AROUND JAPAN

(岩手県の道の駅 no.02)

道の駅 高田松原

駅基本情報
駅名 高田松原(たかたまつばら)[休業中:2020年度再開予定]
住所 岩手県陸前高田市高田町字古川28-5
駅名の由来 かつて存在した広田湾岸に並ぶ約6000本の防潮林の名称より。2011年に発生した東日本大震災に伴う津波により消滅してしまった。
施設 東日本大震災の影響により休業中。[隣接施設]一本松茶屋(物産館/レストラン/喫茶店)
特産品 おつまみ板こんぶ、牡蠣のバーニャカウダ、乾燥ほや、塩蔵わかめ、いちご煮、ふのり、こんぶ飴、 味付ポン酢柚子「君がいないと困る」、もろみ醤油「奇跡の醤」、りんごエール、特別純米酒「奇跡の一本松」、 奇跡の一本松みそまんじゅう、奇跡の一本松ロールクッキー、奇跡の一本松たまごせんべい

津波被害からの復興に向けて

三陸沿岸自動車道の気仙沼中央ICから国道45号線を北に22km。 真っ青な広田湾と広田湾を覆う高田松原という松林を視界に捉える場所に本駅「高田松原」は存在する。 いや、正確には「存在した」と言うべきだろうか。 本駅が位置する陸前高田市は2011年3月に発生した東日本大震災で最も被害を受けた町の一つ。 大津波が町を襲い、市域の約7割が波に飲まれ、1000人以上の犠牲者を出してしまった。 過去に何度も津波から町を守ってきた防潮林の高田松原は1本(奇跡の一本松)を残して全て壊滅。 本駅に関しても3階建ての駅施設「タピック45」は大津波の餌食となり、 外形こそ残ったもののボロボロの状態になってしまった。 津波被害から約7年、街は復興に向けて動き出しているが、本駅もようやく復活に向けて動き出した。 2015年度に国土交通省が指定する「重点道の駅」に選定されたことにより、本駅の再建が正式に決定。 計画では2020年度に追悼祈念施設を併設した道の駅としてグランドオープンすることになっている。 なお、被災した旧施設のタピック45は震災遺構として保存されることになっている。

一本松茶屋が道の駅の役割

本稿記載の2018年現在では道の駅はクローズ中だが、道の駅のすぐ近くに一本松茶屋という施設がある。 ここには無料の大きな駐車場、24時間利用可能な多目的トイレ、更に物産館、レストラン、喫茶店が備わっており、 実質、道の駅と言っても良いくらいの施設になっている。 一本松茶屋の物産館では陸前高田市の特産品を多数販売。 「おつまみ板こんぶ」「牡蠣のバーニャカウダ」「乾燥ほや」「塩蔵わかめ」「いちご煮」 「ふのり」等の海産物加工品が数多く販売されている。 創業200年以上の老舗メーカー「八木澤商店」の商品も販売。 味付きポン酢柚子「君がいないと困る」は町の復興の過程で何度かマスコミにも取り上げられているので、 ご存知の方も多いだろう。 高田松原の松林の中で唯一、生き残った「奇跡の一本松」を称える商品も多数。 特別純米酒「奇跡の一本松」や菓子の「奇跡の一本松ロールクッキー」「奇跡の一本松たまごせんべい」等が販売されている。 併設のレストラン「岩張楼(がんばろう)」はラーメンが中心のメニュー構成。 「岩張楼ラーメン(800円)」「塩/醤油ラーメン(600円)」等がある。 喫茶店「和カフェ つるや」は広田湾産のふのり、ワカメが入った「海鮮うどん(750円)」 や4段階の辛さを味わうカレー(900円)が人気。 これらのメニューはランチタイムメニューとして提供されている。


在りし日の道の駅看板

在りし日の道の駅看板(2007年10月撮影)

在りし日の駅施設

在りし日の駅施設「タピック45」。レストランと海産物直売所が入っていた。(2007年10月撮影)

在りし日の物産館と農作物直売所

在りし日の物産館と農作物直売所。この建物は津波によって跡形なく流されてしまった。(2007年10月撮影)

在りし日のけんか七夕の神輿

タピック45内では名物「けんか七夕」で用いられる神輿が展示されていた。(2007年10月撮影)

在りし日の高田松原

在りし日の高田松原。もうこの松林を見ることは出来ない。(2007年10月撮影)

現在のタピック45

現在のタピック45。震災遺構として保存される予定。

一本松茶屋

道の駅の代役を果たしている一本松茶屋

一本松茶屋の施設遠景

一本松茶屋の施設遠景。右側に物産館、左側にレストランと喫茶店がある。

やぎさわカフェ

訪問日は定休日だったが八木澤商店が経営する「やぎさわカフェ」もある。「しょうゆソフト」が人気のようだ。

奇跡の一本松

一本松茶屋から歩いて20分の所にある「奇跡の一本松」。海水によって根が腐り枯死となってしまったが、 人工的な処理を加えてモニュメントとして保存されている。