は本駅から800m東にある村田町の「蔵の町並み」を見学したい。 本駅に車を置いて徒歩で向かっても片道15分程度だが、蔵の正面にも駐車場はあるので車で向かう方が良いかも知れない。 蔵の正面の駐車場が満車の場合は中央公民館の無料駐車場(道の駅からは南東に500m)も利用可能である。
 村田町の蔵の町並みの特徴は「豪勢である」こと。 仙台と山形を結ぶ街道の分岐点に存在した村田町は商業が栄え、その繁栄の証として豪勢な蔵を建設したと言われている。 また、豪勢な店蔵と門が一対となり連続する景観は日本でもほぼ、ここだけと言われている。 本駅を訪れたなら、是非、古の美しい景観を堪能したい。



道の駅看板

道の駅看板

駅施設

蔵をイメージした駅施設。この中に物産館、農作物直売所、レストランがある。

歴史みらい館

道の駅のすぐ隣に「歴史みらい館」がある

布袋まつり

歴史みらい館内では村田町の祭り「布袋まつり」の展示が行われている

三宅義信氏の展示

歴史みらい館内では村田町出身の重量挙げオリンピック金メダリストの三宅義信氏の展示も行われている。 ちなみにオリンピック銀・銅メダリストの三宅宏実氏は三宅義信氏の姪にあたる。

牛タン丼とまぐろ漬け丼

レストランでは「牛タン丼」と「まぐろ漬け丼」が人気。どちらも1日10食限定。

蔵の町並み

道の駅から東に800mのところにある蔵の町並み。「みちのく宮城の小京都」と呼ばれている。 豪勢な店蔵が並んでいるのが特徴。個人的な希望になるが、是非、無電柱化を行って欲しい。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①民宿 大久
 [MAPCODE] 156 763 017*21
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に3km
 - 料金(4,000円~)
 - 食事付きプランもあり

 

■②グリーンホテル大河原
 [MAPCODE] 156 461 268*61
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に10km
 - 料金(1人5,455円~)
 - 【注】シングルルームのみ
 - 駅から遠い点を除けば口コミ評価は4.5点以上の高評価

   

■③古民家宿 柚子のあぜ道雨乞のかえる
 [MAPCODE] 21 064 609*74
 (口コミ平均5.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に11km
 - 料金(7,000円~)
 - 2食付きプランもあり[+3,000円]
 - 🐶ペット可
 - 一日一組限定、築170年の古民家の宿
 - 週末の宿泊料金は1棟35,000円~[7人まで宿泊可]

   

■④岩盤浴すみかわ
 [MAPCODE] 464 104 472*71
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に13km
 - 料金(1人4,409円、2人計7,454円~)
 - 食事付きプランもあり/岩盤浴あり
 - 🐶ペット可のプランあり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
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